チェーンソー 使い方 (庭師が教える 伐採の方法と片付けのやり方を解説)

お世話になっております🙇

庭師の仕事は様々ですが、庭木を元から切ってしまう伐採という仕事も庭師の仕事としてよく依頼されます。伐採は形を整える剪定や刈り込みなどのお手入れとは違い、樹木を元から切って無くしてしまう作業です。

それは樹木の大きさに関わらず依頼されますが大きさによってやり方が異なってきますがそれは後程解説します。

まずは、伐採をおこなうに当たって必要となる道具を紹介していきます。

幹が細いものなどはノコギリを使って切ることも可能ですが、幹が太くなるとノコギリでの作業は手間がかかるし、何より腕がパンパンになります。

太い幹を伐採するときはチェーンソーという道具を使うことで効率化を図れます。

チェーンソーは、多数の小さな刃がついたソーチェーンを動力により回転させて、ノコギリと同様に対象物を切ることができる動力工具の一種です。主に林業などで使われます。日本語ではでは鎖鋸といいます。

ソーチェーンとは刃の部分のことでチェーンのようになっていることからそう呼ばれていて、ガイドバーと呼ばれるバーに取り付けて使用します。

インターネットから引用

一般的なチェーンソーです。先端の黒い部分がガイドバーとソーチェーンになります。

簡単な使い方ですがエンジンをかけて、アクセルを吹かせるとソーチェーンが高速回転し、木に当てると削るように木を切断して行きます。

背丈くらいの木を伐採すると仮定して解説します。

充分な広さがある場合は根元に刃を入れて一発で倒す方法もありますが、木の上部から少しずつ切っていく方法もあります。

どちらもメリットとデメリットはあります。

根元から一発で倒す方法

メリット

作業が早い

刃をいれる回数が少ないのでチェーンソーの負担が少ない

デメリット

倒した後に運びやすいように細かく切らなければならない

充分な広さがないと作業が行えない。

上から少しずつ切っていく

メリット

細かくなるので後の掃除がしやすい

狭い場所でも安全に作業ができる。

デメリット

少々時間がかかる

チェーンソーへの負担がかかる

このように分類されますが安全面を考慮するのであれば上から少しずつ切っていく方法が良いでしょう。根元から一発で倒す方法は上級者向けと言えます。

片付けの方法ですが枝や幹を積み込む車種によってやり方が変わってきます。今回はダンプカーを使った場合とパッカー車を使った場合で解説します。

ダンプカーの場合はダンプカーの幅ほどに木を切っていれば乗せることが出来ますし、枝や幹の太さ関係なく乗せられるのがメリットです。

ただ車高が高いため乗せるときに持ち上げなくてはいけなくて少々大変な作業になってしまいます。

またコンパネと呼ばれる木の板を車の横に設置するとその高さまで積むことが出来ますがかさばりやすく、それほど多い量を積むことが出来ないのがデメリットです。

インターネットから引用

コンパネを積んだトラックです。コンパネの高さまでゴミを積むことが出来ます。

続いてパッカー車です。

パッカー車はダンプカーと比べて積める枝ゴミの量が桁違いです。また、車高も低くゴミを持ち上げなくて良いため作業に関しては非常に楽と言えます。

ただあまりにも太い幹は積めないのがデメリットです。あまりに太い幹を積み込むと故障する恐れがあるので大体自分の腕よりも一回り大きいくらいの太さの物が限界だと思っていただければいいです。

太い幹はダンプカーに積むことになります。

ベストな車種の選定として枝ゴミが多いときはパッカー車とダンプカーを併用します。ほぼ幹のゴミであまり量がなければダンプカーのみで対応するようにします。

このように便利なチェーンソーを使った作業になりますが大変な作業なので機械もダメージが多いためメンテナンスは欠かせません。

販売店や修理店に依頼すれば、必要なメンテナンスを受けられます。簡単な点検、整備、部品交換などは使用者自身が行うこともできます。

清掃

木を切ったときに発生するおがくずや、飛び散ったオイル、泥などの汚れを清掃します。

カッターを研ぐ(目立て)

丸ヤスリでカッターを研ぎます。定期的な目立ては必須の作業であり、林業などでは休憩を兼ねて行うほど頻繁に行います。不適切に研がれたカッターは切れにくいばかりでなく、キックバック(作業中に意図せずチェーンソーが作業者向きに急激に跳ね上がる現象で、死亡事故につながる可能性も高い非常に危険な現象です)それにより燃料消費や振動を大きくするが、いくつものカッターをすべて適切に研ぐのは練習を積まなければ困難で、メーカーは補助工具を販売しています。

点検

破損や部品の脱落が発生していないか、摩耗したり劣化したりして交換を必要とする部品がないか点検します。

調整

アイドリング回転数やチェーンオイル吐出量が最適になるよう調節します。修理は破損、摩耗、劣化した部品を交換します。給油は燃料やチェーンオイルを給油します。

さらにチェーンソーはそれ自体が高速で駆動する刃物であり、さらに騒音、振動、木くずを発生させる。また、チェンソーを使って木を切るときは、切った木によって使用者が傷つけられる可能性もあります。これらの複合的な危険性から使用者を守るため、メーカーによって以下のような安全対策が提供されています。

