(驚き!)庭師が教えるヒイラギのお手入れ 痛くない方法

お世話になります。

先日お客様宅にてヒイラギがかなり大きくなっていたので剪定して参りました。

ヒイラギは結構密で枝葉が出るので刈りこみによる手入れで形を整える方法もあります。

今回はかなり何年か放置してだいぶ強めの枝が伸びていましたのでハサミによる透かし剪定を行いました。

また、ヒイラギは特徴として葉っぱにトゲがあり触るとチクッとして痛いため

どうしてもハサミを入れるのをためらいがちですが透かすことで内部に日が入りやすくなり生育にいい影響を与えやすいと言われています。

今回はヒイラギの手入れ方法を解説していきます。

ヒイラギ

ヒイラギは前述の通り葉っぱが刺々しており素手で触るとチクッとします。

インターネットから引用

こちらがヒイラギの葉っぱになります。

意外と鋭くて痛そうですね!

ヒイラギの手入れは大きく分けて2つあります。

ヒイラギの手入れ

1.刈り込みによる手入れ

ヒイラギは前述の通り比較的密に生えてきますので刈り込みによって形を整えることができます。

刈りこみは木の表面を長いハサミやヘッジトリマーで平らに整えることで初心者でもやり方さえ覚えれば簡単にキレイに出来ます。

何より刈りこみ手入れの一番のメリットは枝葉に直接肌が触らないため

痛い思いをせずにキレイに出来る

ということです。

刈り込みのコツを説明していきます。

刈り込みのコツ

①最初に刈る高さを決める

手を入れる前の玉物は枝が爆発するように

上に伸びているものがほとんどです。

これを伸びる前の高さに刈り戻します

ちょうど葉っぱがすこし残るくらいの位置がいいでしょう。

そこにハサミを当てて左手を固定して右手だけを動かします。

この時 力を入れすぎると表面がガタガタになり見た目が悪くなるので

軽くリズムよく刈り込むことを

意識してください。

力をいれないこと ポイントです。

ハサミ全体をつかって刈り込むと

効率よく仕上がります。

②塗り絵を意識する

例えば塗り絵をするときは端から塗り始めて徐々に広げて行きます。

その要領で刈り込みも端から徐々に広げて行きます。

そうすることで刈りムラがなく刈り込めます。

位置を定めずあちこち適当に刈ると確実にガタガタになりますので注意!

③角は少しハサミを斜めに入れる

これは樹木の形を整えるのに大切な要素で生け垣など以外では大体樹木は丸型に仕上げます。

そのため全体を丸くするように仕上げるとキレイになります。

しかし慣れないと丸く仕上げるのは難しいため簡単に丸くする方法として

四隅を角を落とすように斜めに刃を入れて刈ることで遠目から見ると丸く見えるようになります。

④裾の部分を真っ直ぐにする

※綺麗に見せるために一番大切なこと

上部を綺麗に刈っても下部の部分(裾といいます)が揃っていないと美しい仕上がりにならないので

少しやりずらいですがハサミを入れて真っ直ぐに揃えるよう意識します。

簡単に言いますと樹木の下の部分を真っ直ぐにするという意識です。

この赤線が裾といいますが

この線より下に垂れ下がっている枝を真っ直ぐ揃えることでキレイになります。

2.剪定鋏で枝を抜き透かし剪定

剪定鋏での仕上がりは葉がチラチラしてないぶが透けて美しい仕上がりになります。

しかしどの枝を抜くか選ばなくてはいけなく間違った枝を抜くと仕上がりが汚くなる恐れがあるため初心者には少し難しい方法になります。

しかし、切る枝はあらかた決まっているため決まりを守り抜くべき枝を抜ければ初心者でもキレイに仕上げることが出来るのです。

剪定のコツ

①全体を見ない

剪定の仕上がり後は全体を見てバランスを調整したり というのはしますが

剪定するときには全体を見ない方が良いです。

全体を見てしまうとどれを切ればいいかどこから手をつければいいか

訳がわからなくなってしまいます。

木は枝の塊が集まった区画がいくつも集まって構成されているので1つ1つの区画を仕上げて木一本を完成させるイメージです。

インターネットから引用

見るのは全体でなく

枝の先の枝葉集合区画です。

下図参照!

