庭師の独り言(座右の銘) 仕事を進める上で大切にしている言葉

お世話になります。

独り言だと思って聞いてください。

人生において自分自身を奮い立たせる言葉といいますか大事にしている言葉ってあると思います。

小さい頃と今では自分自身そういう言葉は変わってきましたが皆さんはどうでしょうか?

現在の座右の銘

ちなみに今現在の自分の座右の銘といいますか大事にしている言葉は

やるべきことをやる

です。

私たち職人は現場を任されその現場の施工をし、完成させて始めて報酬が得られます。

私たち職人が利益を出して会社を成り立たせて行くためにはいかに効率よく現場を進めていくかにかかってくるため

そこは腕の見せ所になります。

現場を効率よく進めていくためには工程の段取りが最重要で

現場の代理人さんの意見を聞きつつ私たちが効率よく進めやすいように工夫しながら現場を進めます。

そのときに与えられた仕事をただやるのではなくどうすれば早く丁寧に進められるかを職人1人1人が考えることでもっと仕事が捗るようになります。

仕事に責任を持ち、1人1人がやるべきことをやることで結果に繋がることから

やるべきことをやる

この言葉を意識するようになりました。

この言葉は仕事が上手くいってないときにも響いてくる言葉であると思っていて

何で進捗がよくないか?何で上手くいっていないか?

などを考えて

どうすればいいか?今やるべきことは何か?

考えることで改善案が編み出されていきます。

いわば職人を思考停止させないための言葉でもあると思っています。

仕事は全体を見ながらゴールへ向けて進めていくのが理想的ですが、

今何をしていけばいい結果を得つつゴールへ向かえるか!

仕事を進める上でのベストな言葉だと思うので今現在の私自身の

座右の銘 とさせていただいています。

今は変わってしまいましたが

過去にここにくるまでで

自分自身で大切にしていた言葉もありました。

小学生~中学くらいまでの座右の銘

私自身は小学校低学年から高校卒業まで野球をしていて

日々 甲子園を目標に頑張ってきたつもりです。

なぜ甲子園を目標にすることになったかですが小さいときにTVで見た甲子園中継が影響していて

これほど広い場所で大歓声を浴びながら野球することはさぞ気持ちいいんだろうな!

最初はそういう気持ちでした。

しかし、野球をやり始めて徐々に理想と現実のギャップに気づかされてきます。

あの場所(甲子園)でプレーするのは簡単なことではなく

地方大会で優勝しないと甲子園に出ることも難しくまた勝ち抜くまでが大変だと

さらに試合に勝つために厳しい練習に耐えなくてはいけないという

たどり着くためには計り知れない修羅場を経験しないといけないことがわかりました。

当初練習についていけずもうやめてしまおうかと思いましたが

そこでコーチにかけられた言葉によって

自分を奮い立たせることができました。

努力

です。

何かを成し遂げるためには練習のほかに努力することが大切だと教えられました。

最初は嘘だろ?と

こんなに練習しても足りないの?

と思いましたが 練習のほかに努力出来れば他の人と差をつけることが出来る。

この言葉を聞いて

自分にも可能性があるかもしれない!と奮い立たせることができました。

小学生時代は 努力 の言葉を胸に

練習終わりにはほぼ毎日バットの素振りをすることを心がけ始めました。

嫌になるときもありましたが

試合に出たかったし、甲子園に行くためにやるしかないと奮い立たせながら頑張りました。

小学校高学年から試合に出させてもらうようになり公式戦でも打てるようになってきたことが嬉しく、

やはり努力は報われるんだなと思いました。

中学~高校

しかし、中学校 高校辺りから周りとの実力差に引け目を感じるようになってきます。

それでも小学校の成功体験を胸にどんなに疲れていても素振りをすることは欠かしませんでした。

ところが続けても実力差は埋まりませんでした。

周りも同じように努力(練習)するからです。

高校3年の春に母校が甲子園に出場することは出来ました。

そのため甲子園に行きたいという目標は結果的に達成できましたが

自分は試合にも出られないいわば補欠で

チームメイトに連れていってもらった結果でした。

この事から得た教訓は

強く願っていれば結果が出やすくなるしそういう環境に周りがなってくる。

努力は必ず報われるとは限らずやり方次第で結果は変わる。

この2つです。

努力でよい結果を得ている人はただ漠然と練習をするわけではなくしっかり自分がこうなりたいとイメージを持っていて

そのイメージに向けて模索し、試行錯誤を繰り返しながら少しずつゴールへ近づいて行く。

これを粘り強く続けていけるから

いい結果になるように環境が変わっていくんだろうなと

だから成功するんだろうなとそう感じます。

そのため私は努力が報われるかどうかは目的をしっかり持ちその目的にあったやり方を着実に遂行できたかどうかだと思います。

これは仕事にも直結してくると思うのです。

高校卒業~現在

冒頭の方で仕事は各々がやるべきことをやることで着実にゴールに向けて進むことが出来る と言ってきました。

それは言い換えれば目的(ゴール)に向かって自分の頭の中で何がベストかを考えて努力しているとなると思います。

高校生活で得た教訓からその事を意識し始めたお陰か仕事の技術はゆっくりながらも着実に身に付くようになり

ゴールに向けて進んでいくことが出来るようになってきたと思います。

ただここで満足して思考を止めてしまうとここで終わってしまうので

もっといいやり方はないのか?