個人用保護具の着用

ヘルメット:頭を保護します。森林内や斜面など、落下物や転落の恐れがある場所で着用します。

顔面保護具:飛散するおがくずから顔を保護します。顔を覆うメッシュ製のスクリーンになります。

保護めがね:スクリーンを通り抜ける細かい塵から目を保護します。

イヤーマフ:エンジンの騒音によって難聴になるのを防ぎます。

チェンソーズボン:カッターを脚に当てた時に瞬時にカッターを止める機能を持った、特殊繊維入りのズボンになります。

チェンソーブーツ:ズボンと同様に足を保護します。

機械自体の対策

エンジンを止めるほどではないが、短時間チェンソーを使わないときにチェーンの回転を止める「チェーンブレーキ」を備えています。チェンソーを使わないときにすぐにエンジンを止められるよう、スイッチを操作しやすい位置にレイアウトしています。各国の排気ガス規制に適合するようエンジンを改良していて、騒音を少なくするマフラーを備えています。キックバックが発生しにくいような形状のソーチェーンを開発しています。

例えば、ブレード先端を細くして同時に掛かるコマ数を少なくすることや、カバーを装着して先端のコマが対象物に当たらないようにしています。キックバックが発生した時に、前ハンドルを握っている手が自然にチェーンブレーキを作動させられるように、ブレーキレバーの形状を工夫しています。

上記の振動、騒音、排気ガスの内燃機関に起因する問題の対策として、電気式チェーンソーがあり、以前説明した充電式などはこれに当たります。

チェーンソーは便利ではありますが一歩間違えれば身体を傷つけて悪いときには亡くなってしまうこともあります。実際、現場での事故はチェーンソーが多いといわれています。

だからこそ正しい使い方をしっかりマスターして安全に作業が出来るようにしていかなければいけません。

草刈機 使いかた 庭師が機械の使用法や特徴、種類の違いを解説!

お世話になっております🙇

今時期は冬場でほとんどの草木は休眠機に入って枯れ草状態になっております。

後 2ヶ月程して暖かくなってくるとそれに比例して草の活動も活発になってきます。

そうなってくると草が繁るのはあっという間で一面が草で埋まってしまいます。

こちらは昨年の7月に入った現場ですが草丈の高い草が生い茂っていて地面が見えません。

そんなときにはどうするか?草を取り除く事で綺麗になります。ただこれだけの量を手でむしるのは正直日が暮れてしまいます。効率的ではありません。

そこで庭師はよく草刈り機を使用して作業します。

草刈り機というとくくりが大きくなるのでピンポイントでこのような現場で使う肩掛け式草刈り機の解説をしていきます。

インターネットから引用

こちらが肩掛け式の草刈り機になります。

簡単に使い方ですが、持ち手とエンジンの間に肩掛け用のバンドがついていてそれを肩にかけて持ち手を持ち、刃のついた部分を地面に平行において刈っていくという仕組みになります。

肩掛け式の草刈り機は先端のアタッチメントを替える事で用途によって使い分けることができます。写真は刃がついていると思いますがそれをナイロンコードと呼ばれるヒモのような物に替えることができます。

インターネットから引用(ナイロンコード)

それぞれの使い方は次のとおりです。

まずは先端のアタッチメントを刃にした場合です。

アタッチメントを刃に替えるときはどのような状況か?

1.草丈が高いとき

現場の草が高く伸びているときはある程度茎が太い場合が多く、ナイロンコードでは刈りきれない場合があります。その時に刃を使うとサクサク刈ることが出来ます。

2.地面が砂や砂利の時

地面が砂や砂利の場合は注意が必要です。肩掛け式の草刈り機は使っているとどうしても石が飛びやすい特徴があるのです。特にナイロンコードを使った時は物凄い量の石が飛びます。刃を使えば多少の石は飛びますがナイロンコードを使ったときよりも石の飛散量を減らすことが出来ます。

反対にナイロンコードを使う場合はどうするか?

先ほどデメリットをちらちら解説した形になりましたがナイロンコードのメリットももちろんあります。

1.草が小さいとき

刃を使う場合はある程度草丈が大きく量が多いときはざっと刈るのに効率よく便利ですが小さい草の時は全部刈りきれない事が多いです。そんな時はナイロンコードを使って刈ると綺麗になります。

2.地面の端や際を刈るとき

刃は円形になっていてその部分しか刈れないため形状が決まっている地面の端や際は刈ることが出来ません。そんな時はナイロンコードを使うことで端も際も綺麗に出来ます。素材がナイロンなので端や際にある障害物とうも傷つける心配が少ないのもメリットです。

このように刃とナイロンコードで違いがあり用途によって使い分ける必要があります。

では写真の現場ではどう作業するでしょうか?

