ガーデニング 夏の花 オススメ(夏でも楽しめるガーデニング 草花を解説します。)

お世話になります。

梅雨が開けそうな感じでこれから夏が盛りになってきますね。

夏は主に雑草との戦いに時間を費やすことでしょう。

夏にでも花や草花を楽しむことが出来ます。

夏を彩る様々な草花を紹介していきます。

1.ペンタス

星形の花を固まって咲かせます。

暑さに強く夏の花壇に良く利用されます。

花色は赤やピンク、紫や白など様々 楽しむことが出来ます。

熱帯アフリカの多年草でペンタスという名前はギリシャ語で5を意味する[ペンテ]から来ていて、これは花冠が5裂することから由来します。

インターネットから引用

2.ヒャクニチソウ

鮮やかな花色が多く、夏の花壇では定番の存在です。

その花色は赤やピンク、紫、黄色、橙色、白、など多彩です。

いつまでも萎れずに色が残るため、長期間花を楽しむことができます。

そのことから百日草と名付けられた説があります。

インターネットから引用

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3.コリウス(カラーリーフ)

コリウスは花ではなく葉を楽しむタイプの植物になります。

シソのような葉っぱで薄紫や白の麩が入ったような綺麗な葉っぱになっております。

その綺麗な葉っぱからカラーリーフとも呼ばれています。

インターネットから引用

4.ペチュニア

アサガオのような花を咲かせるため、ツクバネアサガオという和名がつけられる。

花色が豊富で春から秋まで咲き続けるため花壇の花としても人気。

花色は赤、ピンク、紫、薄紫、黄色、白など多彩です。

インターネットから引用

5.オイランソウ

キョウチクトウの花に雰囲気が似ていることからクサキョウチクトウの別名がある。

多年草で強健なため、一度植えると毎年良く花を咲かせてくれます。

花魁(おいらん)に例えられるほど美しい花を多数咲かせてくれます。

花色は赤、ピンク、紫、白などです。

インターネットから引用

夏の花だけでもこれだけ彩り鮮やかな植物が揃うので日々のガーデニングも楽しくなりそうですね!

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庭師のお仕事(大きくなりすぎた樹木の高さを縮める 方法や時期などを徹底解説 アベリア ユキヤナギ レンギョウ コデマリ)

お世話になります。

皆様はご自宅や公園などで木を見かけたさいにはこう思ったことはありませんか?

枝が伸びすぎ 広がりすぎ お隣の敷地に入ってしまっている 大きくなりすぎて手入れがしにくい

こういった悩みや声を聞くのは非常に多いです。

植えたときは小さかったのに…

そうです!樹木は条件が良ければ想像を遥かに越えた生長をしていきます。

今回は私たちが行ったそんな樹木の高さを下げる方法やリスク、大きくなりやすい樹木を紹介していきたいと思います!

□生育がよく枝が広がりやすい樹木

・アベリア

春から秋にかけて鐘形の小さく白く、香りの良い花を咲かせます。

その花には蝶や虫などが蜜を吸いに来るほどです。

インターネットから引用

少し赤みのかかった枝が無数に勢い良く飛び出して来るのが特徴で、2メートルを越える物もあります。

芽吹きが強く、葉も無数に生えていることからハサミやトリマーによる刈り込みで形を整えるのが一般的です。

・レンギョウ

花は黄色く美しく、花後も緑の葉っぱが鮮やかな樹木です。

生育も良く、病害虫も着きにくいので庭いじり初級者のにもお勧めです!