など今でも考えて行動しているところです。

その行動が やるべきことをやる

さらに 努力 となってくると思います。

成長の段階で考え方が変わったかなと思っても実は繋がっていることに気づいた今日この頃でした。

明日以降も仕事頑張ります。

脱線してしまい失礼しました!

<衝撃>厄介なヤブカラシ 枯らす 失くす方法

お世話になります。

残暑が厳しい季節ですがいかがお過ごしでしょうか?

今時期は草やツルの伸びの最盛期で、草刈り三昧でございます。

その中で少し厄介なツルの紹介をしていきます。

ヤブカラシとは?

ヤブガラシともいい、藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示していることからそう呼ばれ、別名ビンボウカズラともいいます。

その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住みかに生い茂る。

あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されています。

道端、林縁、荒れ地などに生え、市街地では公園のフェンスなどによく絡まっています。写真はオオムラサキツツジに絡まるヤブカラシ。

ツルの長さは 2 ~ 3 メートルで、葉と対生する巻きひげが伸びて他のものに巻き付き、覆い被さって葉を茂らせます。

ヤブカラシの取り方

よくありがちなのが映えているヤブカラシをそのままぶちぶち手で引っ張ってとることですが あまりオススメしません。

地面から生えて絡まる物ですのでぶちぶち上っ面を切るだけではまたすぐにいっぱいに覆われてしまいます。

こちらはツツジに蔓延っていたヤブカラシを下におろしたところです。

ぶちぶち切らずにこのように一度下に下げるようにしましょう。(ツルの出所が良く見えるため)

矢印の方向にツルの出所があるので根を引っこ抜くか根元で切るようにします。

ただ根は物凄く深く蔓延っているので全て引っこ抜くのは中々骨が折れる作業になりますので

とりあえず根元で切るということを頭においてください。

ヤブカラシの枯らしかた

ヤブカラシを完全に失くすのは至難の技と言えます。地上部を抜き取っても土中に根茎を残すと春から夏にかけて盛んに芽を出し、地下茎は横に長く伸びるため、一度広がってしまうと、その土地から完全に取り除くのはほぼ不可能と言えます。

