<目から鱗>ドウダンツツジ 枯れる 理由を解説

お世話になります。

庭や公園の管理をしている中でツツジは見かける頻度が多く管理もしやすいため人気の樹木です。

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ツツジって種類がいっぱいあるんだよね?

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そうだよ。主に庭木でよく使われているものは次に解説していくよ!

庭 公園でよく見かけるツツジ

5月に花をつける

サツキツツジ

インターネットから引用

薄紫の大輪の花をつける

オオムラサキツツジ

インターネットから引用

夏と秋で花と紅葉どちらも楽しめる

ドウダンツツジ

インターネットから引用

その中でドウダンツツジにフォーカスを当てて解説していきます。

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ツツジ類は非常に強い木なので、初心者にも育てやすいんだ!

ドウダンツツジ

今回のテーマですがドウダンツツジは一定の条件で枯れてしまうことがあります。

玉物のドウダンツツジが多数植栽されているお庭の管理をしたことがありますが

同じ環境で同じ管理をしているにも関わらず部分的に枯れてしまっていたり

玉物の何個かだけ枯れていたりするのです。

ここで言う 枯れ とは

冬に落葉して裸の状態のドウダンツツジを指すのではなく

幹や枝に水分がなくパサパサになっている状態のことです。

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丈夫な木のはずなのに、なんで枯れてしまうんだろう?

ドウダンツツジが枯れる原因

1.部分的に枯れている

剪定or刈り込みのやりすぎ

ドウダンツツジを手入れする際に強く刈り込んだり剪定すると養分の調節がうまく行かなくなり部分的に枯れたりすることがあります。

もちろんその部分だけ強く切りすぎてしまっても芽が出てこず枯れることがあります。

対処法

手入れをするときは出来るだけ軽めに手を入れるようにします。

葉っぱがあれば葉っぱが残るくらいの手入れにとどめます。丸坊主にするのはNG。

どうしても小さくするときは落葉している時期2~3月頃に切るようにすると良いでしょう。(枯れる可能性は少ないですが100%というわけではないのでほどほどに。)

2. 全体的に枯れてスカスカになる

テッポウムシ(カミキリ虫)による被害

木全体が枯れてしまっている場合は剪定の失敗というよりは害虫の影響を疑います。

ドウダンツツジはテッポウムシが入りやすい樹木であり、被害を受けて枯れるケースが多々あるのです。

テッポウムシはカミキリ虫の幼虫をさす生き物です。

テッポウムシの被害

テッポウムシが木を枯れさせる仕組みは食害によるものです。

具体的には木の内部に侵入し、内部から木を食べることで木を弱らせます。

下はテッポウムシの被害を受けたドウダンツツジです。

2箇所穴が空いているのがわかります。

この穴がまさにテッポウムシに食害された証拠になります。

しかしこれは枯れたドウダンツツジを伐採して始めてわかることなので事後確認になってしまいます。

枯らす前にテッポウムシの侵入がわかる方法はあるのでしょうか?

対処法

テッポウムシが木に入っているかどうかは木の根元を見ればわかります。

根元を見るとテッポウムシが食べたであろう木屑が散らばっているためそれが判断材料になります。

テッポウムシを見つけたら放置せず駆除に入ります。

木にインパクトドライバー等で穴を空けて専用の薬剤を注入することで駆除することが出来ます。

もしくは専用の保護フィルム等も販売しているので利用するのも良いでしょう。

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剪定のしすぎや害虫の発生が枯れる原因なんだね!木の中を食べちゃうとか表からではわからないね!


テッポウムシが着きやすい樹木

テッポウムシは一部の樹木に着きやすく見つけたら対処が必要となります。

モミジ

コブシ

ドウダンツツジ

・イチジク

ミカン

これらの樹木は着きやすいため注意が必要です。

よく庭木に使われる物が多いため管理する際には目を光らせておきましょう。

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テッポウムシ、要注意だね!

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見つけにくいのがまた厄介だけど、根元に木屑が落ちていないか注意して見てね!