インターネットから引用

このように赤丸で囲った部分を一つ一つ仕上げることで木一本を透かし剪定として完成させます。

だいたい一番最初の区画を仕上げたらその区画と同じくらいの濃さにすれば自然と全体が同じような濃さになるのでバランスよくキレイに仕上がるというわけです。

ではどのような枝を切るか説明します。

②切る枝 残す枝

残す枝ですが

その木の幹元近くにある小さくかつ放射状に外に伸びている枝になります。

幹元近くの枝を残すのは伸びすぎた木を小さくするためです。

次に切る枝ですがその区画の中で

一番長く出っ張っているもの

を元から切ります。

その元の部分には細かい枝が多数生えているので

次に、内部の邪魔な枝を切ります。

具体的には

幹の方に向かっているもの

極端な上向き下向きの枝

を細かい枝が多数生えている場所から切ることでその区画はだいたい完成させることができます。

この作業を全枝の集合体で行うことで完成形を作るわけです。

剪定のまとめ

1.全体でなく枝先の集合区画を見る

2.集合区画の中で長い枝、内部の邪魔な枝を切る

3.全ての枝先でその作業の繰り返し

以上がヒイラギの手入れのまとめになります。

最後に剪定をするさいはどうしても木の内部に手をいれなくてはならないため多少は痛い思いをしなくてはなりません。

そのため手袋などをして少しでも保護できるようにすると良いでしょう。


庭師の独り言(座右の銘) 仕事を進める上で大切にしている言葉

お世話になります。

独り言だと思って聞いてください。

人生において自分自身を奮い立たせる言葉といいますか大事にしている言葉ってあると思います。

小さい頃と今では自分自身そういう言葉は変わってきましたが皆さんはどうでしょうか?

現在の座右の銘

ちなみに今現在の自分の座右の銘といいますか大事にしている言葉は

やるべきことをやる

です。

私たち職人は現場を任されその現場の施工をし、完成させて始めて報酬が得られます。

私たち職人が利益を出して会社を成り立たせて行くためにはいかに効率よく現場を進めていくかにかかってくるため

そこは腕の見せ所になります。

現場を効率よく進めていくためには工程の段取りが最重要で

現場の代理人さんの意見を聞きつつ私たちが効率よく進めやすいように工夫しながら現場を進めます。

そのときに与えられた仕事をただやるのではなくどうすれば早く丁寧に進められるかを職人1人1人が考えることでもっと仕事が捗るようになります。

仕事に責任を持ち、1人1人がやるべきことをやることで結果に繋がることから

やるべきことをやる

この言葉を意識するようになりました。

この言葉は仕事が上手くいってないときにも響いてくる言葉であると思っていて

何で進捗がよくないか?何で上手くいっていないか?

などを考えて

どうすればいいか?今やるべきことは何か?

考えることで改善案が編み出されていきます。

いわば職人を思考停止させないための言葉でもあると思っています。

仕事は全体を見ながらゴールへ向けて進めていくのが理想的ですが、

今何をしていけばいい結果を得つつゴールへ向かえるか!

仕事を進める上でのベストな言葉だと思うので今現在の私自身の

座右の銘 とさせていただいています。

今は変わってしまいましたが

過去にここにくるまでで

自分自身で大切にしていた言葉もありました。

小学生~中学くらいまでの座右の銘

私自身は小学校低学年から高校卒業まで野球をしていて

日々 甲子園を目標に頑張ってきたつもりです。

なぜ甲子園を目標にすることになったかですが小さいときにTVで見た甲子園中継が影響していて

これほど広い場所で大歓声を浴びながら野球することはさぞ気持ちいいんだろうな!

最初はそういう気持ちでした。

しかし、野球をやり始めて徐々に理想と現実のギャップに気づかされてきます。

あの場所(甲子園)でプレーするのは簡単なことではなく

地方大会で優勝しないと甲子園に出ることも難しくまた勝ち抜くまでが大変だと

さらに試合に勝つために厳しい練習に耐えなくてはいけないという

たどり着くためには計り知れない修羅場を経験しないといけないことがわかりました。

当初練習についていけずもうやめてしまおうかと思いましたが

そこでコーチにかけられた言葉によって

自分を奮い立たせることができました。

努力

です。

何かを成し遂げるためには練習のほかに努力することが大切だと教えられました。

最初は嘘だろ?と

こんなに練習しても足りないの?