インターネットから引用

こちらも芽吹きがよく、無数の枝葉が繁るため刈り込みハサミやトリマーで形を整えます。

・ユキヤナギ

春に小さな白い花を咲かせることでこの名がつけられました。

大きくなると1.5mほどの高さになります。地面の際から枝が何本にも枝垂れて、細く、ぎざぎざのある葉をつけます。花は、3月から5月にかけて、5弁で雪白の小さなものを枝全体につけます。

インターネットから引用

・コデマリ

高さは1.5mになり、枝は細く、先は枝垂れます。葉は互生し葉先は鋭い。春に白の小花を集団で咲かせ、この集団は小さな手鞠のように見え、これが名前の由来となっています。

インターネットから引用

どうしても葉っぱが残るところで刈り揃えたい心理が働くので年々高さは大きくなって行きます。

こうなってくるとお手入れも大変になってきますのである程度の大きさで高さを詰めてやることが大切です。

□高さの詰めかた

①トリマーを使って少しだけ下げる

この方法は高さは下げたいがあまり形が崩れるのは避けたいという方にお勧めです。

もちろんハサミでも代用できます。(時間はかかります!)

方法はいたってシンプルで

樹木の上部を葉っぱがなくなってもいいのでお好みの高さまで下げるように刈り込むです。

こうすると頭だけは葉っぱがなく枝のみの状態になりますがあまり形を崩すことなく高さを詰めることができます。

②形が崩れてもいいので半分もしくはその下まで下げたい。

この方法は太い枝を切るために使う道具を変える必要があります。

ホームセンターなどでも販売している太枝切りハサミとノコギリです。

枝はだんだん根元に行くに連れて太くなって行くのでトリマーやハサミでは切れなくなってきます。

そこで太枝ハサミやノコギリで詰めたい高さの位置で枝を切ります。

□高さを下げることでのリスク

一度に多くの枝葉を切るために木へのダメージが大きい。つまり枯れるリスクが生まれます。

そのため多くの枝を切る時は時期を選ぶ必要があるのです。

木の活動が活発になり始める芽吹きの時期である3~4月くらいの作業が一番木にとってダメージが少ないと言われています。

まとめ

枝葉が繁りやすい樹木

アベリア

レンギョウ

ユキヤナギ

コデマリ 他

施工方法

浅く小さくする方法

深く小さくする方法とある。

リスク

どちらも木にダメージを与えるので3~4月頃に施工する。それ以外の時期は枯れるリスクが高まる。

このようにただ小さくしたいというのでなく適した時期、タイミングを見計らって作業を行うことが大切になってきます。

庭師の樹木図鑑(サンゴジュ編 サンゴジュの特徴と生け垣の手入れの方法と剪定方法)

お世話になっております🙇

庭の仕事を携わっているといろいろな種類の木を見かけます。それが見慣れているものだったり中々見ないものだったりと現場によって様々です。

今回はお客様宅で見かけたサンゴジュという樹木について紹介していきます。

サンゴジュは樹皮が灰褐色で皮目が多く、荒いのが特徴で葉は長楕円形で、縁に小さくまばらな鋸歯(葉の縁にあるギザギザのこと)があります。光沢と厚みのある革質で、枝から折り取ると白い綿毛が出ます。

何故サンゴジュというのかということですが、秋に真っ赤に熟す果実が柄まで赤く、この姿をサンゴに見立ててこの名がついたといわれています。

サンゴジュは庭木として単体で植えられるケースもあれば生け垣のように列植して植えることもあります。

というのも、サンゴジュは防火・防風・防音の機能を有する樹種(防火樹・防風樹・防音樹)としても知られていて、家を守る木として人気があるためこのような使われ方をします。

今回のお客様宅ではサンゴジュの生け垣を手入れしましたが、2年ぶりのため強く太い枝が伸びているなど荒れていました。

毎回お手入れ時には刈り込みで仕上げているのですが、このまま刈り込み鋏やヘッジトリマーを使うと枝が太すぎて刈り込む事が出来ません。

まずは太い枝をノコギリや太枝切り鋏などで取り除くことが重要となります。

仮にこのまま無理やり刈り込みを行うと鋏が欠けたり、トリマーが故障するので注意しましょう。

このように赤○で囲まれた枝が太い枝となります。この枝を元で抜くという作業が必要となります。

毎回刈り込みでの作業なのである程度の輪郭線は出ているのでそれよりも出ているので分かりやすいと思います。その枝を元までたどり、ノコギリや太枝切りで取り除きます。

何故太い枝を優先的に取るのか?