ですが数を減らしたり、小さくすることは出来ます。

除草剤の使用

手取りの場合だと限界があるので除草剤との併用で対応します。

ヤブカラシが生えている場所によって使える除草剤が変わるので注意します。

フェンスなどに絡み付いているヤブカラシ

フェンスやコンクリートなどに絡み付いている場合は根を根こそぎ枯らす除草剤を希釈濃いめで使用します。

根元でヤブカラシを取り除いたらその根元に除草剤をたっぷり散布してしまいましょう。

オススメ除草剤↓

ラウンドアップ

液状の除草剤で業者も良く使っていますし、テレビCMも放映されているポピュラーな除草剤です。

https://www.roundupjp.com/products/maxload/

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ネコソギ

粒剤の除草剤で液状の除草剤よりも残こう性があって強力です。

広い範囲に撒けないことが弱点です。

https://www.rainbow-f.co.jp/nekosogidochi/



樹木に絡み付いている場合

この場合は前述通りの除草剤散布はあまりオススメ出来ません。

ヤブカラシの根っこと一緒に樹木もダメージを受けてしまうからです。

枯れても構わないということであれば問題ないのですがそうでない場合はやり方を考えます。

除草剤を使わず根元で処理する

前述通りでハサミ等で根元でツルを切り取ります。樹木へのダメージはほぼゼロですが、すぐに新しいツルが伸びてくるでしょう。

除草剤を使うとすれば根まで枯らすものではないものを使う

前述二つの除草剤は根まで枯らす除草剤なので使ってはいけません。

根は枯らさないが表面状は枯らすことが出来る除草剤を根元に散布することで樹木へのダメージを少なくします。

オススメ除草剤↓

バスタ

液状の除草剤で作物の周りにも安心してお使い頂けます。

https://basta.jp/


ヤブカラシの管理

上記の通りヤブカラシの完全除去はほぼ期待できません。

そのためこまめな管理が必要になります。

ヤブカラシが生えてきて確認できたら小さい段階で前述の方法を使うことで徐々に数を減らし、小さくし目立たなくすることが出来ます。

1ヶ月単位で管理すればある程度荒らさず綺麗に保てますので

とにかく 放置しない

ということを念頭においてヤブカラシと向き合いましょう。

<何かと役立つ>庭師が教える 虎刈りにならない草(芝)刈りの方法

お世話になります。

暖かくなり草が生い茂る季節となりました。

草の悩みは毎年の事で除草の苦労も絶えません。

ご家庭によっては草刈り機などで草刈りをするというところもあると思います。

そんな時、草刈りをした後どうも

草や芝生が虎刈りのようにまばらになったり草や芝丈が一定でなく今一つ綺麗に見えないという悩みもあると思います。

インターネットから引用 虎刈りの芝生

そこであまり慣れていない人でも簡単に草や芝を美しく綺麗に刈れる方法を伝授できればと思います。

インターネットから引用 キレイな芝生
虎刈りでない 草刈り後

ここまでキレイになると気持ちいいですよね!しっかりコツを覚えればこれくらいのクオリティの芝生を楽しむことが出来ます。

まず

なぜ草刈り箇所がまばらになってしまうかを説明していきます。

今回は肩かけ式の草刈り機で作業した場合の原因です。

1.力が入りすぎている

肩掛け式の草刈り機を使うときの注意点としては先端部分を地面と平行にするように肩掛けバンドを調整することから始めます。

肩にかけて だらん とさせた位置が平行となるようにします。

そうすることで手や体に力をいれることなく地面と平行状態が完成します。

ところが人間心理として刈っているうちにしっかり刈らなくてはと意識することにより知らず知らずに力が入ります。

そうなると折角平行にしたのに先端がぶれて結果虎刈りのようになります。

それを避けるため刈っている際は力を入れず極論添えるだけを意識します。

2.刈る場所が定まっていない

草刈りはその場所から平行移動で徐々に刈り幅を広げて行くことがキレイに仕上げるコツです。

簡単に言えば塗り絵の容量です。

刈る場所を気分でバラバラに刈ってしまうとどこを刈っているか分からなくなり虎刈りになりやすくなります。

3.修正の仕方がわからない

これは軽く応用になるんですが、仮に力を入れず徐々に刈り進めたとしても

まっすぐキレイになるかと言えばそうではありません。

草の種類が全て一緒だったり、地面がまったいらとかであればそれも可能ですが

草はバラバラだし、地面も所々で高低差が異なります。

そのためどうしても刈り跡がまっすぐにならなかったりします。

そこの箇所をどう修正するかですが

一番簡単なのは その場で揃えてしまう です。

刈っていく途中でとなりと色だったり高さが違うなと思ったらとなりと揃えてやるのが良いです。

後はその繰り返しです。

刈り終わりには全体を眺めてみて濃さを見て調整すれば尚良くなります。

たかが草刈りされど草刈りですが

よりキレイにすると気持ちいいものなので是非キレイなやり方をマスターして下さい。

プロと素人の違い 庭師が解説

お世話になっております。

年の瀬になりお手入れの頻度が増えて来てどこの植木屋さんも大忙しです。

あらゆるところで手入れをしているのを見ているとふと疑問に思うことがありませんか?

プロの仕上げ方と素人または少しかじったことのある方との違いはどこにあるのか?

やはり年明けは庭を綺麗にしたい方は多いですが頼むのであればプロの方が良いですよね?