と思いましたが 練習のほかに努力出来れば他の人と差をつけることが出来る。

この言葉を聞いて

自分にも可能性があるかもしれない!と奮い立たせることができました。

小学生時代は 努力 の言葉を胸に

練習終わりにはほぼ毎日バットの素振りをすることを心がけ始めました。

嫌になるときもありましたが

試合に出たかったし、甲子園に行くためにやるしかないと奮い立たせながら頑張りました。

小学校高学年から試合に出させてもらうようになり公式戦でも打てるようになってきたことが嬉しく、

やはり努力は報われるんだなと思いました。

中学~高校

しかし、中学校 高校辺りから周りとの実力差に引け目を感じるようになってきます。

それでも小学校の成功体験を胸にどんなに疲れていても素振りをすることは欠かしませんでした。

ところが続けても実力差は埋まりませんでした。

周りも同じように努力(練習)するからです。

高校3年の春に母校が甲子園に出場することは出来ました。

そのため甲子園に行きたいという目標は結果的に達成できましたが

自分は試合にも出られないいわば補欠で

チームメイトに連れていってもらった結果でした。

この事から得た教訓は

強く願っていれば結果が出やすくなるしそういう環境に周りがなってくる。

努力は必ず報われるとは限らずやり方次第で結果は変わる。

この2つです。

努力でよい結果を得ている人はただ漠然と練習をするわけではなくしっかり自分がこうなりたいとイメージを持っていて

そのイメージに向けて模索し、試行錯誤を繰り返しながら少しずつゴールへ近づいて行く。

これを粘り強く続けていけるから

いい結果になるように環境が変わっていくんだろうなと

だから成功するんだろうなとそう感じます。

そのため私は努力が報われるかどうかは目的をしっかり持ちその目的にあったやり方を着実に遂行できたかどうかだと思います。

これは仕事にも直結してくると思うのです。

高校卒業~現在

冒頭の方で仕事は各々がやるべきことをやることで着実にゴールに向けて進むことが出来る と言ってきました。

それは言い換えれば目的(ゴール)に向かって自分の頭の中で何がベストかを考えて努力しているとなると思います。

高校生活で得た教訓からその事を意識し始めたお陰か仕事の技術はゆっくりながらも着実に身に付くようになり

ゴールに向けて進んでいくことが出来るようになってきたと思います。

ただここで満足して思考を止めてしまうとここで終わってしまうので

もっといいやり方はないのか?

など今でも考えて行動しているところです。

その行動が やるべきことをやる

さらに 努力 となってくると思います。

成長の段階で考え方が変わったかなと思っても実は繋がっていることに気づいた今日この頃でした。

明日以降も仕事頑張ります。

脱線してしまい失礼しました!

<目から鱗>ドウダンツツジ 枯れる 理由を解説

お世話になります。

庭や公園の管理をしている中でツツジは見かける頻度が多く管理もしやすいため人気の樹木です。

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ツツジって種類がいっぱいあるんだよね?

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そうだよ。主に庭木でよく使われているものは次に解説していくよ!

庭 公園でよく見かけるツツジ

5月に花をつける

サツキツツジ

インターネットから引用

薄紫の大輪の花をつける

オオムラサキツツジ

インターネットから引用

夏と秋で花と紅葉どちらも楽しめる

ドウダンツツジ

インターネットから引用

その中でドウダンツツジにフォーカスを当てて解説していきます。

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ツツジ類は非常に強い木なので、初心者にも育てやすいんだ!

ドウダンツツジ

今回のテーマですがドウダンツツジは一定の条件で枯れてしまうことがあります。

玉物のドウダンツツジが多数植栽されているお庭の管理をしたことがありますが

同じ環境で同じ管理をしているにも関わらず部分的に枯れてしまっていたり

玉物の何個かだけ枯れていたりするのです。

ここで言う 枯れ とは

冬に落葉して裸の状態のドウダンツツジを指すのではなく

幹や枝に水分がなくパサパサになっている状態のことです。

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丈夫な木のはずなのに、なんで枯れてしまうんだろう?

ドウダンツツジが枯れる原因

1.部分的に枯れている

剪定or刈り込みのやりすぎ

ドウダンツツジを手入れする際に強く刈り込んだり剪定すると養分の調節がうまく行かなくなり部分的に枯れたりすることがあります。

もちろんその部分だけ強く切りすぎてしまっても芽が出てこず枯れることがあります。

対処法

手入れをするときは出来るだけ軽めに手を入れるようにします。

葉っぱがあれば葉っぱが残るくらいの手入れにとどめます。丸坊主にするのはNG。

どうしても小さくするときは落葉している時期2~3月頃に切るようにすると良いでしょう。(枯れる可能性は少ないですが100%というわけではないのでほどほどに。)

2. 全体的に枯れてスカスカになる

テッポウムシ(カミキリ虫)による被害

木全体が枯れてしまっている場合は剪定の失敗というよりは害虫の影響を疑います。

ドウダンツツジはテッポウムシが入りやすい樹木であり、被害を受けて枯れるケースが多々あるのです。

テッポウムシはカミキリ虫の幼虫をさす生き物です。

テッポウムシの被害

テッポウムシが木を枯れさせる仕組みは食害によるものです。

具体的には木の内部に侵入し、内部から木を食べることで木を弱らせます。

下はテッポウムシの被害を受けたドウダンツツジです。

2箇所穴が空いているのがわかります。

この穴がまさにテッポウムシに食害された証拠になります。

しかしこれは枯れたドウダンツツジを伐採して始めてわかることなので事後確認になってしまいます。

枯らす前にテッポウムシの侵入がわかる方法はあるのでしょうか?