現場の特徴ですが、

面積は50㎡ほどで草丈は高いもので背丈くらいになる。

地面は砂利が敷いてある箇所がある。

その特徴を踏まえ、手順を決めて作業をしていきます。

①大きい草を刃のアタッチメントで荒刈りする

まず草が生い茂っていて視界が悪いためある程度高い草を刈っていきます。ここで、刈り方のコツです。

刃は地面と平行になるようにします。そのためには肩掛け用のバンドの長さを調整して刃の角度を調節します。この角度が非常に大切でこの形が出来てしまえば後は横に体を回転させることで余計なをいれずに草刈り作業を進めることができます。

②刈った背丈の高い草をある程度片付ける

刈った草は結構重量があるので次の作業の妨げにならないように片付けてトラックに積んでしまいましょう。

③アタッチメントをナイロンコードに替えて仕上げる

ある程度大きい草を刈ったことで視界も良くなり小さい草が残りますので後はナイロンコードで仕上げです。地面にベッタリ付けるのではなく少し浮かせて刈るようにしてください。砂利がある箇所はそれよりも高くして、アクセルを弱めて慎重に作業を進めます。

④刈った草を熊手で集めて掃除する

ここまで来たら掃除して完全に綺麗にしましょう。刈った草を熊手で集めてトラックに積みます。細かいゴミのみになったらブロワーを使って仕上げます。コンクリートの上とかに飛散した草が散らばっていますが残っていると汚く見えるのでブロワーで吹いて綺麗にします。

ブロワーで集めたらホウキでゴミを集めてトラックに乗せて完了になります。

作業完了後です。

あれだけ生い茂っていても道具を工夫して使うことでここまで綺麗にすることができます。

今年も草がこのようになると思うので場所や状況に応じた対応をしていければと思います。

ブロワーとは?用途と使い方を解説!きれいなお庭の仕上げ方や掃除のコツも伝授)

お世話になっております🙇

庭師の仕事で一番大切ことはなんでしょうか?綺麗に手入れが出来ることでしょうか?それともお客様とのコミュニケーションでしょうか?

確かにどちらも大切なことで庭師の仕事をするに当たって欠かせないことです。

綺麗に手入れをして管理できる技術がなければお客様を満足させられませんし、コミュニケーションが取れなければお客様の望む出来映えに近づけることは出来ません。しかしこれらは経験等によるものなので数を多くこなすことで形になってきます。

それよりも庭仕事には大切なことがあります。それは最後の掃除です。

何でと思うかもしれませんがこの掃除の出来映えによっては全てが台無しになってしまいます。

仮にすべての木を完璧に綺麗に仕上げたとしても切った枝ゴミが残っていればお庭は綺麗に見えません。

枝ゴミを綺麗に掃除して庭にゴミひとつ落ちていない状態にすることがお庭手入れの完成形になります。

よく庭師初心者は掃除を任されます。

理由としては、単純作業で特別な技術は必要ないからです。しかし単純なこの作業ほど仕事において一番大切になります。逆にいえば掃除が雑だと他の手入れやお客様との会話にステージを上げることが出来ないと言えますし、掃除が綺麗に出来れば他の仕事も自信を持ってできるようになります。

今回は初心者でもよく分かるようにに基本的な掃除のやり方を伝授します。

普段の庭仕事にも活用できるので必見です。

枝ゴミは大きいゴミと小さいゴミとで分けることが出来ます。さらにそこから細かいゴミ、ちりゴミとなっていきます。大きいゴミとは簡単に言えば熊手で集めるには大変なゴミです。この大きなゴミは手運びでトラックなどに乗せるとよくはかどります。

小さいゴミは熊手で運べるだけのゴミである程度熊手を使って集めてテミと呼ばれるちり取りでトラックに乗せます。それよりも細かいゴミはホウキで集めることも出来ますが庭の木を切っている場合は同じ場所にゴミがあるとは限らず、いろいろな場所に木があり、その下に枝ゴミは落ちることとなります。

そのため一ヶ所ずつホウキで集めては非効率になります。

そこで便利になってくる道具がブロワーと呼ばれる道具になります。

ブロワーとは簡単に言いますと送風機のことです。

インターネットから引用

上のように機械前方の筒状の吹き出し口から風を出してゴミを一ヶ所に集めることができる道具です。

ブロワーは非常に便利で細かいゴミであれば風によって綺麗に仕上げることが出来ます。ホウキで掃くよりも綺麗になるため非常に重宝します。

熊手で枝ゴミを運んで葉っぱのみになったらブロワーを使ってゴミを集めることができるのです。

そんな便利なブロワーですが使うときには注意点があります。

1.枝が残っていると風で飛ばない

ブロワーを使うのはあくまで最後の仕上げです。まだ枝が残っているときは風で飛ばないため逆に非効率になります。必ず葉っぱなどの軽いゴミのみになったときにブロワーは使います。

2.ホコリが舞いやすい

ブロワーは風を送り出す機械なので吹き出した風によって土ぼこりが舞う場合があります。思わぬ苦情がきたりもするので回りをしっかり確認して吹き出す風の強さを調節して土ぼこりの被害を最小限にします。ちなみに風の強さはアクセルによって調節可能です。