1.太い枝がなくなることで刈り込み作業がしやすい

太い枝が混ざっていると上記のとおりハサミもトリマーにも負荷がかかり、効率も悪くなります。細い枝のみになることで楽に刈り込み作業が出来るようになります。

2. 来年以降の木の伸びが押さえられる

太い枝はどんどん成長していく特性があり、残しておくとどんどん枝が大きくなっていきます。取り除くことで細かい枝が残るので太い枝を残したときよりも、養分が各枝に分散されるため伸びが緩やかになります。

太い枝を取り除いた後は刈り込み鋏とヘッジトリマーで刈り込み、整えていきます。

トリマーを使って仕上げる際には注意点があります。

1.高速で刃が動くので絶対に手などを近くに持ってこない

生け垣などを刈り込むときに角度などの関係で手の位置が刃に近かったりする場合がありますが絶対に刃から離してください

2.刈った後は切り口がちぎれたようになり見た目が汚い

トリマーは刃が高速で上下運動するため刈ったときに枝葉をちぎるような感じになります。そのため切り口が汚くなってしまいます。

赤○のように切り口が汚く残ってしまうのがトリマー刈り込みの難点になります。

この場合は切り口を剪定鋏で切って目立たなくします。

このように元の方で切ることで目立たなくなります。

特に側面はよく目立つので切り口を鋏で整えると綺麗に見えます。

刈り込みが完成しました。

ちなみにですが生け垣に適した木の条件として

常緑樹を使用する

常緑樹は、一年中葉っぱがついているため生垣に最適です。もしも、落葉樹を生垣に使ってしまうと、冬などの寒い時期に木が寒さや乾燥から身を守ろうとして葉っぱを落としてしまい、風や音、視界を遮ることができなくなってしまいます。

刈り込みに強い

剪定は枝を切って形を整えたり、風通しをよくしたりといった作業ですが、刈り込みとは単純に形を整える作業です。生垣は一般的に風や音、視界を遮る目的で植えているため、剪定ではなく刈り込みで形を整えます。ただし、一度に強く刈り込むため、刈り込みに強い品種の方が生垣に適しています。

病気・害虫に強い

生垣の場合、枝や葉っぱが密集していて風を通しにくくなっています。風通しが悪いと、病気や湿ったところを好む害虫が発生することが多くなります。そのため、病害虫に強い品種の方が生垣に向いているのです。

今回のサンゴジュは常緑樹で尚且つ刈り込みにも強いということで生け垣に適した樹木といえます。

まだまだたくさんあるので今度紹介していきたいと思います。

庭師が教える樹木(ヤツデの特徴と剪定の仕方)編

お世話になっております🙇

樹木には当たり前ですが高く成長するものやそれほど大きくならないものとありますが今回はそれほど大きくならない樹木があるので紹介していきます。

今回はヤツデという樹木です。

ヤツデは葉っぱが手のような形をしています。それが8つあるからヤツデもといいたいところですが実際は7、9つというのが事実です。丈夫なので庭木としてもよく植えられます。古人は魔除けの意味で庭に植えていたともいわれている縁起物の樹木です。

葉を乾燥させたものは「八角金盤」と呼ばれる生薬になり、去痰などの薬として用いられます。しかし、葉などにはヤツデサポニンという物質が含まれ、過剰摂取すると下痢や嘔吐、溶血を起こしますので注意します。

また、葉を刻んで浴湯料として風呂に入れると、リウマチに効果があるとされます。

昔は殺虫剤として用いていたこともあります。

剪定ですが、春から夏にかけて思いきって古い枝を短く切り詰めます。萌芽力が強いので強めに切っても心配ありません。切り口付近から新芽が発芽して1~2年後にはコンパクトな樹形に整います。

