芝刈りで虎刈りにならない方法|プロが教える失敗しない芝刈りのコツ

芝生をきれいに保つために欠かせない芝刈りですが、 「芝刈りしたら虎刈りになってしまった…」という経験はありませんか?

芝生がまだらに見える状態を虎刈りと呼びます。 せっかく芝刈りをしても見た目が悪く、庭の印象も大きく下がってしまいます。

実は虎刈りは芝刈りの方法を少し変えるだけで防ぐことができます。

この記事では、庭管理の現場でも実践されている

  • 芝刈りで虎刈りになる原因
  • 虎刈りにならない芝刈りの方法
  • 芝刈り機の正しい使い方
  • 芝をきれいに仕上げるプロのコツ

を詳しく解説します。 初心者でも実践できる方法なので、ぜひ参考にしてください。


芝刈りで虎刈りになる原因

まず芝刈りが虎刈りになる原因を理解しておきましょう。 原因を知らないまま作業すると、何度芝刈りをしても同じ失敗を繰り返します。

虎刈りの芝生

① 芝刈り機の高さがバラバラ

芝刈り機の高さ設定が合っていないと、場所によって刈れる高さが変わり虎刈りになります。

特に多いのが

  • 芝刈り機のタイヤの高さがずれている
  • 地面の凸凹に刃が当たる

というケースです。

② 一方向だけで芝刈りしている

芝刈りを同じ方向だけで行うと、刈り残しが発生します。

芝は寝る性質があるため、刈る方向が同じだと芝が倒れて刃に当たらないことがあります。

③ 芝が伸びすぎている

芝が長く伸びすぎていると、一度の芝刈りでは均一に刈れません。

その結果、部分的に長い芝が残り虎刈りのような見た目になります。

④ 芝刈り機の刃が切れない

芝刈り機の刃が鈍っていると芝がきれいに切れません。

芝が引きちぎられるような状態になるため、仕上がりがまだらになります。


虎刈りにならない芝刈りの方法

ここからは、虎刈りを防ぐための具体的な芝刈り方法を紹介します。

① 芝は少しずつ刈る

芝刈りで最も重要なのは一度に刈りすぎないことです。

基本の目安は

  • 芝の高さの1/3以内を刈る

です。

例えば芝が9cm伸びているなら、6cm程度まで刈るのが理想です。

伸びすぎた芝を一気に刈ると虎刈りの原因になります。

② 芝刈りは2方向で行う

プロがよく行う方法がクロス芝刈りです。

これは

  • 縦方向に芝刈り
  • 横方向に芝刈り

というように、方向を変えて芝刈りを行う方法です。

芝の倒れ方が変わるため、刈り残しが減りきれいに仕上がります。

③ 芝刈り前に芝を立たせる

芝が寝ている状態で刈ると虎刈りになります。

そのため芝刈り前に

  • 熊手で軽く芝を起こす
  • ほうきで芝を立たせる

という作業をすると仕上がりが格段に良くなります。

④ 芝刈り機の刃をメンテナンスする

芝刈り機の刃は定期的に研ぐことが大切です。

目安として

  • シーズンに1回
  • 切れ味が悪くなったら

メンテナンスを行いましょう。

  • プロ御用達おすすめの芝刈り機

  • 芝をきれいに仕上げるプロの芝刈りテクニック

    さらに芝を美しく見せるためのプロのコツを紹介します。

    芝刈りは晴れた日に行う

    芝が濡れている状態で芝刈りをすると

    • 芝が寝る
    • 刈りムラが出る

    という問題が起きます。

    芝刈りは晴れて芝が乾いている日に行いましょう。

    芝刈りは定期的に行う

    芝刈りは伸びすぎる前に行うのが重要です。

    目安は

    • 春〜初夏:2週間に1回
    • 夏:1週間に1回
    • 秋:2〜3週間に1回

    この頻度で芝刈りを行うと、虎刈りになりにくくなります。

    芝刈りの向きを毎回変える

    芝刈りの向きを毎回変えると芝が均一に育ちます。

    例えば

    • 1回目:縦方向
    • 2回目:横方向
    • 3回目:斜め

    というように刈る方向を変えると芝がきれいに整います。

    キレイな芝生

    芝刈り機を使うときの注意点

    芝刈り機を使う際にはいくつか注意点があります。