次にブロワーの使い方についてです。

上手く使いこなすには練習が必要ですが使いこなせると掃除がグッと楽になります。

1.風を吹き出してゴミを飛ばすときに進みすぎない

どういうことかといいますと、ブロワーは風を出してゴミを前に運んでいきますがその一点だけに集中しすぎて前にどんどん進んで行くことが多いです。ゴミはまず自分が立っている位置の前半径はその場所にとどまって前に送るようにします。一点だけに風を当てるのではなく半径を確認して半径分のゴミを前に送るということです。こうすることでゴミの吹き残しがなくなっていちいち戻らなくても良くなるので掃除効率が良くなります。

2.ゴミを集める箇所付近にきたら風の強さを弱くして飛びすぎないようにする

ブロワーはゴミを集める箇所まではアクセル全開で使うことがほとんどですが箇所付近にきたらゴミをそこに置かなくてはいけないので風の強さを弱くしてせっかく集めたゴミが飛んでいかないようにする必要があります。

ここまで来たら後は集めたゴミをホウキで収集して完了です。

ゴミの大きさによって使う道具を変えて効率化を図る。時間が勝負の庭師にとって非常に大切なことです。

ここまでで掃除の流れを解説しましたがまとめです。

大きい枝を集める

大きい枝→手運びか大きめの熊手で集める。

小さい枝を集める

小さい枝→熊手で集めてテミで回収する。

葉っぱや細かい枝を集める

ブロワーを使って一ヶ所に集める。

集めたゴミをホウキとテミを使って仕上げ

完了!

さらなる美しさのために応用編です。

切った木の下が何も障害物がないとやりやすいのですが低木があったり草花があったりするケースもあります。その場合、その障害物に切った枝が引っかかります。これをかかり枝というのですがこのかかり枝を放置するとどうなるか?

最初のうちは目立たないのですが切った枝なので徐々に枯れて茶色くなります。そうなると見た目がすごく悪くなり、せっかく綺麗に剪定したのに台無しです。

落ちた枝を片付ける前に障害物があるときはかかり枝がかかっていないか確認してあれば取り除きます。見にくい場合は熊手などでその障害物を軽く叩くと隠れていたかかり枝がでてきます。

手順を加えるとしたら大きな枝を集める前にかかり枝を徹底的に除去します。ここまでやってお庭の仕上げが完成します。

正直手間だなと思うかもしれませんが大切なんです。お金を出して植木屋さんを頼んでいるのですからそこまでやってこそ商売として成立すると思います。初心者でも出来るいわゆる基礎の作業ですが突き詰めれば基礎が一番大切だということに気づかされます。

それは庭仕事だけでなくあらゆるジャンルでも該当すると思います。経験を詰めば技術はどんどん身に付いてきますので天狗にならず常に基礎が大事だと言い聞かせて今後も仕事できると良いですね。

ちなみに先ほど紹介したブロワーですが、私たち庭師はエンジン式の物を多用しています。他にも充電式の物などいろいろな種類があるのですがそれぞれに利点、欠点があります。

少し紹介したいと思います。

エンジン式のブロワー

利点

馬力が強いため風力も強い。そのためある程度のゴミを風で飛ばすことができる。

欠点

燃料が必要で燃料代がかかる。音が少しうるさく、騒音が気になる。

充電式のブロワー

利点

バッテリーを充電して使用するため燃料代がかからない。

音が静かで騒音が気にならない。

欠点

エンジンの物よりも風力が弱い場合があり、本当に細かいゴミしか集められない。

バッテリーが切れたら使えない。予備の準備は必須。

このようにエンジンと充電のもので違いがありますがこれも場所や用途に応じて使うと便利です。

例えば家の中などを掃除する際は充電式の物を掃除機と併用したりすると便利かもしれません。音も静かですし、バッテリーが切れたらすぐに充電もできます。

最近は車の中でも使えるブロワーも販売されているみたいですね!今度見に行きたいと思います!

庭師が教える樹木(ヤツデの特徴と剪定の仕方)編

お世話になっております🙇

樹木には当たり前ですが高く成長するものやそれほど大きくならないものとありますが今回はそれほど大きくならない樹木があるので紹介していきます。

今回はヤツデという樹木です。

ヤツデは葉っぱが手のような形をしています。それが8つあるからヤツデもといいたいところですが実際は7、9つというのが事実です。丈夫なので庭木としてもよく植えられます。古人は魔除けの意味で庭に植えていたともいわれている縁起物の樹木です。

葉を乾燥させたものは「八角金盤」と呼ばれる生薬になり、去痰などの薬として用いられます。しかし、葉などにはヤツデサポニンという物質が含まれ、過剰摂取すると下痢や嘔吐、溶血を起こしますので注意します。

また、葉を刻んで浴湯料として風呂に入れると、リウマチに効果があるとされます。

昔は殺虫剤として用いていたこともあります。

剪定ですが、春から夏にかけて思いきって古い枝を短く切り詰めます。萌芽力が強いので強めに切っても心配ありません。切り口付近から新芽が発芽して1~2年後にはコンパクトな樹形に整います。