ヤツデが起こしやすい病気は黄色紋羽病、炭そ病、黄斑病などがあり、黄色紋羽病は、若木や苗木の地上部が急にしおれ、葉は水気が抜け黄緑色になって下垂します。葉の縁部から発病し葉枯れ症状となる炭そ病で葉に斑点が生じるのが黄斑病です。

害虫はあまり見られませんが、乾燥気味のところではカイガラムシが発生しがちです。

<樹木の種類> 陰樹の特徴と陽樹の特徴 違いも解説

お世話になっております🙇

この仕事をしていると多くの種類の木に携わることがありますが庭木に比較的人気のある樹木というのは大きく分けて2つあると言われていて陰樹と陽樹と呼ばれるようです。

陰樹 陽樹とは

陽樹とは

陽樹というのは生育に最低限必要な光合成量が比較的多いタイプの樹木の事を言い、簡単に言うと生育には太陽の光が必要不可欠だということです。

陰樹とは

陰樹というのは、光に対する要求が低い樹木の事を言います。簡単に言いますとそれほど太陽の光を必要とせずとも生育していける樹木の事です。

最低限必要な光合成量が少ないため、比較的暗い場所でも成長が可能です。そのため、陽樹が生育できないような場所でも生育が可能であると言われています。

一般的に陽樹は比較的よく日が当たる庭の正面などに多く使われているケースがほとんどです。

逆に陰樹は、庭の裏や高木の下と言ったように日が当たりにくいところに植えてあることが多いです。

比較的、常緑樹は陰樹の物が多いとされ陽樹は落葉樹が多いとされています。

陰樹の種類

陰樹の主な種類として

アオキ、アジサイ、カシ、ゲッケイジュ、サカキ、サザンカ、シイ、ジンチョウゲ、スギ、センリョウ、ツバキ、トチノキ、ナンテン、ヒイラギ、ヒノキ、ブナ、マサキ、モチノキ、モッコク、ヤツデ、などが挙げられます。

陽樹の種類

陽樹の主な種類として

アカマツ、イチョウ、ウメ、エニシダ、オウバイ、カキ、カシワ、カナメモチ、カラマツ、クリ、クロマツ、ケヤキ、ザクロ、サツキ、サルスベリ、シラカンバ、ソメイヨシノ、ツツジ、ドウダンツツジ、ネコヤナギ、ボケ、ボタン、ポプラ、ミカン、ムクゲ、モモ、などが挙げられます。

こうして見てみると陰樹は背丈が低いものが多い感じがしますし、陽樹は背が高くなる樹木が多い感じがします。

その樹木の特性によって樹木の形態も違ってくるのは非常に面白く興味深い点ですね!

剪定は?

剪定面で言いますと陽樹は強剪定でも耐えられる傾向があります。(マツは例外)

陰樹は葉っぱを多めに残して濃いめに剪定して管理すると良いです。ちなみに陰樹がスカスカになるほど薄い剪定をしてしまうと枯れてしまう物が多いと言われているのでご自分でやる場合は少なくしたいからと言って多く枝を切らないように気を付けましょう。

まとめ

ここまで陰樹、陽樹について解説していきました。

陰樹は日陰でも比較的育ち、 背丈がそこまで高くないもの。(例外もあり)

陽樹は日向を好み、比較的背丈が高くなるもの。(例外もあり)

このように理解しておくといいと思います。

この陰樹と陽樹の考え方は新たに庭に樹を植えたいとなったときに非常に重要になってくる考え方です。陽樹を日陰に植えてしまうとよく成長しませんし、陰樹を日当たりの良い場所ばかりに植えてしまっても庭全体のバランスが崩れます。

樹木を最大限生かすために樹の特性を知って庭木を管理していくことが大切になってきます。

庭木の種類(ドウダン、ヤシオ ご自宅でも綺麗にお手入れする方法も解説!)

