お世話になります。
残暑が厳しい季節ですがいかがお過ごしでしょうか?
今時期は草やツルの伸びの最盛期で、草刈り三昧でございます。
その中で少し厄介なツルの紹介をしていきます。
ヤブカラシとは?
ヤブガラシともいい、藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示していることからそう呼ばれ、別名ビンボウカズラともいいます。
その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住みかに生い茂る。
あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されています。
道端、林縁、荒れ地などに生え、市街地では公園のフェンスなどによく絡まっています。写真はオオムラサキツツジに絡まるヤブカラシ。
ツルの長さは 2 ~ 3 メートルで、葉と対生する巻きひげが伸びて他のものに巻き付き、覆い被さって葉を茂らせます。
ヤブカラシの取り方
よくありがちなのが映えているヤブカラシをそのままぶちぶち手で引っ張ってとることですが あまりオススメしません。
地面から生えて絡まる物ですのでぶちぶち上っ面を切るだけではまたすぐにいっぱいに覆われてしまいます。
こちらはツツジに蔓延っていたヤブカラシを下におろしたところです。
ぶちぶち切らずにこのように一度下に下げるようにしましょう。(ツルの出所が良く見えるため)
矢印の方向にツルの出所があるので根を引っこ抜くか根元で切るようにします。
ただ根は物凄く深く蔓延っているので全て引っこ抜くのは中々骨が折れる作業になりますので
とりあえず根元で切るということを頭においてください。
ヤブカラシの枯らしかた
ヤブカラシを完全に失くすのは至難の技と言えます。地上部を抜き取っても土中に根茎を残すと春から夏にかけて盛んに芽を出し、地下茎は横に長く伸びるため、一度広がってしまうと、その土地から完全に取り除くのはほぼ不可能と言えます。
ですが数を減らしたり、小さくすることは出来ます。
除草剤の使用
手取りの場合だと限界があるので除草剤との併用で対応します。
ヤブカラシが生えている場所によって使える除草剤が変わるので注意します。
フェンスなどに絡み付いているヤブカラシ
フェンスやコンクリートなどに絡み付いている場合は根を根こそぎ枯らす除草剤を希釈濃いめで使用します。
根元でヤブカラシを取り除いたらその根元に除草剤をたっぷり散布してしまいましょう。
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液状の除草剤で業者も良く使っていますし、テレビCMも放映されているポピュラーな除草剤です。
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ネコソギ
粒剤の除草剤で液状の除草剤よりも残こう性があって強力です。
広い範囲に撒けないことが弱点です。
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樹木に絡み付いている場合
この場合は前述通りの除草剤散布はあまりオススメ出来ません。
ヤブカラシの根っこと一緒に樹木もダメージを受けてしまうからです。
枯れても構わないということであれば問題ないのですがそうでない場合はやり方を考えます。
除草剤を使わず根元で処理する
前述通りでハサミ等で根元でツルを切り取ります。樹木へのダメージはほぼゼロですが、すぐに新しいツルが伸びてくるでしょう。
除草剤を使うとすれば根まで枯らすものではないものを使う
前述二つの除草剤は根まで枯らす除草剤なので使ってはいけません。
根は枯らさないが表面状は枯らすことが出来る除草剤を根元に散布することで樹木へのダメージを少なくします。
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バスタ
液状の除草剤で作物の周りにも安心してお使い頂けます。
ヤブカラシの管理
上記の通りヤブカラシの完全除去はほぼ期待できません。
そのためこまめな管理が必要になります。
ヤブカラシが生えてきて確認できたら小さい段階で前述の方法を使うことで徐々に数を減らし、小さくし目立たなくすることが出来ます。
1ヶ月単位で管理すればある程度荒らさず綺麗に保てますので
とにかく 放置しない
ということを念頭においてヤブカラシと向き合いましょう。