対処法

テッポウムシが木に入っているかどうかは木の根元を見ればわかります。

根元を見るとテッポウムシが食べたであろう木屑が散らばっているためそれが判断材料になります。

テッポウムシを見つけたら放置せず駆除に入ります。

木にインパクトドライバー等で穴を空けて専用の薬剤を注入することで駆除することが出来ます。

もしくは専用の保護フィルム等も販売しているので利用するのも良いでしょう。

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剪定のしすぎや害虫の発生が枯れる原因なんだね!木の中を食べちゃうとか表からではわからないね!


テッポウムシが着きやすい樹木

テッポウムシは一部の樹木に着きやすく見つけたら対処が必要となります。

モミジ

コブシ

ドウダンツツジ

・イチジク

ミカン

これらの樹木は着きやすいため注意が必要です。

よく庭木に使われる物が多いため管理する際には目を光らせておきましょう。

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テッポウムシ、要注意だね!

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見つけにくいのがまた厄介だけど、根元に木屑が落ちていないか注意して見てね!

<必見>芝生の刈り方 芝生の種類別の刈り方を徹底解説

お世話になります。

お庭や公園によく見られる芝生ですが土と違い寝そべったり出来て気持ちいいですよね!

また緑であることから何かと落ち着く雰囲気も出してくれます。

ただ、芝生の管理において大変なのが芝刈りや雑草の問題だと思います。

芝生は生き物なので月日が経てば成長していくものです。

そのため放置しておけばどんどん伸びていきます。

また、芝生には種類があることはご存知でしょうか?

荒い芝生細かい芝生様々ですがそれぞれで芝生の刈り方が変わってきます。

今回は公園、庭で多く使われる芝生を種類ごとに分けて刈りかたの違いを解説して管理の仕方を知っていただければと思います。

代表的なものを抜粋して説明します。

主な芝生の種類

公園などに使われる ノシバ

公園などに多く使われているのはノシバという種類の芝生です。

インターネットから引用

特徴としては芝の芽が粗めに生えてくる種類であります。

日本で生育されている一般的な芝生で

踏みつけや病気にも強い種類で生育も旺盛です。

お手入れ方法

前述の通り生育が非常に旺盛なため放置しておくとあっという間にボサボサに生えてきます。

私たちがノシバを管理するときには

肩掛け式の草刈り機か手押しの芝刈機を使って芝刈りを行います。

敷地が広い場合には芝刈機の方が圧倒的に効率が良いです。

私たちが使っている芝刈機はロータリー式と言って機械の中で一本の刃が回転することで芝生を刈っていきます。

芽が荒いノシバは芝丈にもよりますが比較的刃に絡まらずスムーズに刈ることができます。

お庭などに使うことが多い コウライシバ

お庭で人気のコウライシバですがノシバとの違いについて

芽の粗さがあげられます

ノシバに対し芽が細かく密集して成長していきます。

生育は旺盛ですがノシバほど物凄く伸びるわけではなく緩やかに伸びていくのが特徴です。

インターネットから引用

お手入れ方法

コウライシバのお手入れはノシバ同様肩掛け式の草刈り機やロータリー式の芝刈機で芝刈りを行います。

ただ少しコツがいります。

コウライシバはノシバと比べて芝丈の伸び自体は少ないのですが

いかんせん芽が細かいためロータリー式の芝刈機を使うとあまり芝丈が高くなくても刃に芝生が絡まり機械がスムーズに動かない場合があるのです。

そのため刈り方を工夫して芝刈りすることが大事です。

1.刈り高を高くして刈る

ロータリー式の芝刈り機は高さを調節して刈ることが出来る優れものです。

機種によって5段階(5ミリ~1ミリ)や7段階(7ミリ~1ミリ)くらいに調整することができます。

今後の伸びを考えると出来るだけ低くして刈りたいところです。(3ミリくらい)

しかし最初から刈り高を低くすると前述の通り深く刃をいれなくてはいけないため刃に芝が絡まり止まってしまいます。

こうなると効率が非常に悪いですし、作業ストレスも半端ではありません。

そのため一度機械の刈り高を高くして刈ってから低くして刈り直す 2度刈り を推奨します。

こうすることで芝丈が低い状態で機械を動かせるのでスムーズにかつキレイに刈ることが出来るのです。

ただ1つ2度刈るということは手間が倍になるということなので早く作業を終わらせたい人には向いていません。

2度刈り

仕上がり ☆☆☆☆☆

手間 ☆☆

2.肩掛け式の草刈り機と芝刈り機を併用する

もう1つの方法は肩掛け式の草刈り機とロータリー式の芝刈り機を併用して芝刈りをする方法です。

この方法は最初の方法より手間をかけることなく芝を仕上げることができます。

やり方ですが

まず肩掛け式の草刈り機で芝生をある程度の高さで刈って

その後芝刈り機で仕上げます。

この際 肩掛け式の草刈り機のアタッチメント(機械の先につける)はナイロンコードでもチップソーでも構いません。

刈りやすさ的にはチップソーの方が楽です。

芝生をある程度の高さまで刈ってその際に出た刈りゴミをまず片付けます。(虎刈りでも構いません)