ヤツデが起こしやすい病気は黄色紋羽病、炭そ病、黄斑病などがあり、黄色紋羽病は、若木や苗木の地上部が急にしおれ、葉は水気が抜け黄緑色になって下垂します。葉の縁部から発病し葉枯れ症状となる炭そ病で葉に斑点が生じるのが黄斑病です。

害虫はあまり見られませんが、乾燥気味のところではカイガラムシが発生しがちです。

庭師のお仕事 (イヌシデ〈ソネ〉の強剪定とは?その特徴も解説)編

お世話になっております🙇

公園剪定真っ只中です。今回は毎年手をつけるわけではなく、実に3年程放置をしてしまったイヌシデ(ソネ)を思い切り小さくします。

とてもノコギリだけでは枝が太すぎるためチェーンソーを使っての手入れになります。

大体高さは5メートルくらいなので上部は脚立では届かないため登っての作業となります。

木に登ってのチェーンソー使用となるため注意しなくては行けないことがあります。

1.誤って落下しないよう足場を確保し、安全帯を使用する。

木に登っての作業で一番気を付けなくては行けないことは木から落下することです。落下することにより大怪我をしたり、酷いときには死に至ることもあります。それを防ぐために、まずは両足が必ず枝に乗っているかどうか。理想は両足と背中と三点で支えられていればベストです。それプラス安全帯の使用です。木に巻き付ける事で誤って落下したときに巻き付けた木に宙吊りになるので地面に激突するのを防ぐことが出来ます。安全帯は腰に巻き付けますが正しい位置に身に付けないと吊られたときに内蔵を圧迫してしまいます。特にお腹に近い位置に身に付けるのは危険です。また、腰の下の方に着けてもスルッと外れて落下しますので必ず骨盤の上らへんに身につけます。

最近ではその安全帯よりも多くの支点で体を支えるハーネスの着用を義務付けてきています。使用には講習を受けなくては行けませんが安全帯よりもさらに安全かつ体への負担が少ない構造になっています。少し動きづらいのが難点ですが安全面ではかなり信頼が持てます。

2.チェーンソーのエンジンをかけっぱなしにしない。

次に怖いのが誤って体をチェーンソーの刃で切ってしまうことです。枝を切ったら地面に落下させるのですがそのときには必ずエンジンを切って落とすようにします。普通アイドリング時には刃は止まっていますが誤ってアクセルに枝などが触れたりする恐れがあります。また安全レバー(レバーを押すことでアクセルを吹かしても刃が回らなくなる)というものも着いていますので枝を切る作業の時以外は必ず刃を回らない状態にします。

3.枝を落下させる際は必ず安全を確保する。

枝を落下させるときには下に人や物がないかを確認してから落とすようにします。枝も中々の重さなので物に当たったら壊れますし、人に当たったらそれこそ大怪我をしてしまいます。必ず回りへの配慮を心がけます。

チェーンソーの剪定後と剪定前になります。

手前はチェーンソー剪定後です。後ろの剪定前と見比べて見ると大分高さを落としていることがわかります。

これは休眠期に入っていて芽吹きが比較的強い落葉樹だから出来ることで常緑樹では中々出来ないことです。

これだけ切ってもまた葉が繁り、あっという間に大きくなってしまうので木の成長が力はすさまじいですね!

最近、依頼があったのですが

イヌシデが一本枯れてしまったとの事で伐採を行いました。

上部の写真がイヌシデの切り株で下部がチェーンソーで切った幹になります。

伐採してみて何で枯れてしまったかがわかりました。

恐らく、伐採した幹に無数の穴が空いていることからテッポウムシ(カミキリ虫)の被害を疑います。

テッポウムシはモミジなどに多く入りやすい害虫で

木に穴を空けて侵入し、根っこから幹内部を食害しスカスカにしてしまいます。

もうスカスカになると手遅れで徐々に枯れが入ります。

テッポウムシは厄介で中々存在に気づきにくいのが被害拡大の大きな原因です。

こちらにも詳しく記載しているので参考にしてください。↓

庭師が教える剪定(サワラの特徴や剪定方法を解説)

お世話になっております🙇

今回は少し広めの公園にて剪定作業を行って参りました。

公園の敷地が広いためある程度高さのある樹木が多めに植えられております。

その中で剪定した樹木はサワラになります。

サワラはヒノキやマツなどと同じく針葉樹という種類に分類される樹木で特徴的な葉っぱが印象的です。

ヒノキよりも軽く軟らかいため建築材や器具材に利用されます。サワラの語源もヒノキよりもさわらかであることに由来します。水湿に強く桶やたらいなどによく用いられます。殺菌作用があるため、松茸など食品の下の敷物としても使われます。

枝はヒノキほど茂らず、枝と枝の間隔が広くなるため、遠くからでも幹がよく目立ちます。葉の付き方をみるとヒノキよりも隙間が多いです。葉の形状もヒノキの葉の先端は丸く葉裏の白い気孔腺がY字なのに対し、サワラの葉は先端が尖っていて葉裏の白い気孔腺がX字であります。