    • 小石を取り除く
    • 地面の凸凹を確認する
    • 芝刈り機の高さを調整する

    特に石があると芝刈り機の刃が傷み、 虎刈りの原因になることがあります。


    まとめ|芝刈りはコツを知れば虎刈りにならない

    芝刈りで虎刈りにならないためには、いくつかのポイントがあります。

    • 芝は一度に刈りすぎない
    • 芝刈りは2方向で行う
    • 芝を立たせてから刈る
    • 芝刈り機の刃をメンテナンスする

    このポイントを意識するだけで、芝刈りの仕上がりは大きく変わります。


    肩掛け式草刈機で虎刈りにならない刈り方

    広い庭や雑草が多い場所では、芝刈り機ではなく 肩掛け式草刈機(刈払機)を使うことも多いでしょう。

    しかし草刈機は使い方を間違えると

    • 芝の高さがバラバラになる
    • 深く刈りすぎる
    • 虎刈りになる

    という失敗が起こりやすい道具でもあります。

    ここでは肩掛け式草刈機で芝をきれいに刈るコツを解説します。

  • プロが選ぶオススメ草刈機
  • ① 刈る高さを一定に保つ

    草刈機で虎刈りになる最大の原因は刃の高さが安定しないことです。

    草刈機は腕で支えるため、高さが上下しやすい特徴があります。

    そのため芝刈りでは

    • 地面すれすれまで下げない
    • 常に同じ高さを意識する
    • 円盤が地面と平行になるようにする

    この3点を意識すると仕上がりがきれいになります。

    ② 右から左へ刈る

    草刈機の基本は右から左へ振る動きです。

    刈払機は刃が反時計回りに回転しているため、

    • 右 → 左

    の方向で刈ると効率よく草が刈れます。

    逆方向に振ると刈りムラが出やすく、虎刈りの原因になります。

    ③ 半円を描くように刈る

    草刈機は大きく振ると刈り高さが安定しません。

    コツは半円を描くように小さく振ることです。

    イメージとしては

    • ゆっくり扇形に振る
    • 刈った幅の半分を重ねて刈る

    この方法だと刈り残しが減り、均一な仕上がりになります。

    ④ 同じ場所を2回刈る

    芝や雑草が密集している場所では、1回の草刈りではきれいに刈れないことがあります。

    その場合は

    • 軽く1回刈る
    • もう一度同じ場所を刈る

    という2回刈りをすると虎刈りを防げます。

    ⑤ 体ごと動かして刈る

    初心者によくある失敗が腕だけで草刈機を振ることです。

    腕だけで動かすと刃の高さが安定せず、虎刈りになりやすくなります。

    正しい刈り方は

    • 腰を軸に体ごと動かす
    • ゆっくり横に移動する

    という動きです。

    この方法だと刃の高さが安定し、きれいに刈れます。


    芝刈りにおすすめの草刈機の刃

    肩掛け式草刈機で芝を刈る場合、刃の種類も重要です。

    おすすめは

    • チップソー(一般的な丸刃)
    • ナイロンコード

    です。

    特に庭の芝刈りではナイロンコードを使うと地面を削りにくく、虎刈りを防ぎやすくなります。

    虎刈りでない 草刈り後

    肩掛け式草刈機で芝をきれいに刈るポイント

    最後に重要なポイントをまとめます。

    • 刃の高さを一定に保つ
    • 右から左へ刈る
    • 小さく振る
    • 刈り幅を重ねる
    • 体ごと動かす

    これらを意識するだけで、草刈機でも虎刈りにならずきれいな仕上がりになります。

    きれいな芝生は庭の印象を大きく良くしてくれます。 ぜひ今回紹介した方法を実践して、虎刈りのない美しい芝生を目指してください。

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【注意】トゲのある庭木の剪定|ザクロの剪定方法と安全対策を庭師が解説