ある程度片付けたら芝刈機を好みの高さに調節して修正するように刈ります。

この方法は手間が少なくオススメですが

キレイに仕上げるにはある程度技術がいります。

ポイントとしては最初の草刈り機使用時に深刈り(低く刈りすぎること)しすぎないこと

あくまで芝丈を少し短くして芝刈機の補助をするということを意識付けます。

草刈り機 芝刈機 併用

仕上がり ☆☆☆☆

手間 ☆☆☆☆

まとめ

芝の種類ごとの芝刈りの方法を解説していきました。

芝生はキレイに保つことで非常に美しい姿で私たちを楽しませてくれます。

そのために放置しすぎずこまめな手入れを心がけていきたいものです。

<役立つ>庭師が教える 庭に植えないほうが良い樹木5選

お世話になります。

もうすぐお彼岸の時期で連休もありますので帰省するかたも多いのではないでしょうか。

帰省先の実家などには立派なお庭があり、樹木もたくさんあるよ というかたも多くいると思います。

私たちも仕事柄そういったお庭のあるお宅に庭木の手入れにいったりします。

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庭師さんて、お盆前やお正月前は忙しいイメージだよね。

手入れする理由としては

1.お彼岸やお盆 お正月など人が集まるためキレイにしたい

2.単純に大きくなりすぎて短くしてほしい

等々ありますが

2のケースは非常に多く、最初は小さい木だったがどんどん大きくなってしまった。

そこで今回は庭木には植えないほうが良い樹木を解説していきたいと思います。

庭に植えないほうが良い樹木5選

1.シマトネリコ

シマトネリコは常緑が美しく特に洋風の庭に相性が良く人気の樹木です。

生育も旺盛で育てやすい樹木でもあります。

インターネットから引用

問題なのがこの生育の旺盛さで、枝葉の伸びが凄くあっという間に大きくなり手がつけられなくなります。

高さは悠々2階部分を越えていきます。

こうなると手入れをするのも骨が折れるのでこまめに手入れが出来ない方は植えないほうが良いでしょう。

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除草剤をかけて枯らしても、また枝が出てくるほど生育旺盛だから、庭木で用いたいときはこまめに剪定をしよう!

2.ケヤキ

ケヤキは街路樹や公園などに良く使われていて雄大な樹姿で夏には緑光、秋には紅葉が楽しむことが出来ます。

皆様のイメージ通りでとてつもなく大木になる樹木で、敷地が限られている個人邸のお庭に植えるのは向かない樹木です。

幹も硬いため伐採するのも一苦労な樹木です。

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数10mのケヤキが庭にあるのは確かにミスマッチだね!

吹き出し右側用のアイコン

街路樹や公園樹として使われるのがほとんどだからね‥

インターネットから引用

3.サクラ

日本の風情として代表的な樹木でピンクの花がとても美しい樹木です。

ただその美しい姿とは裏腹に非常に管理が難しい樹木になります。

まず放置するととても大きくなり、お庭のスペースを埋めてしまいます。

さらに害虫がつきやすい樹木であります。

代表的なのはアメリカシロヒトリというケムシで葉っぱを大群が食いつくし、木をダメにしてしまいます。

ポロポロ木からケムシが落下してきたりもするのでお庭にいたらいい気分はしないでしょう。

吹き出し左側用のアイコン

サクラ綺麗だけどケムシは嫌いだな!!

4.サルスベリ

サルスベリですが非常に丈夫な木で剪定にしてもぶつ切り剪定をしても切ったところから枝がどんどん出てくるように

枯らす方が難しい樹木です。

7月頃から長い期間ピンクや赤などの花をつけることで 百日紅 とも名付けられています。

一見庭木に良いのではと思われがちですが問題なのはその枝の伸び方です。

場所を問わず長い枝が多数出てくるため隣家に越境してしまったり、通るのに邪魔になったりと不具合が多くなります。

また、放置しておくとどんどん高くなって行く樹木でもあります。

また 名前に スベリ とつくことから受験や運気が滑ると通ずるため縁起が悪い木といわれています。

5.タイサンボク

公園などによく植栽される樹木で、大きな葉っぱと白い花が特徴です。

その事からごくたまに庭木に植栽されたりしているのですがあまりオススメしません。

理由はその成長力で放置しておくことで10メートルを超える高さになり手がつけられなくなります。

インターネットから引用

まとめ

ここまで庭木にオススメ出来ない樹木を解説していきました。

吹き出し右側用のアイコン

オススメしたい木は動画でまとめましたので、参考にしてください!

パート2はこちら↓

<衝撃>樹木を放置しておくとどうなるのか?

お世話になります。

最初植えたときには小さく可愛かった木もそのままにしておくとあっという間に大きくなり手がつけられなくなります。

そうなるとどうしても管理が億劫になり放置しがちになります。

今回は放置しすぎた木はどうなっていくのか?

