庭木の葉や枝が黒く汚れている、ベタベタしている…。 その症状はカイガラムシが原因の「すす病」かもしれません。
すす病は放置すると光合成を妨げ、木を弱らせます。 この記事では、庭師の現場経験をもとに すす病の正しい治し方・原因・再発防止策を初心者向けに詳しく解説します。
すす病とは?黒いカビの正体
すす病はカビの一種ですが、 実はカイガラムシの排泄物(甘露)を栄養にして繁殖します。

- 葉が黒くなる
- 触るとベタベタする
- 枝や幹も黒く汚れる
- 光合成が阻害される
つまり、すす病を治すには カイガラムシを駆除しなければ根本解決しません。
カイガラムシが原因か確認する方法
枝や幹に以下のようなものが付いていませんか?
- 白い粒状の塊
- 茶色い貝殻のようなもの
- 粉を吹いたような付着物

これがカイガラムシです。 放置すると爆発的に増え、すす病が拡大します。
すす病の治し方【3ステップ】
① カイガラムシを物理的に除去する
まずは歯ブラシやヘラでこそぎ落とすことが重要です。 殻に守られているため、薬剤だけでは不十分です。
- 歯ブラシで優しく擦る
- 竹串やヘラで落とす
- 落とした虫は袋に回収
② マシン油乳剤で卵を窒息させる(冬期)
休眠期(12〜2月)に散布すると高い効果があります。 翌年の発生を大きく減らせます。
カイガラムシ駆除方法はこちら③ 黒くなった葉を洗い流す
カイガラムシ駆除後、 ホースの水圧や薄めた中性洗剤で黒カビを落とします。
- 強くこすりすぎない
- 葉を傷つけない
- 風通しを改善する
重度の場合は剪定して新芽更新を促す方が早い場合もあります。
殺虫剤を使うベストタイミング
6〜7月の幼虫期が最大のチャンスです。 殻がないため、薬剤がよく効きます。
カイガラムシに効くオススメ薬剤はこちらやってはいけないNG対処
- 黒い部分だけ拭いて終わり
- 木酢液だけに頼る
- 放置する
原因(カイガラムシ)を除去しないと再発します。
すす病を再発させない管理方法
① 透かし剪定で風通し改善
枝が混み合うと害虫が増えます。
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透かし剪定のやり方
② 年1回の冬期防除
マシン油乳剤を習慣化するだけで発生率が激減します。
③ 株元に粒剤を使用
予防目的ならオルトランDX粒剤も効果的です。
業者に依頼すべきケース
- 幹全体が真っ黒
- 高木で届かない
- 毎年繰り返す
重度の場合は専門業者の方が早く確実です。
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まとめ
カイガラムシによるすす病は、 「虫の除去 → 薬剤 → 風通し改善」 が正しい順番です。
黒カビだけを落としても意味がありません。 原因から断つことが最大のポイントです。
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