ただ素人またはかじった方にはそれ相応の良いところもあるのでそれも解説していきます。

プロ

1.仕上がりが綺麗

2.作業が早い

3.掃除が綺麗

4.金額が高め

素人

1.金額が安価

2.仕上がりに不安あり

3.出来る木と出来ない木がある

4.作業は丁寧

プロ

1.仕上がりが綺麗

プロはいきなりなれません。誰しもが下積みを積んで仕事が出来るようになっていきます。

最初は親方に怒られ怒られ指導されながら成長していくのです。

そのため仕上がりのジャッジは非常にシビアで

出来るプロは仕上がりが非常に綺麗です。

そうでないと切らせてもらえませんからね。

2.作業が早い

作これも経験と訓練によりけりなのですが

作業が早いだけで雑な仕事をするのはプロ失格です。作業は早く丁寧に綺麗にすることが出来てプロです。

また作業を早くこなすことは理由があります。

大体庭師は1日何人でいくら

という風に金額を出すことが多く

かかった日数と人の数によって金額が変動していきます。

ということは早く作業が終えられたら金額が押さえられるということになります。

それではわざと遅く作業すればいいのではと思いますが

お客さんもそこまで鈍くありません。

それこそ早く丁寧な業者を探すことでしょう。

そのため早くかつ丁寧に出来る業者が求められているのです。

3.掃除が綺麗

庭師に求められるのは剪定や伐採の腕や木の知識など様々ですが

最後の掃除をキチンとこなせてこそプロです。

なぜなら掃除は一番大切といっても過言ではありません。

いくら剪定を完璧にこなし綺麗にしても最後の掃除が雑だと全てが汚く見えてしまいます。

それがわかっているからこそプロは隅々まで掃除を綺麗にして作業を終えます。

4.金額が高め

デメリットの部分になりますが一般的に植木屋さんは金額が高めという点があります。

大体ですが1人1日作業して¥15000

それに経費や枝ごみ処理代金を上乗せした金額を請求していくというのが主です。

これは地域差や会社によって出し方が違う場合があるので一概には言えません。

それが人が増えていくと金額がさらに倍になっていくため額面の金額は高くなりがちです。

素人

1.金額は安め

あまり素人という呼び方は失礼に値してしまうかもしれませんが違いがわかるように呼ばせていただきます。

本人たちはプロと自覚していない分金額は安めに設定していると思います。

代表的なところはシルバー人材センターのような組織です。

良くお客さんから聞くのはシルバーさんは安いよということです。

シルバー人材センターの金額の出し方は存じ上げませんが草むしりや様々な庭回りの事を安価にやってくれるという評判があります。

2.仕上がりに不安あり

これもお客さんから聞いた話なのですが安価な分少し仕上がりが物足りないという声もあります。

もっとこうしてほしいというところまで手が届かないというもどかしさもあるのがたまに傷です。

3.出来る木と出来ない木がある

これはどうしても木には高い木というものが存在してこなさなくてはならないのですが

木が高くなるにつれ危険度が増します。

素人といいますかあまり慣れてない方にはハードルが高かったり、シルバーさんで言えば高齢の方が多く、高い木はやらないというのがあるようです。

安全第一なのでその判断もアリです。

ですがお客様からしたら大きい木も含めて作業してほしい訳ですのでプロとは差が出てきてしまいます。

また、マツなどの木も切り方のセオリーを無視して切ったことにより形が今一になってしまったケースも多々あります。

4.作業が丁寧

上記のデメリットはありつつも作業は丁寧にしっかりやってくれます。

安く丁寧に作業してくれるのは非常に安心できるし、好感が持てると思います。

以上プロと素人の違いを解説していきましたが決してシルバーさんや他の業者さんを否定するわけではありません。

本職の植木屋さんと比べるとということですので

もちろんシルバーさんや他の業者さんにも良い点が多くあります。

むしろ高齢になり自然と携わり関わるというのは同業者として嬉しいことです。

要するに用途や重視する方向によって業者を選べばいいんだと思います。

庭をしっかり綺麗にしたいのであれば

プロの本職の植木屋さん。

出来るだけ安くてある程度綺麗になっていれば良いのであればシルバーさんなどの業者。

ご自身のライフスタイルにあわせて選ぶのが一番いいです。

<目からウロコ>伐採 方法 特殊(庭師が教える家庭でも出来る伐採の方法)

お世話になります。

樹木の伐採作業をしてきましたが

伐採場所が少々特殊な場所での作業になりました。

始めに

伐採場所は川の堤防です。

堤防から生えてきた実生木の伐採作業を行いました。

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実生木とは?

本来植える場所ではない また、植えることが出来ないであろう場所から種などがこぼれて木が生えてくることを言います。

木というものは不思議で種が発芽さえ出来ればどんな場所でも生えてきます。

凄まじいですね!

その実生木が大きくなりすぎてしまったので伐採してほしいとの依頼でした。

堤防の伐採は普通の平地と比べて方法が少々異なります。

まず普通の平地と違い木が生えている場所が斜面になります。

そのため普通に切断すると川の中に落ちてしまいます。

川に切った枝を落とすわけにはいかないので方法を手順を追って説明していきます。

※伐採はチェーンソーで行うものとする。

チェーンソーの使い方 伐採方法

1.脚立などを使って切れる範囲の川とは反対側の枝を切る

これは少しでも木自体を軽くするためです。

何故かは後で説明します。

2.川の方向に向いている枝はロープを使って引っ張って切る。

この作業で一番大切な作業です。

ロープの縛る場所やロープの結び方が甘かったりすると川に枝が落ちてしまいます。

1の作業で樹木を軽くしたのはロープで引っ張りやすくするためです。

ロープの結ぶ場所は真ん中よりも上にするのがセオリーです。

サルスベリで解説します↓

ロープワーク図解説

このサルスベリを根元で切る場合は

赤丸の位置にロープを結びます。

いわゆるテコの原理で力がかかる場所から離れた場所を作用点とすると少ない力で枝や幹が引っ張れます。

ロープの結び方ですが

力を加えても外れにくく、尚且つ切った後は外しやすい縛り方がいいです。

縛り方の詳しい解説はこちらから↓

動画解説(ロープワーク編)

youtubeから引用

木を川に落とさないことも大事ですが

何より自分が落ちないように十分足元に注意するようにしてください。

ここまで少し特殊なケースの伐採を解説してきました。

中々このようなケースはご家庭ではないと思います。

そこでここからはご家庭でも出来る伐採な方法を出来る限り解説していきます。

ご家庭でも出来る伐採方法

ご家庭の樹木を伐採する場合ですが、あまりにも高すぎる木はより危険が伴うため業者に依頼した方が良いです。

自分の背丈くらいの物や少し脚立を登れば切れそうな物を切る体で解説していきます。

一般的な伐採のイメージは根元からチェーンソーを入れて一気に倒すイメージをお持ちだと思います。

これは倒す方向や周りに障害物がないか 人がいないか?

など気を遣う箇所が多く危険度が増す仕事になります。

そうではなく木の上部から細かく切り詰めていく方法をオススメします。

そうすれば一回一回の大きさがそれほど大きくなく危険度も上記ほどではありません。

またサルスベリで解説します↓

このように赤で印をつけたところで細かく切っていくと比較的安全に作業できます。

また、運びやすい大きさにあらかじめ切れるため後の掃除も楽になります。

伐採は思いの外 重労働になるため、

どうしても手がつけられないときは業者に相談してみてください!