解説していきたいと思います。

木を放置しすぎると…

1.枝葉が密集し風通しが悪くなる

まず切らずに放置した木はどうなるかですが枝葉が密集して隙間 空間がなくなり風通しが悪くなります。

繁ったモッコクの木

目安としては幹が見えずに枝葉で埋もれていれば密集しているといえます。

木の内部にカメラを当ててみましたがこのように枝葉で何がなんだか分からなくなります。

風通しが悪くなることで次の事項に繋がってきます。

2.害虫が発生しやすくなる

前項の風通しが悪くなることにより害虫がの発生を助長します。

理由として枝葉が密集していることにより虫にとって隠れる場所が出来て人に見つかりにくいからだとされています。

例えばハチなどの危険生物が巣を作るのはまさにこういう空間で

見つけにくいため気付かず近くを通り被害に遭うというケースも多々あるのです。

危険なハチを一網打尽!↓


インターネットから引用

さらに蛾が卵を産み付けやすい環境でもあるため毛虫が大量に発生しやすくなります。(木によって)

人に無害な毛虫だとまだ良いのですがチャドクガのように被害をもたらすものもいるため注意が必要です。

ケムシの駆除に↓


インターネットから引用

3.近所に迷惑をかける

これは場所によってですが例えば隣家との境界付近に木があったとして

その木を放置している場合間違いなく伸びた枝が隣家の敷地をまたぎます。

人によっては伸びた枝が原因でトラブルになるケースもあるのです。

インターネットから引用

4.剪定が大変

枝葉を伸ばしすぎているということはその分枝葉が大きくなっているということです。

そうなると普通なら剪定ばさみで切れる枝もノコギリを使って切らなくてはならなくなります。間違いなく手間がかかり大変になります。

切った枝ゴミの量も莫大になってくるので労力がかかります。

インターネットから引用

5.犯罪を助長する

極論に近くなりますが泥棒や空き巣などは心理的にどちらの家に侵入しやすいでしょうか?

こまめに手入れされている家

木を放置しすぎて鬱蒼とした家

恐らく心理的には 鬱蒼 としたほうが侵入しやすいのではないかと思います。

インターネットから引用

外からよく見えるのと見づらいのでは周りから気づかれる度合いが変わってくるため

鬱蒼としている家のほうが分かりにくいのではないかと思います。

もちろんプライバシーの関係であまり外から覗かれたくなかったり見られたくない場所などもあるため全部キレイにするのも考えものの時がありますが

きちんと庭にまで手がかけられているということは周りを気にかけているとも捉えられますので犯罪を起こそうとしているものからしたら少しは抑制にはなるのかなと感じます。

管理方法

一番よいのはやはりこまめな剪定です。

4の項目で伸ばしすぎは剪定の手間になると言いましたがそうならないために2年に1回もしくは1年に1回は手入れをした方が良いでしょう。

こまめに剪定をしていけば徐々に枝が暴れなくなるため管理が楽になっていきます。

木の放置は様々な弊害を引き起こすのである程度木があるお庭をお持ちのかたはこまめな手入れをオススメします。

面倒な庭の手入れも↓

<知って得する!>ツルの除去 枯らしかた

お世話になります!