お世話になっております🙇

個人邸の手入れを行っていると似たような樹木に出くわす事もしばしばあります。

ドウダンとヤシオも似ていると言えます。二つともツツジなのですが似ているのに手入れの仕方が一緒ではありません。

インターネットから引用

ドウダンツツジです。

ドウダンツツジは白い花を咲かせ、秋には紅葉する扱いやすい樹木で葉が散ってからも枝振りが美しいとされ庭木に大人気です。

普通ツツジ系は萌芽力が強いため時期を間違えなければ刈り込みなどでも形を揃えることが出来ます。

そんな庭木に人気のドウダンツツジですが育てやすさから生け垣や玉物として植えているお宅も非常に多いです。

ご自分で手入れされることもあると思うので刈り込みを綺麗に仕上げるコツを解説します。今回は玉物を例に解説します。

刈り込み作業のセオリーとして

①最初に刈る高さを決める

手を入れる前の玉物は枝が爆発するように上に伸びているものがほとんどですこれを伸びる前の高さに刈り戻しますちょうど葉っぱが少し残るくらいの位置がいいでしょう。

葉っぱが落ちて無い場合は赤い芽が出てきているのでそこよりも下で刈ります。

刈り込み鋏を当てて左手を固定して右手だけを動かしますこの時力を入れすぎると表面がガタガタになり見た目が悪くなるので軽くリズムよく刈り込むことを意識してください。ハサミ全体をつかって刈り込むと効率よく仕上がります。

注意点❗

かかり枝を取り除く

かかり枝は切った枝が刈った木の上に引っ掛かっている状態の事で

何が問題かといいますと

将来的に刈り取られた枝は枯れます。

それが木の上に残っているとせっかく綺麗に刈り込んだ木の上に枯れた枝が散らばり物凄く見た目が汚くなります。

玉物を刈り終えたらかかり枝を全て取り除くのですが

特に落葉したあとに枝を刈るとかなり大量の枝ゴミのかかり枝がつきますので

手で取り除き、木の中のかかり枝も取り除くように意識することが大切です。

②塗り絵のように

例えば塗り絵をするときは端から塗り始めて徐々に広げて行きますね。

それの要領で刈り込みも端から徐々に広げて行きます。そうすることでムラなく刈り込めます。

③角は少しハサミを斜めに入れる

玉物は丸みをつけてこそ綺麗に見えます。

ただハサミの角度からいって丸く作るのは少し難しいです。

一番仕立てやすいのは側面や天端を真っ直ぐ刈り、斜めの部分は刃を↗️や↖️の方向に傾けて刈ります。

角を削り取るイメージで仕上げると良いです。

④裾の部分を真っ直ぐにする※綺麗に見せるために一番大切なこと

上部、側面 斜めを綺麗に刈っても下部の部分(裾といいます)