<役立つ>笹 笹刈り 笹の除去(笹の除去方法を解説)

お世話になります。

管理の一環として、河川の草刈りを請け負っていますが、草やツルはもちろんですが笹の伸びかたがすごかったです。

右側に少し見えにくいですが柵とサイクリングロードがあります。

川の方から笹が垂れてきて柵の上まで掛かってきています。

笹の除去

今回の場合はシンプルに

肩掛け式の草刈り機を先端をチップソーにして刈っていきました。

注意点としてはチップソーは必ず切れるもの(刃が飛んでおらずちゃんと着いているもの)を使うようにしてください!

効率が大幅に変わってきます。

肩掛け式草刈り機の使い方は

↓を参照

肩掛け式の草刈り機の使い方

チップソーとその種類

チップソーで笹刈りをしていくんですがチップソーにも種類があって

笹刈り用のチップソーがあるみたいです。

笹刈り用は草刈り用のチップソーと比べて刃が多くきめ細かいのが特徴です。

草刈り用チップソー

インターネットから引用

メリット

ある程度土を切ってしまったとしても切れ味は鈍りにくい

ある程度大きめな草でもサクサク切れる

デメリット

笹や竹なども切れるがサクサクは切れない

笹刈り用チップソー

インターネットから引用

メリット

笹や竹などサクサク切れる

刃が多いので低木などもある程度の太さの枝は切れる。

デメリット

土を切ってしまった際に、切れ味が鈍りやすい。

上記が2つチップソーを使ってみた感想になります。

ある程度高刈りで良ければ笹用のチップソー

地面すれすれで刈る場合は草刈り用のチップソー

を使うと良い感じで仕事できます。

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まとめ

この方法での施工の場合笹の丈は低くなって伸びを抑えられますが

また時間が経つと伸びてきてしまいます。

出来る限り長い期間根絶する方法はないものか?

ご家庭でお困りのケースもあるかと思います。

ここからご自宅で出来る笹の根絶方法を紹介していきます。

笹、竹は根により繁殖するため、根まで枯らす除草剤が効果的です。

笹や竹とは違い、幹への原液注入ができないため、ラウンドアップやサンフーロン(30倍希釈くらい)などの濃いめの希釈液の散布を行います。

これらの除草剤は葉や幹から吸収されるため、表土に散布するのではなく植物自体に直接かかるように散布しましょう。

除草剤を撒くときは必ず手袋やメガネを着用するようにします。

特に希釈が濃い除草剤を使うため人体への影響を考慮して徹底します。

ラウンドアップ

https://www.roundupjp.com/


サンフーロン

http://sunfulon.jp/smarts/index/17/

ちなみにサンフーロンの方が少しリーズナブルなためオススメです❗


モチノキ 透かし剪定(小さくする剪定 庭師が解説)

お世話になります!

昨今庭木の代表としてよく見かけるモチノキという樹木があります。

中心の大きい木がモチノキです。

特徴としては一年中葉が落ちることのない常緑樹です。

葉っぱはさわるとスベスベしています。

このように生育が旺盛であっという間にこれくらいの高さにまで成長してしまいます。

そのため出来るだけ樹木自体を小さくしたいとのお客様からの要望を頂きました。

今までは刈り込みバサミを使うことによるお手入れで手入れを行い形を整えて来ましたが

刈り込みのコツはこちらを参考に↓

https://garden52.net/263/

葉っぱを残すようにお手入れしていたので半年もするとこのように生い茂って圧迫感が出てきてしまいます。

そこで極限まで小さくするために枝抜きと葉っぱがなくなるくらいまでお手入れすることにしました。

今までは枝の大小に関わらず刈り込んで整えていました。

今度は枝の塊の中でも本当に小さい枝を残して太めの枝は抜いてしまうようにしました。

太い枝に比べて、細い枝の方が緩やかに成長して行くため伸びも抑えられるし、

適度に透けて見えるため見た目がよりきれいになり、庭が広く見えるようになります。

すなわち圧迫感がなくなるということです。

しかしこの剪定方法

仕上がりはスッキリとしますが

いくつか注意点があります。

1.寒い時期や暑い時期には行えない

このような剪定は木に大幅にダメージを与える剪定でもあります。

寒さが厳しい時期や暑さが厳しい時期に行うとたちまち木が弱り、枯れてしまえ恐れがあります。

そのためベストは3~4月の暖かくなり始めたかな~という時期がいいです。

正直この時期での施工はギリギリと言えるでしょう。

2.手間がかかる

剪定作業は刈り込み作業と比べて手間がかかる傾向にあります。

枝一つ一つを揃えていかなければならないからです。

モチノキは特に枝の数が多くこの木を仕上げるのに職人3人で木に登り半日を要しました。

仕上がったモチノキです。

刈り込みバサミで整えるモチノキも綺麗ですが

剪定で仕上げたモチノキもまた違った味を出しています。

プロの技を体験する

庭師 剪定(チャボヒバ編 剪定したチャボヒバと刈り込んだチャボヒバを徹底比較)