剪定ですが枝先から何本も枝が出ているのでその中で長いものは全て取り除きます。残すのはその中でも小さく放射状に伸びている小枝で、それを各枝ごとに作っていきます。

具体的に見ていきましょう。

密集しすぎて分かりにくいですが剪定前の枝先です。

この中で長いものを取り除き、小さい枝を何本か残します。

こんな感じです。

これを各枝に行っていくことでもっさりしたサワラからスッキリしたサワラへと生まれ変わります。

注意点ですが枝の中ほどに細かい枝が出ていますがこの枝は全て切り取らず残しておくようにします。

理由てしては将来木を小さくしたいときにこの部分に枝が残っていればこの位置まで詰めることができます。仮にすべて切り取ってしまうと2度と吹いてこないので何年も枝先の枝のみで形を作らなくては行けません。

そうなると段々コブのようになってきて木自体がゴツゴツしてきます。

また葉を残さないぶつ切りもしては行けません。木に葉っぱがのこっていないとこれから先枝葉が出てくることがなくなります。

このようにどこからでも吹いて来るわけではない樹木もあるので注意しましょう!

庭師が教える樹木(ナンジャモンジャとは?特徴と剪定方法)編

今回も公園樹木剪定になります。

前回は常緑樹の剪定をしましたので再び落葉樹を剪定していきたいと思います。

今回の樹木は

こちらの落葉樹です。

名をナンジャモンジャと呼びます。

なんじゃそれ?と疑問に思うかと思いますが列記としてそう呼ばれているのです。

ちなみに別名はヒトツバタゴと呼ばれます。

ナンジャモンジャは中国、台湾、朝鮮半島および日本などに分布形態をとります。但し植栽の樹木の実の種が野鳥に運ばれて着床して自生している自生の樹木を山林の中で観察することができます。成木で樹高は20mを超える大型の高木で、幹は灰褐色で縦に切れ目が入ります。

葉は長楕円形で4cm~10cm程度となり、長い葉柄を持ち対生します。花期は5月頃で、新枝の枝先に10cm程度円錐形のものをつけ、秋に直径1cm程度の楕円形の果実をつけ黒く熟します。

高木になるので公園木にはちょくちょく使われているようです。

ナンジャモンジャと名付けられる植物の樹種は、ヒトツバタゴのほか、ニレ、イヌザクラ、ボダイジュなど様々です。

ナンジャモンジャと称される理由について、民俗学では、元々は占いや神事に利用されていたもので、植物名で直接呼ぶことが憚られたものではないか、とみる説などがあります。

一説では、神木の前を通りかかった水戸黄門が この木はなんじゃ? と聞いたところ、地元の人が聞き取れず「ナンジャモンジャ」と返答して、木の名前だと勘違いして広まったという話がある用です。