が揃っていないと美しい仕上がりにならないので少しやりずらいですがハサミを入れて真っ直ぐに揃えるよう意識します。

白の部分が になります。

青の部分は斜め部分で角を削るように青の角度で刈り込む事で綺麗な丸になるのです。

綺麗に刈り込まれたドウダンツツジ

続いてヤシオツツジの手入れですが、ヤシオツツジに至っては刈り込みあまり適しません。

刈り込みをしてしまうと花が咲かなくなったり、柄だが枯れてしまったりと弊害が出てきます。

本来はあまり手を加えずに自然においておくのが良いとされていますが、どうしても大きくなるときは本当に長い枝を抜くようにします。

インターネットから引用

ヤシオツツジです。

ヤシオツツジは夏前に白い花を咲かせますがドウダンよりも大輪なのが特徴です。

花が咲いたり、葉があるときにはそれほど似ているわけではないのですが、この時期には葉っぱを落とすので表面だけ見たら一瞬見分けが付かないほど似ています。

見分け方とすれば幹肌です。

ヤシオは幹にシワのようなものがあります。

ドウダンツツジはそこまでシワがないのが見分けポイントです。

表面だけで判断すると誤ってヤシオも刈り込んでしまう恐れがあるので気を付けます。

よく見ればわかるのですが枝が伸びて密集していると意外とわかりにくいものです。

2種の樹木はよく似ていますが

手入れのしやすさから見ると

ドウダンツツジ 初心者に優しい

ヤシオツツジ 上級者向け

となります。

ただ前述の通りヤシオツツジはそれほど手入れを必要としないので管理上の手間はそれほどかからないと思って大丈夫です。

お好みがきっと見つかる↓

仮にお手入れにて管理して行く場合

綺麗な状態を保っていくのですが

繊細なヤシオツツジはひょんなことから枯れてしまうことがあります。

丈夫な木ではあるのですが

水切れ

寒さ

肥料焼け

等には注意します。

また酸性土壌を好むヤシオツツジはアルカリ性の土壌に変わっていくと

枯れやすい傾向があります。

お手入れだけでなく

色々な角度から樹木を見てみると

見えてくるものもあります。

樹木の元気を取り戻せ↓

<注意>トゲのある庭木の剪定(ザクロ編)

お世話になっております🙇

今回は果樹の剪定です。

特徴的な実でお馴染みのザクロです。

ザクロは果実が熟して割れることでこの名がつけられています。日本では庭木、盆栽など観賞用に栽培されることが多いです。

そんなザクロですが注意したいのが枝には硬いトゲがあるということです。そのため剪定するために中に手を突っ込んでいくと肌に刺さり痛みを伴います。非常に剪定するのにはやりづらい樹木になります。

吹き出し左側用のアイコン

ザクロは実は美味しいけど木はトゲがあるんだ‥痛そう‥

ちなみにこちらは剪定前です。強い枝がトゲを伴って力強く伸びています。

この見るからに強く上向きに伸びている枝は取り除くようにして小さな枝を残すようにします。

出ている強い枝は他の小さい枝よりも色が違うのでわかりやすいかと思います。

トゲの影響を受けないよう気をつけて剪定します。

こんな感じになります。

吹き出し右側用のアイコン

剪定自体は比較的簡単だけど、とにかくトゲに気を付けてね!

ちなみに私が今まで経験してきたトゲが厄介な樹木ですが個人的な主観で決めさせていただきましたがランキング形式で見てください。

3位 ザクロ ボケ

この2樹木が同率3位です。どちらも枝に鋭いトゲがあり、剪定に苦労します。どちらも大きめの果実をつけるのが特徴です。

2位 ピラカンサ

ザクロなどと比べてトゲが鋭く、枝も硬めのため1度刺さると激痛です。枝も良く吹くため切る枝が多く剪定に手間がかかります。ただそれほど大きくなるわけではないのか救いです。

1位 ユズ

堂々第1位です。何よりトゲの鋭さは郡を抜きます。また背丈も高くなるため成長していくと剪定も骨が折れますし収穫も容易ではありません。枝の付け根の方までトゲが出るので切るときに枝を持つときは相当気を使います。