暑さが酷く雑草の伸びも旺盛ななか同時にツルの悩みも出てきますよね

むしろ雑草よりもツルの方が厄介かもしれません。

厄介なツル

ツルが厄介な理由として

1.引っ張っても中々取れない

2.柵などに絡み付く

3.樹木に絡み付く

4.どんどん伸びる

等々あります。

今回は各項目毎に解決策を考えてみましたので参考にしてみてください。

1.引っ張っても中々取れない

草などは種類によりますが引っ張ると抜けてしまうものが多いですがツルともなるとそうはいきません。

その理由として意外と茎が太くて強いということがあげられます。

実際に引っ張ってみるとわかりますが繊維が茎の内部に張り巡らされているような感じで粘り強く丈夫なのです。

こちらはツルの代表格フジツルになります

名前の通りフジの木のツルが蔓延っている状態で侵食力が凄くあっという間に樹木を包み込みます。

こちらがフジツルの茎です。下手なロープよりも丈夫です。

そのため除去するためにはハサミが必要不可欠です。

と言っても紙などを切るハサミは壊れますので必ず樹木用のハサミをご用意ください。ホームセンターなどで購入出来ます。

2.柵などに絡み付く

ツルの厄介なところ二つ目は柵などに絡み付くことです。

これがまた厄介で取り除くのは非常に手間です。

赤で囲まれた柵にツルが絡んでいるのがわかると思います。

これはクズツルといいますが大降りの葉っぱと強固な茎が特徴です。

茎の強さはフジツルをしのぐかもしれません。

さて巻き付いたツルですがこれもハサミで切るしかありません。

螺旋状に絡んでいるため各階層ごとにハサミを入れてとにかく切ってください。

そうすると徐々に剥がすことが出来るので剥がしていき根元までたどり着いたらしっかり切り取ってしまいましょう。

3.樹木に絡み付く

ツルの特性として樹木に絡み付くのも特徴です。

とにかく生育が旺盛なので放置しておくとどんどん樹木を埋め尽くします。

このようにツルが徐々に大きく広がっていくのでハサミで切って除去します。

切り方にもコツがあり、出来るだけ地面に近いところで切り取るのが良いです。

上だけツルを切り取っても結局またすぐにいっぱいになってしまいます。

根っこが残っている以上また伸びてくるのは避けられませんが伸びる速度を遅めることができます。

そのため樹木にツルが絡み始めたら根元で切るように意識します。

4.どんどん伸びる

前述でも示した通りツルの生育は非常に旺盛であっという間に伸びて来てしまうのが問題です。

このようにどんどん伸びるツルの抑制のためには

除草剤 の使用が必要不可欠です。

除草剤の使用

ハサミで切っても根っこが残っている限りまた伸びて来てしまうので除草剤を使い枯らしてしまおうという考えです。

直接ツルに除草剤を掛ける方法

根元に刷毛で塗る方法

とあるので説明していきます。

まず

直接ツルに掛ける方法

手間 ☆☆☆☆

効き目☆☆☆

この方法は柵などに絡んでいたり周りに植物等がない場合に用いれる方法です。

ツルに直接薬剤を散布すれば良いので手間がかからず比較的早めに枯らすことが出来ます。

使用する除草剤は根までよく枯らすことが出来る

ラウンドアップマックスロード 5.5L

がオススメです。

ある程度の期間で効き目は維持しますがまた伸びてくるので伸び始めの小さいときにこまめに散布して除去していきます。

根元に刷毛で塗る方法

手間 ☆

効き目 ☆☆☆☆☆

こちらは樹木や植物にツルが絡んでいるときに使える方法で

ツル以外の樹木にダメージを与えずツルを除去しようという方法です。

根元で切り取ったツルの残りに除草剤の原液を刷毛にとり残りのツルに塗ります。

こうすることでツルのみ除草剤を染み込ませることが出来るので他の樹木を守ることが出来ます。

原液で塗るため効き目は抜群で長い期間ツルを抑制出来るでしょう。

問題なのが手間です。

ツル一つ一つに塗らなくては行けないので時間と労力を使うこととなります。

こちらもラウンドアップなどが使いやすくオススメでしょう。

他の除草剤も見る↓


まとめ

ツルの除去 枯らしかたの方法として

ハサミで切って小さくして最終的に根元で切るようにする

柵に絡んでいるツルは巻き付いている階層ごとにハサミで切って剥がしていく

樹木に絡んでいるものは出来る限り地面に近いところで切る

除草剤を使って枯らす

一度ツルが出てくると手間ですが上記を意識して除去していくようにしてください。

<感動>庭師目線で見る 東京ディズニーランドの魅力

お世話になります。

先日は家族で東京ディズニーランドへプチ旅行に行ってきた訳ですが

アトラクションやパレードなどお馴染みの楽しみかたで堪能してきた訳です。

しかしただ純粋に楽しんでいるだけでは中々気づかない部分もあります。

庭師を生業としている私としてはどうしてもアトラクションやパレードよりも周りの景観や樹木などに目が行ってしまいます。

そこで庭師目線でディズニーランドを見てみた感動要素をまとめてみました。

場所による植栽配置や風景

ディズニーランドは園内で7つの街並みをイメージした場所がありますがその場所にあるアトラクションやイベントに合わせが木や花が配置されていたりと考えられているなと思いました。

例えば入り口入ってすぐにはディズニーランドのシンボル シンデレラ城があります。

シンデレラ城

シンデレラ城は華やかな印象を持たせるためか彩り鮮やかな花が植えられています。

皆 無意識ではあるも思いますがこれだけで映えますね。

トゥーンタウン

トゥーンタウンという場所

ディズニーアニメーションのキャラクター(トゥーン)たちが住む、とびっきりハッピーな街としていたずらな住民たちがしかけたゆかいな事件が巻き起こっているというコンセプトがあるようで遊び心やイタズラ心をくすぐるような風景を意識されています。

例えばこちらの樹木ですが円形の綺麗な形になっています。

この樹木はシマトネリコと呼ばれるものであまり円形には仕上げることがないので珍しいなと思っておりました。

シマトネリコは洋風なイメージの常緑樹で下のような形で仕上げるのが一般的です。

インターネットから引用

きっと遊び心やイタズラ心をイメージされて一般的にはあまりやらない形を取り入れたのかなと感じました。

ファンタジーランド

次に驚いたのが 美女と野獣のアトラクションがあるファンタジーランドですが、

新しいアトラクションというのはもちろんですがその後ろの背景に驚かされました。

こちらになりますが遠目から見ると本物かと思うほどの臨場感です。

良く見ると人工的に作られたものとわかるのですが良くここまでの迫力を出せるなと

アトラクションそっちのけで関心しきりでした。

正面にはお城があるんですが ファンタジー感を演出するための樹木配置がありました。

これはヒマラヤスギですがスギ系統の物で思い浮かべるものといえば 鬱蒼とした森 ではないでしょうか?