剪定ですが落葉樹なのである程度強めに剪定をしていきます。

枝数が多く新しい枝が伸びていて見た目が悪いです。ボサボサ枝を多くだしている枝を元から取って枝数を少なくして、残した枝の枝先の小枝を生かして行きます。

枝先は切り詰めてしまって構いません。

剪定完了です。

枝数を少なくして残した枝の先端に細かい枝を残しました。

むさ苦しい感じがなくなり、まとまりが出たかなと思います。

ナンジャモンジャは夏期にはアメリカシロヒトリがついたりする樹木なので発生しだい殺虫剤を散布することで駆除が可能です。

オススメの殺虫剤はトレボンの乳剤です。非常に強力で幅広い害虫に効くので扱いやすいです。

また5月に咲く花は雪のようで非常に美しいです。

見る機会があれば是非見てみてください。

インターネットから引用

陰樹と陽樹の違いとは?特徴・種類・剪定のコツを庭師がわかりやすく解説

お世話になっております🙇

庭木を植える・管理する仕事をしていると、
「日当たりが悪いけど、この木は大丈夫?」
「日向に植えるなら、どんな木がいい?」
といった相談をよく受けます。

実は庭木は大きく分けて、
「陰樹(いんじゅ)」と「陽樹(ようじゅ)」
という2つのタイプに分類されます。

この違いを知らずに植えてしまうと、

  • 成長が悪くなる
  • 枯れやすくなる
  • 庭のバランスが崩れる

といったトラブルにつながることもあります。

この記事では、初心者の方にもわかりやすく、
陰樹と陽樹の違い・代表的な種類・剪定の注意点を庭師目線で解説します。


陰樹・陽樹とは?【まずは基本】

陽樹(ようじゅ)とは

陽樹とは、日光をたくさん必要とする樹木のことです。
生育に必要な光合成量が多く、日当たりの良い場所で本来の力を発揮します。

陽樹の特徴

  • 日当たりの良い場所を好む
  • 日陰では成長が悪くなりやすい
  • 背丈が高くなる樹木が多い
  • 強めの剪定にも比較的耐える

庭の正面・南側・日当たりの良い場所に植えられることが多いのが陽樹です。


陰樹(いんじゅ)とは

陰樹とは、少ない日光でも育つ樹木のことです。
光に対する要求が低く、半日陰や日陰でも比較的よく生育します。

陰樹の特徴

  • 日陰・半日陰でも育ちやすい
  • 高木の下や建物の影でも対応可能
  • 常緑樹に多い
  • 強い剪定には弱い傾向

庭の裏側・北側・高木の下など、
日が当たりにくい場所に適しているのが陰樹です。


陰樹の主な種類一覧

  • アオキ
  • アジサイ
  • カシ
  • ゲッケイジュ
  • サカキ
  • サザンカ
  • シイ
  • ジンチョウゲ
  • スギ
  • センリョウ
  • ツバキ
  • トチノキ
  • ナンテン
  • ヒイラギ
  • ヒノキ
  • ブナ
  • マサキ
  • モチノキ
  • モッコク
  • ヤツデ

関連記事:日陰でも育つおすすめ庭木10選


陽樹の主な種類一覧

  • アカマツ
  • イチョウ
  • ウメ
  • エニシダ
  • オウバイ
  • カキ
  • カシワ
  • カナメモチ
  • カラマツ
  • クリ
  • クロマツ
  • ケヤキ
  • ザクロ
  • サツキ
  • サルスベリ
  • シラカンバ
  • ソメイヨシノ
  • ツツジ
  • ドウダンツツジ
  • ネコヤナギ
  • ボケ
  • ボタン
  • ポプラ
  • ミカン
  • ムクゲ
  • モモ

▶ 日当たりが良い庭におすすめの庭木


陰樹と陽樹の違い【初心者向け】

  • 陰樹:日陰・半日陰でも育つ樹木
  • 陽樹:日向で元気に育つ樹木

※すべての樹木が完全に当てはまるわけではなく、例外もあります。


剪定のポイント|陰樹と陽樹の違い

陽樹の剪定

  • 比較的、強剪定に耐えやすい
  • 枝をしっかり切っても回復しやすい
  • 樹形を作り込みやすい

※マツ類は例外で、剪定方法が特殊なので注意が必要です。

陰樹の剪定

  • 葉を多めに残す
  • 濃いめの樹形で管理する
  • スカスカにしすぎない

陰樹を強く透かしてしまうと、
光合成ができず、樹勢が弱り、最悪枯れてしまうこともあります。

「日陰だからスッキリさせたい」ほど、切りすぎ注意です。


まとめ|陰樹と陽樹を知ると庭づくりが失敗しない

  • 陰樹:日陰・半日陰向き(背丈低めが多い)
  • 陽樹:日向向き(背丈が高くなるものが多い)
  • 植える場所に合った樹木選びが超重要
  • 剪定方法も陰樹・陽樹で変える

この考え方を知っておくだけで、

  • 枯れにくい庭になる
  • 管理が楽になる
  • 庭全体のバランスが良くなる

といったメリットがあります。

これから庭木を植える方・管理する方は、
必ず「陰樹か?陽樹か?」を意識して選ぶようにしましょう。

関連記事:庭木の選び方 完全ガイド

<初心者必見!>庭師剪定(キンモクセイ透かし)

お世話になります。

個人邸のお手入れに行きましたがキンモクセイの手入れをして来ました。

キンモクセイですが大体は刈り込み作業によって形を整えるのが一般的な手入れになります。

枝が密になるため刈り込みがしやすく形も整えやすいためです。

しかし今回は枝同士をくっつけずに適度に離して樹木の中の枝を整理して中の幹がチラチラ見えるように透かしてくださいとのご要望でしたので透かし剪定をしました。

キンモクセイの手入れ

キンモクセイは大きく分けて3種類手入れの方法があります。

1 刈り込みのみで形を整える(刈り込み)

2 刈り込みで形を整えてから剪定する。(刈り込み剪定)

3 最初から剪定して透かす(剪定)

今回は3番目の方法で剪定しました。

剪定方法(3の方法)

方法としてはあらかじめ輪郭を設定してその輪郭にあわせて方向の良い枝を何本か残します。

枝数が非常に多いためどの枝を抜いていいか迷って手間がかかりますがあくまで方向の良い枝を何本か残し逆方向に伸びている枝や明らかに勢いが強い枝は取り除きます。

輪郭から内側の枝はある程度取ってしまうとスッキリします。

キンモクセイは萌芽する力が強いため輪郭を合わせるために中芽で切っても良いです。

しかしこのように説明をしていてもわかりづらいと思います。

次に挙げる2番目の方法が一番実践しやすいかと思います。

刈り込み剪定方法(2の方法)

いわゆる刈り込み剪定とよばれるものです。

ある程度形を整えてから剪定するため形を崩すことなく透かし剪定することが出来ます。

どういう意味かと言いますと

あらかじめ刈り込むことで輪郭がくっきりでるため切る枝がわかりやすくなる利点があります。

普通の透かし剪定より難易度が低いため初心者の方や慣れていない方はこの方法を使うと非常に美しく仕上げることが出来ます。

抜く枝も3の方法と同様で逆方向に伸びている枝、明らかに太さが違う枝、絡んでいる枝などを取り除きます。

輪郭が揃っているため処理する枝は内部のみになるのでわかりやすくなります。

その他の方法(大きく切る)