話は戻ります。そんな危なっかしいザクロですが、冒頭でも行ったように果実が特徴的で味も良いです。

ザクロジュースにしたり、シロップにしたりはたまたそのまま食べたりと色々な楽しみかたがあります。

インターネットから引用

日当たりがよければ花付きがよく、実もたくさん収獲できるので植え付けの際は日当たりの良い場所を選んで植えましょう。

またザクロは花も綺麗でオレンジ色のような色の花を咲かせます。

インターネットから引用

枝にトゲがある以外は非常に用途の良い樹木と言えます。

庭師 シマトネリコを剪定する

お世話になっております🙇

先日行ったお客様宅での剪定になります。

今回の樹木はシマトネリコという種類になります。

こちらがシマトネリコです。

放置しておくとどんどん大きくなるような生育旺盛な樹木です。常緑樹なので一年中綺麗な緑が楽しめます。葉が羽のように出てくるのが特徴です。

羽状の葉がとても綺麗で洋風な雰囲気があるのでお庭の樹木としても人気があります。

ただ寒さに弱いので冬の時期の剪定は避けたほうがいいです。寒さ以外には気を使う必要が無く、病害虫も少なく丈夫な樹木です。

このシマトネリコも何年か放置して上に伸びすぎてしまってカーポートを越えてしまいました。

このシマトネリコをお客様ご自身でもお手入れが出来るようにカーポートくらいまで高さを下げる剪定をしていきます。

高さを下げる剪定ですがカーポートまで下げるのでカーポートの高さの位置に細かい枝があるのか確認します。もしなければその上にあるか確認します。恐らく羽状に出ているのでどこかしらには細かい枝があると思います。

何故細い枝の位置を探してそこで切るのかと言いますと切ったあとの見映えの良し悪しが変わるからです。もし仮に枝関係無しにぶつ切りにした場合ですが見た目が非常に堅苦しくなり、いかにも切りました!という形になります。樹にもよりますが下手をすると枯れてしまう場合もあります。

枝を残すようにすれば樹に柔らかさが残り、高さを下げたように見えないため変な感じがしない仕上がりになります。

ただシマトネリコの場合ぶつ切りにしてもどんどん枝が吹いてくるほど生育旺盛な樹木です。

なので究極に高さを詰めたい時、形を全く気にしないというかたはぶつ切りにしても大丈夫です。

ただ私としては細かい緑の葉っぱがそよそよなびいているのが美しいのでぶつ切りは少し抵抗があります。

やっぱり樹の形を崩さずに形を整えたいと思うのです。

完成形です。見事カーポートまで高さが下がり小さくなりました。

適度に葉も残り、自然な感じも出すことができました。

<御自宅でも役立つ>刈草の掃除方法

お世話になっております🙇

暑い日が続きそれに比例するように草刈りの仕事が増えていきます。

忙しいのは喜ばしいことなのですがさすがにここまで暑いと堪えます(笑)

そんな草刈りの中で最も大変なのが刈った草の片付け(掃除)です。

この片付けというのが一番地味ですがとても大切な作業になります。

極端に言えばいくら草刈りを完璧にこなしても掃除が雑になってしまうと綺麗に見えなくなってしまいます。

今回は河川の草刈りの片付けをしたのですが

こちらが刈った草になります。

今回は肩掛け式の草刈り機を使い、刃で草を刈りました。

刃で刈ったことにより草が荒く大きく刈れている状態です。

そのためトラック等に乗せるときに束ねやすかったり集めやすいという利点があります。

またツルが絡んでいてそれを取り除く作業も骨を折りました。

ちなみにナイロンコードをつけて草刈りをするとこれよりも草のゴミが細かくなります。

そのためブロアなどで片付ける時に掃除しやすい利点があります。

ブロアって何ですか?とお思いの方もいるでしょう❗

ブロアは庭仕事には欠かせない掃除道具で先端が筒状になっていてエンジンをかけるとそこから風が出てゴミを集めてくれます。

話を戻しまして今回の草ゴミは荒く大きいものなのでトラックに積込をして運搬する予定です。

普通のお宅ではここまでのゴミは出ないと思いますが参考までに

この状態で運ぶのは中々大変です。

少しでも楽に運ぶコツとしては上の写真の草の固まりをさらに小さくします。そのためにクルクル巻いてロールキャベツのようにして持ち上げると割りと簡単に運べますし草が溢れる量が少なくてすみます。

この現場は細かいゴミはブロアで吹いてしまうのでこのやり方でトラックに乗せましたが、もっと綺麗にゴミを集めたいときは集めた草ゴミをブルーシートなどに乗せて運ぶと細かいゴミが落ちないのでより綺麗に仕上げる事が出来ます。

またシートを丸めて担いでもって行けるのでより楽に片付ける事が出来ますのでこっちの方がオススメですね!