お世話になっております🙇
今回は、トゲのある庭木「ザクロ」の剪定について、庭師の視点からわかりやすく解説します。

ザクロは実も美味しく、花も美しい人気の果樹ですが、剪定作業ではトゲに要注意の樹木でもあります。

これからザクロを剪定する方や、これから植えようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ザクロの特徴|見た目は美しいがトゲが厄介

ザクロは果実が熟して割れることから「ザクロ(柘榴)」と呼ばれています。
日本では庭木や盆栽、観賞用果樹として広く栽培されています。

ただし注意したいのが、枝に硬く鋭いトゲがあることです。

  • 剪定中にトゲが刺さってケガをする
  • 枝の中に手を入れづらく作業効率が落ちる

そのため、ザクロは見た目以上に剪定が大変な庭木といえます。

剪定前の状態|強く伸びる枝に注意

剪定前のザクロは、上に向かって勢いよく伸びる「強い枝」が多く出やすいのが特徴です。

これらの強い枝は、

  • 樹形を乱す
  • 風通し・日当たりを悪くする
  • 実付きが悪くなる

といった原因になるため、剪定では優先的に整理していきます。

ザクロ剪定の基本ポイント

① 上に強く伸びる枝は間引く

勢いよく上に伸びている太い枝は、他の枝よりも色が濃く、見分けやすいのが特徴です。

こうした枝は、

  • 思い切って間引く
  • 細くて実がつきやすい枝を残す

ことで、スッキリした樹形になり、管理もしやすくなります。

透かし剪定の基本はこちらで詳しく解説しています。 透かし剪定のやり方完全解説

② トゲに注意して安全第一で作業する

ザクロの剪定で一番大切なのが安全対策です。

  • 厚手の手袋を着用する
  • 長袖・長ズボンで肌の露出を減らす
  • 無理に枝の中へ手を入れない

これだけでも、ケガのリスクを大きく減らせます。

▶ トゲに対応した作業手袋はこちら(楽天対応)

  • 👉 園芸用 厚手防護手袋
    毒毛・トゲ対策に必須。素手作業は危険です。

    トゲが厄介な庭木ランキング(庭師の現場経験より)

    第3位:ザクロ・ボケ

    どちらも鋭いトゲがあり、剪定時に注意が必要な樹木です。
    果実が大きく、枝もゴツくなりやすいのが特徴です。

    第2位:ピラカンサ

    トゲが非常に鋭く、枝も硬いため刺さると激痛。
    枝数も多く、剪定に時間がかかりがちです。

    第1位:ユズ

    トゲの鋭さ・枝の高さ・トゲの量、すべてがトップクラス。
    剪定・収穫ともにかなり気を使う樹木です。

    ザクロは実も花も楽しめる優秀な果樹

    トゲは厄介ですが、ザクロはとても魅力のある樹木です。

    • ザクロジュース
    • シロップ
    • そのまま食べる

    など、実の楽しみ方も豊富です。

    また、日当たりの良い場所に植えると、花付き・実付きが良くなります。
    オレンジ色の美しい花も咲き、観賞用としても非常に価値の高い果樹です。

    まとめ|ザクロ剪定は安全第一が基本

    ザクロは、

    • 実も花も楽しめる
    • 観賞用・果樹として優秀

    という魅力がある一方で、トゲが非常に危険という特徴もあります。

    剪定の際は、無理をせず、安全装備をしっかりして作業することが大切です。

    ご自身での作業が不安な場合は、無理をせず専門業者に相談するのも一つの方法です。

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  • 支柱の目的とは?庭師が教える支柱の種類と正しいやり方

    お世話になっております🙇
    現役庭師が、庭木の支柱の目的・種類・正しいやり方を初心者の方にもわかりやすく解説します。

    「なぜ支柱を立てるの?」「どんな支柱があるの?」「やらないとどうなる?」といった疑問を、この記事で全て解決します。

    支柱の目的とは?なぜ必要なのか

    支柱の最大の目的は、植栽直後の樹木を安定させ、根付くまで倒れないようにすることです。

    • 強風による倒木防止
    • 根の活着(根付き)を助ける
    • 幹が傾くのを防ぐ
    • 樹形をきれいに保つ

    特に植えたばかりの木は、根がまだ十分に張っていないため、風で簡単にグラつきます。 その状態が続くと、根が切れたり、最悪の場合は枯れてしまう原因になります。

    支柱をしないとどうなる?