同じ樹木でも手入れのやり方が変わりますが金額の関係や時間の関係で調整することが出来ます。

低コストで綺麗に見せたい場合は圧倒的に刈り込み作業のみが早いし安いです。

少々金額と手間がかかっても良いという場合は透かし剪定で日が当たるように美しく仕上げます。

もちろん透かし剪定のほうがメリットも大きく、

刈り込み作業の場合は作業自体は早いのですが表面だけを刈り揃えるため年々樹木自体が大きくなっていってしまいます。

逆に透かし剪定の場合は枝数を減らして細かい枝に更新しているため刈り込みで仕上げるよりも大きさを押さえることが出来ます。

よくお客様の話で、キンモクセイが大きくなりすぎたので小さくして欲しい。というご依頼がありますがこれは年々刈り込みでしか手入れしていなかったかそのまま放置していた可能性が多いです。

その場合は小さくすることも出来ますが時期を間違えないことが大切です。

樹木を小さくするいわゆる強剪定に適した時期は芽吹きが始まる3~4月くらいがベストだとされています。

これは樹木の活動が活発になり始めるため少々強い刺激を与えても耐えられるからと言われています。

ちなみに植栽などもこの時期が適していると言われています。

小さくする方法としては一般的には頭の部分(天端)の部分を好みの高さまで切り詰めます。その場合は頭に葉が残らず坊主になりますがこの時期に行えば問題なく新しい芽が芽吹いて来ます。

ただ注意して欲しいのは全部葉がなくなるほど切っては行けないと言うことです。

よくこのような剪定がされているキンモクセイを見かけますが下手すると枯れてしまいます。

セオリーとしては木の横はギリギリ葉っぱは残しておかなければ行けません。

下記は透かし剪定によるキンモクセイです。濃さの参考にしてください。

いくら芽吹きが強いとはいえ常緑樹なため蒸散等のバランスが崩れます。

3~4月の時期なら比較的大丈夫とも言われていますがリスクを回避するために必ず葉は少し残すようにします。

樹木の種類によって色々なやり方がありますがやり方を間違えると大切な樹木が大変なことになりますので必ず専門家に相談してから行動すると良いでしょう。

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ツバキの剪定(ツバキの透かし剪定 小さくするやり方を解説)

お世話になっております🙇

今回は先週からお手入れに入らせてもらっている個人邸のお手入れにてツバキを剪定してきました。

もう何年も手入れをしていなく、放置されていたのでできるだけ小さくしてほしいとの事でした。

本来は花芽が付いているため強めの剪定はあまりしないのですが花芽は構わないとの事なので思い切り小さく透かします。

作業前です。

見るからにもっさりしていかにも放置してました感がすごいです。

こうなってくるとどこまで切り詰めて良いか迷うところですが樹木の頭から幹に近い所にある小さな枝を残すようにします。その周辺にある明らかに勢いの強い枝は元から取ってしまいます。

この状態になると明らかに枝数が多いので強い枝は取ってしまうようにして枝数を減らしで中の小枝を多く残すようにします。

小枝を残すとある程度輪郭が整ってくるので後は明らかに濃い場所の小枝を調整します。その中でも方向の悪い枝や長い枝を抜きます。長さ調整で長めの小枝を切り詰めても良いです。

大まかな剪定順序

1 樹木の頭から幹元に近い所の小枝を残す。

2 その周辺にある作りたい輪郭から明らかに強く長い枝は元から取る。

3 ある程度強い枝を取ると細かい枝の輪郭が出てくるので方向の悪い小枝、長い小枝をとったり切り詰めたりする。

これらを頭から順々に行っていくことで樹木自体がコンパクトに透けてくると思います。

説明では中々難しいですが慣れるためにはとにかく切ってみることだけだと思っています。

剪定後です。

もっさりしていたものを中の小枝を残すことを意識したことでコンパクトに透かすことができました。

ツバキは萌芽力があるため刈り込みでも形を整えられますが透かしたほうが枝が暴れにくくなりますし風通しも良くなり害虫の発生も防ぐ事ができます。ちなみに剪定している際に害虫がいた形跡を発見しました。

ツバキの代表的な害虫と言えばチャドクガですね。

葉を食害し人が近くに行ってしまうと毒針で皮膚がかぶれ、痒みが出ます。

これまた厄介でもし被れた患部を掻くようなら毒針が広がりさらにかぶれが広がってしまいます。

対処法として

出来るだけチャドクガに近づかないこと

もし痒みを感じたら50度くらいのお湯で患部を洗い流す。

毒針(毛)は熱湯によって溶けるためひたすら患部は洗い流します。

酷いときは医療機関を利用する。

このように害虫の被害を防ぐためにも透かすことは大切なことと言えます。

ただ、刈り込みに比べて時間がかかるのもまた難点でお客様と相談して金額面なども調整していく必要があります。