お世話になっております🙇

庭木で人気のある樹木としてチャボヒバも挙げられています。

チャボヒバはヒノキの園芸品種でヒノキに比べると枝葉が短くて密生する性質があり、その様子を短足のチャボに例えて名付けられました。生長がゆっくりな樹木で初期の生育は特に遅いです。(1m伸びるのに5~6年かかると言われています)ヒノキ・サワラ類の中ではオーソドックスで庭木としてもっともよく使われているもののひとつです。庭の洋風和風を問わずに幅広くマッチし、きれいに仕立てられたチャボヒバは何となく気品があり高級な感じがします。

こんもりと茂って様々な形に仕立てることができます。

よくあるのは各枝ごとに玉造りになっている物です。

枝先に葉っぱが玉状に固まっており、刈り込むことで形を整えます。

チャボヒバです。

玉の1つを拡大してみます。

こんな感じになっています。

この玉をハサミで刈り込んでいきます。使用するハサミですが刈り込み鋏だと少し大きいためやりづらい場合があります。そのため片手で使える刈り込み鋏を使うと非常にやりやすいです。

無い場合は両手の刈り込み鋏でもオッケーです。コツとしてはあまり深く刈り込まず表面に出ている葉っぱを揃えるイメージです。

深く刈りすぎてしまうと枯れてしまう恐れがあります。

こんな感じになります。

近くで見ると不揃いにも見えますが問題ありません。

注意する点として

脇や裾を揃える

枯れ葉を落とす

この二つが大切です。

表面を刈り揃えても裾が汚いと全体的に汚く見えてしまいますので裾はしっかり刈り込みます。

枯れ葉は玉の中に溜まっているので両手で擦るようにすると綺麗に取れます。最初に玉を両手で擦り、刈り込むと効率よく綺麗に出来ます。

続いてチャボヒバの剪定です。

上記のように刈り込みで仕上げる庭がほとんどですが剪定で仕上げるケースもあります。

こちらもチャボヒバになりますが玉造りではないため枝先の細かい枝を残す剪定で仕上げたいと思います。

こちらも枝先の一部を拡大してみます。

こちらが拡大図です。

葉の集合体から輪郭よりも出ている枝(強い枝)を取り除き、細かく小さい枝を残すようにします。

このように枝先にパラッとした小枝や葉っぱを残すことで美しく仕上げることが出来ます。

コツとしては必要以上に切りすぎないことです。

極端に言えば太い枝を取った後は小枝はいじらなくてもある程度整ってしまいます。必要以上に小枝を触って薄くしすぎてしまうのも木にとって良くないので切りすぎないということを念頭に置いてください。

ただ内部は枝が混みやすいため多すぎる場合や方向の悪い枝は取り除いて内部まで日が当たるようにします。

剪定後のチャボヒバです。

このように小枝を残すことで刈り込みで仕上げるのとは一味違う感じにすることが出来ます。

どちらの仕上がりが好みかは人によりますがチャボヒバが綺麗になっていると庭が締まって見えるのでお手入れ必至です!

ただ、2通りのやり方があるけれど刈り込みの方が簡単だからそちらで仕上げたほうがいいのでは?

その通りです。刈り込みの方が難易度は低いため初心者でも綺麗に仕上げることが出来ます。

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刈り込みと剪定とではメリットとデメリットがあるのです。

刈り込み仕上げメリット

作業時間が早く、綺麗に仕上がる。

デメリット

内部の枝が枯れるので年々枯れ葉の除去が大変。

剪定仕上げメリット

内部にもよく日が当たり、枯れ葉が少なくなる。

デメリット

とにかく手間がかかる。

特性を理解しつつあったやり方で仕上げることをオススメします。

チェーンソー 使い方 (庭師が教える 伐採の方法と片付けのやり方を解説)

お世話になっております🙇

庭師の仕事は様々ですが、庭木を元から切ってしまう伐採という仕事も庭師の仕事としてよく依頼されます。伐採は形を整える剪定や刈り込みなどのお手入れとは違い、樹木を元から切って無くしてしまう作業です。

それは樹木の大きさに関わらず依頼されますが大きさによってやり方が異なってきますがそれは後程解説します。

まずは、伐採をおこなうに当たって必要となる道具を紹介していきます。

幹が細いものなどはノコギリを使って切ることも可能ですが、幹が太くなるとノコギリでの作業は手間がかかるし、何より腕がパンパンになります。

太い幹を伐採するときはチェーンソーという道具を使うことで効率化を図れます。

チェーンソーは、多数の小さな刃がついたソーチェーンを動力により回転させて、ノコギリと同様に対象物を切ることができる動力工具の一種です。主に林業などで使われます。日本語ではでは鎖鋸といいます。

