お世話になります!
昨今庭木の代表としてよく見かけるモチノキという樹木があります。
中心の大きい木がモチノキです。
特徴としては一年中葉が落ちることのない常緑樹です。
葉っぱはさわるとスベスベしています。
このように生育が旺盛であっという間にこれくらいの高さにまで成長してしまいます。
そのため出来るだけ樹木自体を小さくしたいとのお客様からの要望を頂きました。
今までは刈り込みバサミを使うことによるお手入れで手入れを行い形を整えて来ましたが
刈り込みのコツはこちらを参考に↓
葉っぱを残すようにお手入れしていたので半年もするとこのように生い茂って圧迫感が出てきてしまいます。
そこで極限まで小さくするために枝抜きと葉っぱがなくなるくらいまでお手入れすることにしました。
今までは枝の大小に関わらず刈り込んで整えていました。
今度は枝の塊の中でも本当に小さい枝を残して太めの枝は抜いてしまうようにしました。
太い枝に比べて、細い枝の方が緩やかに成長して行くため伸びも抑えられるし、
適度に透けて見えるため見た目がよりきれいになり、庭が広く見えるようになります。
すなわち圧迫感がなくなるということです。
しかしこの剪定方法
仕上がりはスッキリとしますが
いくつか注意点があります。
1.寒い時期や暑い時期には行えない
このような剪定は木に大幅にダメージを与える剪定でもあります。
寒さが厳しい時期や暑さが厳しい時期に行うとたちまち木が弱り、枯れてしまえ恐れがあります。
そのためベストは3~4月の暖かくなり始めたかな~という時期がいいです。
正直この時期での施工はギリギリと言えるでしょう。
2.手間がかかる
剪定作業は刈り込み作業と比べて手間がかかる傾向にあります。
枝一つ一つを揃えていかなければならないからです。
モチノキは特に枝の数が多くこの木を仕上げるのに職人3人で木に登り半日を要しました。
仕上がったモチノキです。
刈り込みバサミで整えるモチノキも綺麗ですが
剪定で仕上げたモチノキもまた違った味を出しています。
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