    支柱を立てないと、以下のようなトラブルが起きやすくなります。

    • 強風で倒れる
    • 根が切れて活着しない
    • 幹が曲がったまま育つ
    • 見た目が悪くなる

    結果的に、せっかく植えた庭木が弱ったり、枯れてしまうこともあるため、支柱はとても重要な作業です。

    支柱の種類一覧(代表的な支柱)

    庭木の大きさ・幹周・用途によって、使う支柱の種類が変わります。

    二脚鳥居支柱

    今回ご紹介するのが、この二脚鳥居支柱です。

    • 幹周:9cm~29cm程度
    • 中低木〜中木向け
    • 見た目がきれい

    二本の杭で鳥居の形を作り、樹木を前方向から支える支柱方法です。

    三脚鳥居支柱

    • 幹周が太い樹木向け
    • 強風対策に強い
    • 大きな庭木・高木向け

    添え木支柱

    • 小さな庭木
    • 軽い補助用
    • 低コストで施工可能

    二脚鳥居支柱のやり方(基本手順)

    ここからは、二脚鳥居支柱の基本的な施工手順を解説します。

    ① 杭を打つ

    規定の長さにカットした杭を、左右にしっかり打ち込みます。
    地上に出る部分は約950mm、埋設前は約1800mmが目安です。

    ② 横木を取り付ける

    横木を取り付け、樹木が正しい位置に立つよう調整します。

    ③ 杉皮+シュロ縄で固定

    幹に杉皮を巻き、その上からシュロ縄で綾掛けにします。

    杉皮を巻く理由は、幹を傷つけないためです。 これをしないと、縛り部分が食い込んで木を傷めてしまいます。

    ④ 添え木の設置

    必要に応じて添え木を設置し、幹・中・下の3点で固定します。

    プロが使う支柱・資材(おすすめ)

    現場でもよく使われる、信頼性の高い園芸資材をご紹介します。
    DIYでもプロ品質で施工したい方は、以下を選ぶと失敗しにくいです。

    おすすめ園芸用支柱(竹・鋼管)

    • タカショー 竹支柱(太さ16mm〜20mm)
    • 第一ビニール 鋼管支柱 イボ付タイプ

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    👉 第一ビニール 鋼管支柱 イボ付をチェック

    おすすめシュロ縄

    • タカショー シュロ縄 3mm
    • ユタカメイク シュロ縄 3mm(コスパ重視)
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    👉 ユタカメイク シュロ縄 3mm

    おすすめ杉皮・幹保護材

    • 杉皮(幹当て用 園芸資材)
    • 幹保護テープ(代替品としても可)

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    支柱で一番大事なポイント

    支柱作業で最も重要なのは、強すぎず・弱すぎず固定することです。

    • きつすぎ → 幹が傷む
    • ゆるすぎ → 支柱の意味がない

    また、結び方(イボ結び・綾掛け)も仕上がりの美しさに大きく影響します。

    文章だけではわかりにくいポイントも、動画なら一目で確認できます。

    不安なときはプロへ依頼する

    価格.com くらしサポート 植木のお手入れ

    まとめ:支柱は庭木を守る重要作業

    支柱は、ただ木を支えるだけでなく、庭木の健康と美しい樹形を守るための重要な作業です。

    • 植栽直後は必ず支柱を立てる
    • 樹木の大きさに合った支柱を選ぶ
    • 正しい縛り方で幹を守る

    見た目も美しく、しっかりと施工された支柱は、庭全体の完成度も高めてくれます。