ソーチェーンとは刃の部分のことでチェーンのようになっていることからそう呼ばれていて、ガイドバーと呼ばれるバーに取り付けて使用します。

インターネットから引用

一般的なチェーンソーです。先端の黒い部分がガイドバーとソーチェーンになります。

簡単な使い方ですがエンジンをかけて、アクセルを吹かせるとソーチェーンが高速回転し、木に当てると削るように木を切断して行きます。

背丈くらいの木を伐採すると仮定して解説します。

充分な広さがある場合は根元に刃を入れて一発で倒す方法もありますが、木の上部から少しずつ切っていく方法もあります。

どちらもメリットとデメリットはあります。

根元から一発で倒す方法

メリット

作業が早い

刃をいれる回数が少ないのでチェーンソーの負担が少ない

デメリット

倒した後に運びやすいように細かく切らなければならない

充分な広さがないと作業が行えない。

上から少しずつ切っていく

メリット

細かくなるので後の掃除がしやすい

狭い場所でも安全に作業ができる。

デメリット

少々時間がかかる

チェーンソーへの負担がかかる

このように分類されますが安全面を考慮するのであれば上から少しずつ切っていく方法が良いでしょう。根元から一発で倒す方法は上級者向けと言えます。

片付けの方法ですが枝や幹を積み込む車種によってやり方が変わってきます。今回はダンプカーを使った場合とパッカー車を使った場合で解説します。

ダンプカーの場合はダンプカーの幅ほどに木を切っていれば乗せることが出来ますし、枝や幹の太さ関係なく乗せられるのがメリットです。

ただ車高が高いため乗せるときに持ち上げなくてはいけなくて少々大変な作業になってしまいます。

またコンパネと呼ばれる木の板を車の横に設置するとその高さまで積むことが出来ますがかさばりやすく、それほど多い量を積むことが出来ないのがデメリットです。

インターネットから引用

コンパネを積んだトラックです。コンパネの高さまでゴミを積むことが出来ます。

続いてパッカー車です。

パッカー車はダンプカーと比べて積める枝ゴミの量が桁違いです。また、車高も低くゴミを持ち上げなくて良いため作業に関しては非常に楽と言えます。

ただあまりにも太い幹は積めないのがデメリットです。あまりに太い幹を積み込むと故障する恐れがあるので大体自分の腕よりも一回り大きいくらいの太さの物が限界だと思っていただければいいです。

太い幹はダンプカーに積むことになります。

ベストな車種の選定として枝ゴミが多いときはパッカー車とダンプカーを併用します。ほぼ幹のゴミであまり量がなければダンプカーのみで対応するようにします。

このように便利なチェーンソーを使った作業になりますが大変な作業なので機械もダメージが多いためメンテナンスは欠かせません。

販売店や修理店に依頼すれば、必要なメンテナンスを受けられます。簡単な点検、整備、部品交換などは使用者自身が行うこともできます。

清掃

木を切ったときに発生するおがくずや、飛び散ったオイル、泥などの汚れを清掃します。

カッターを研ぐ(目立て)

丸ヤスリでカッターを研ぎます。定期的な目立ては必須の作業であり、林業などでは休憩を兼ねて行うほど頻繁に行います。不適切に研がれたカッターは切れにくいばかりでなく、キックバック(作業中に意図せずチェーンソーが作業者向きに急激に跳ね上がる現象で、死亡事故につながる可能性も高い非常に危険な現象です)それにより燃料消費や振動を大きくするが、いくつものカッターをすべて適切に研ぐのは練習を積まなければ困難で、メーカーは補助工具を販売しています。

点検

破損や部品の脱落が発生していないか、摩耗したり劣化したりして交換を必要とする部品がないか点検します。

調整

アイドリング回転数やチェーンオイル吐出量が最適になるよう調節します。修理は破損、摩耗、劣化した部品を交換します。給油は燃料やチェーンオイルを給油します。

さらにチェーンソーはそれ自体が高速で駆動する刃物であり、さらに騒音、振動、木くずを発生させる。また、チェンソーを使って木を切るときは、切った木によって使用者が傷つけられる可能性もあります。これらの複合的な危険性から使用者を守るため、メーカーによって以下のような安全対策が提供されています。

個人用保護具の着用

ヘルメット:頭を保護します。森林内や斜面など、落下物や転落の恐れがある場所で着用します。

顔面保護具:飛散するおがくずから顔を保護します。顔を覆うメッシュ製のスクリーンになります。

保護めがね:スクリーンを通り抜ける細かい塵から目を保護します。

イヤーマフ:エンジンの騒音によって難聴になるのを防ぎます。

チェンソーズボン:カッターを脚に当てた時に瞬時にカッターを止める機能を持った、特殊繊維入りのズボンになります。

チェンソーブーツ:ズボンと同様に足を保護します。

機械自体の対策

エンジンを止めるほどではないが、短時間チェンソーを使わないときにチェーンの回転を止める「チェーンブレーキ」を備えています。チェンソーを使わないときにすぐにエンジンを止められるよう、スイッチを操作しやすい位置にレイアウトしています。各国の排気ガス規制に適合するようエンジンを改良していて、騒音を少なくするマフラーを備えています。キックバックが発生しにくいような形状のソーチェーンを開発しています。

例えば、ブレード先端を細くして同時に掛かるコマ数を少なくすることや、カバーを装着して先端のコマが対象物に当たらないようにしています。キックバックが発生した時に、前ハンドルを握っている手が自然にチェーンブレーキを作動させられるように、ブレーキレバーの形状を工夫しています。

上記の振動、騒音、排気ガスの内燃機関に起因する問題の対策として、電気式チェーンソーがあり、以前説明した充電式などはこれに当たります。

チェーンソーは便利ではありますが一歩間違えれば身体を傷つけて悪いときには亡くなってしまうこともあります。実際、現場での事故はチェーンソーが多いといわれています。

だからこそ正しい使い方をしっかりマスターして安全に作業が出来るようにしていかなければいけません。

草刈機 使いかた 庭師が機械の使用法や特徴、種類の違いを解説!