感覚として大まか片付けたいならロールキャベツにして持って運び、もう少し丁寧に片付けたければブルーシートにゴミを乗せて運ぶ。そういった感じですね!

御自宅でゴミを片付ける場合は恐らく袋に入れてゴミの日に出しに行くと思いますので出来るだけ袋にいれやすいように鋏などで小さくすると良いです。

あまり大きいと袋も破けてしまいます。

同じゴミを運ぶのでもケースバイケースでやり方が何通りもあるというのも面白さかもしれません。

ただ…疲れるため適度に休憩はとってくださいね!

<必見>支柱の目的 (庭師が教える支柱の目的と種類、やり方を解説!)

お世話になっております🙇

今回は少し違って樹木を支える支柱についての事を話します。

支柱の目的は植栽直後の樹木は、安定せず風などで倒れてしまう恐れがあります。

そのため根が根付くまで倒れてしまうのを防ぐ目的があります。

この樹木の下部に立っているものが支柱になります。ちなみに樹木はモッコクです。

この支柱は二脚鳥居支柱と言います。

二脚鳥居支柱とは 「鳥居支柱」と呼ばれる樹木を支えるための支柱のうち、柱を2本用いるものです。 三脚鳥居支柱や四脚鳥居支柱などよりも鳥居の元の形に近い形式と言えます。

杭の長さ(縦)は規定によるが横木から950㎜です(土から見えている部分)。埋める前は1800㎜です。

横木の出っ張りが前で前に樹木を立てます。

横木と樹木は杉皮を樹木に巻き、シュロ縄による綾割掛(前から見て❌になる)で縛ります。

右下から左上に出して一回ぐっと縛り右下から三週左下に周り三週

三週目最後は前に来ないで割り(縛りを強固にするために間をぐるりと縛ること)を二週いれて右上から最初のシュロ縄とでいぼ結びを中心で入れます。

杉皮を巻く理由は縛ったときに樹木を傷つけないためです。

今回は添え木をつけて完成なので添え木をつけます。添え木は根鉢の上に正面から見て右側にまっすぐ立てます。横から見てもまっすぐにするようにします。

横木とぶつかるところでインパクトで穴開けして釘(10センチ)で固定します。釘を打った場所に針金で綾掛けに結びます。右三週 左三週 割二週で最後の捻って切り取り、中へ目立たないように押し込みます。

最後は添え木と樹木とで上、中、下と三ヶ所を杉皮を樹木に添えて割掛で結びます。

割掛は一方向のみで縛ることで終わりに必ず割を二週入れるようにし、最後にいぼ結びで結びます。

これで二脚鳥居支柱の完成になります。

今回鳥居支柱を作ってみて思ったのは鉄線を綺麗に巻くことが難しい事です。

シュロ縄は比較的やり易いのですが鉄線は廻したりする関係で真っ直ぐに巻けずに交差したりしてしまうことがあります。こうなってしまうと鮮明に目立ってしまうので気を付けなければ行けませんがこればかりは場数を踏まないといけないですね!

練習あるのみです。

そもそも何故支柱を立てるのかと言いますと、植え付けた樹木が倒れたり、風で揺れ動かないよう固定するためで、樹木の形状や用途により適した支柱を用います。

今回の二脚鳥居支柱の添え木付きは幹周が9~29cmの樹木に使います。それよりも大きいものには三脚鳥居支柱などを用います。幹周が大きくなるにつれて強度をあげていくと思っていただければ良いです。

非常に手間で時間のかかる作業ですが完成すると非常に美しいです。

この支柱の結びかたの詳しい解説↓

youtubeから引用
youtubeから引用

支柱の基本となるのはイボ結びという結び方になります。

この縛りによって支柱をした際に簡単に取れにくくするのです。

イボ結びは説明すると中々難しいので

こちらを参照下さい!↓

youtubeから引用