お世話になっております🙇

今時期は冬場でほとんどの草木は休眠機に入って枯れ草状態になっております。

後 2ヶ月程して暖かくなってくるとそれに比例して草の活動も活発になってきます。

そうなってくると草が繁るのはあっという間で一面が草で埋まってしまいます。

こちらは昨年の7月に入った現場ですが草丈の高い草が生い茂っていて地面が見えません。

そんなときにはどうするか?草を取り除く事で綺麗になります。ただこれだけの量を手でむしるのは正直日が暮れてしまいます。効率的ではありません。

そこで庭師はよく草刈り機を使用して作業します。

草刈り機というとくくりが大きくなるのでピンポイントでこのような現場で使う肩掛け式草刈り機の解説をしていきます。

インターネットから引用

こちらが肩掛け式の草刈り機になります。

簡単に使い方ですが、持ち手とエンジンの間に肩掛け用のバンドがついていてそれを肩にかけて持ち手を持ち、刃のついた部分を地面に平行において刈っていくという仕組みになります。

肩掛け式の草刈り機は先端のアタッチメントを替える事で用途によって使い分けることができます。写真は刃がついていると思いますがそれをナイロンコードと呼ばれるヒモのような物に替えることができます。

インターネットから引用(ナイロンコード)

それぞれの使い方は次のとおりです。

まずは先端のアタッチメントを刃にした場合です。

アタッチメントを刃に替えるときはどのような状況か?

1.草丈が高いとき

現場の草が高く伸びているときはある程度茎が太い場合が多く、ナイロンコードでは刈りきれない場合があります。その時に刃を使うとサクサク刈ることが出来ます。

2.地面が砂や砂利の時

地面が砂や砂利の場合は注意が必要です。肩掛け式の草刈り機は使っているとどうしても石が飛びやすい特徴があるのです。特にナイロンコードを使った時は物凄い量の石が飛びます。刃を使えば多少の石は飛びますがナイロンコードを使ったときよりも石の飛散量を減らすことが出来ます。

反対にナイロンコードを使う場合はどうするか?

先ほどデメリットをちらちら解説した形になりましたがナイロンコードのメリットももちろんあります。

1.草が小さいとき

刃を使う場合はある程度草丈が大きく量が多いときはざっと刈るのに効率よく便利ですが小さい草の時は全部刈りきれない事が多いです。そんな時はナイロンコードを使って刈ると綺麗になります。

2.地面の端や際を刈るとき

刃は円形になっていてその部分しか刈れないため形状が決まっている地面の端や際は刈ることが出来ません。そんな時はナイロンコードを使うことで端も際も綺麗に出来ます。素材がナイロンなので端や際にある障害物とうも傷つける心配が少ないのもメリットです。

このように刃とナイロンコードで違いがあり用途によって使い分ける必要があります。

では写真の現場ではどう作業するでしょうか?

現場の特徴ですが、

面積は50㎡ほどで草丈は高いもので背丈くらいになる。

地面は砂利が敷いてある箇所がある。

その特徴を踏まえ、手順を決めて作業をしていきます。

①大きい草を刃のアタッチメントで荒刈りする

まず草が生い茂っていて視界が悪いためある程度高い草を刈っていきます。ここで、刈り方のコツです。

刃は地面と平行になるようにします。そのためには肩掛け用のバンドの長さを調整して刃の角度を調節します。この角度が非常に大切でこの形が出来てしまえば後は横に体を回転させることで余計なをいれずに草刈り作業を進めることができます。

②刈った背丈の高い草をある程度片付ける

刈った草は結構重量があるので次の作業の妨げにならないように片付けてトラックに積んでしまいましょう。

③アタッチメントをナイロンコードに替えて仕上げる

ある程度大きい草を刈ったことで視界も良くなり小さい草が残りますので後はナイロンコードで仕上げです。地面にベッタリ付けるのではなく少し浮かせて刈るようにしてください。砂利がある箇所はそれよりも高くして、アクセルを弱めて慎重に作業を進めます。

④刈った草を熊手で集めて掃除する

ここまで来たら掃除して完全に綺麗にしましょう。刈った草を熊手で集めてトラックに積みます。細かいゴミのみになったらブロワーを使って仕上げます。コンクリートの上とかに飛散した草が散らばっていますが残っていると汚く見えるのでブロワーで吹いて綺麗にします。

ブロワーで集めたらホウキでゴミを集めてトラックに乗せて完了になります。

作業完了後です。

あれだけ生い茂っていても道具を工夫して使うことでここまで綺麗にすることができます。

今年も草がこのようになると思うので場所や状況に応じた対応をしていければと思います。