物語ではよく森などの場所が出てきますが少し薄暗く不気味なイメージでこれから何が起こるかドキドキ感を演出してくれます。

ファンタジーランドでもこれから何が起こるか?そんなイメージを持たせてくれるような樹木配置になっていました。

ウエスタンランド

ジャングルクルーズやリバー鉄道などのアトラクションが楽しめる場所ですがジャングルをイメージした植栽配置が楽しめます。

シュロの木やヤシ系統など南国イメージの樹木がほとんどで何より水をたくさん使っている印象です。

その他

ビッグサンダーマウンテンのウエスタンランドやスプラッシュマウンテンでお馴染みのクリッターカントリーは時間の都合上廻ることが出来ませんでした。

遠目から見た感じではどちらもレンガ調の作りになっていてグランドキャニオンのような広大なイメージを持ちました。

楽しむポイント違うとは重々承知していますがアトラクションの並ぶ時間の暇潰しに見てみると面白い発見があるかもしれません。(隠れミッキー見つかるかも)

<衝撃>厄介なヤブカラシ 枯らす 失くす方法

お世話になります。

残暑が厳しい季節ですがいかがお過ごしでしょうか?

今時期は草やツルの伸びの最盛期で、草刈り三昧でございます。

その中で少し厄介なツルの紹介をしていきます。

ヤブカラシとは?

ヤブガラシともいい、藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示していることからそう呼ばれ、別名ビンボウカズラともいいます。

その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住みかに生い茂る。

あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されています。

道端、林縁、荒れ地などに生え、市街地では公園のフェンスなどによく絡まっています。写真はオオムラサキツツジに絡まるヤブカラシ。

ツルの長さは 2 ~ 3 メートルで、葉と対生する巻きひげが伸びて他のものに巻き付き、覆い被さって葉を茂らせます。

ヤブカラシの取り方

よくありがちなのが映えているヤブカラシをそのままぶちぶち手で引っ張ってとることですが あまりオススメしません。

地面から生えて絡まる物ですのでぶちぶち上っ面を切るだけではまたすぐにいっぱいに覆われてしまいます。

こちらはツツジに蔓延っていたヤブカラシを下におろしたところです。

ぶちぶち切らずにこのように一度下に下げるようにしましょう。(ツルの出所が良く見えるため)

矢印の方向にツルの出所があるので根を引っこ抜くか根元で切るようにします。

ただ根は物凄く深く蔓延っているので全て引っこ抜くのは中々骨が折れる作業になりますので

とりあえず根元で切るということを頭においてください。

ヤブカラシの枯らしかた

ヤブカラシを完全に失くすのは至難の技と言えます。地上部を抜き取っても土中に根茎を残すと春から夏にかけて盛んに芽を出し、地下茎は横に長く伸びるため、一度広がってしまうと、その土地から完全に取り除くのはほぼ不可能と言えます。

ですが数を減らしたり、小さくすることは出来ます。

除草剤の使用

手取りの場合だと限界があるので除草剤との併用で対応します。

ヤブカラシが生えている場所によって使える除草剤が変わるので注意します。

フェンスなどに絡み付いているヤブカラシ

フェンスやコンクリートなどに絡み付いている場合は根を根こそぎ枯らす除草剤を希釈濃いめで使用します。

根元でヤブカラシを取り除いたらその根元に除草剤をたっぷり散布してしまいましょう。

オススメ除草剤↓

ラウンドアップ

液状の除草剤で業者も良く使っていますし、テレビCMも放映されているポピュラーな除草剤です。

https://www.roundupjp.com/products/maxload/

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ネコソギ

粒剤の除草剤で液状の除草剤よりも残こう性があって強力です。

広い範囲に撒けないことが弱点です。

https://www.rainbow-f.co.jp/nekosogidochi/



樹木に絡み付いている場合

この場合は前述通りの除草剤散布はあまりオススメ出来ません。

ヤブカラシの根っこと一緒に樹木もダメージを受けてしまうからです。

枯れても構わないということであれば問題ないのですがそうでない場合はやり方を考えます。

除草剤を使わず根元で処理する

前述通りでハサミ等で根元でツルを切り取ります。樹木へのダメージはほぼゼロですが、すぐに新しいツルが伸びてくるでしょう。

除草剤を使うとすれば根まで枯らすものではないものを使う

前述二つの除草剤は根まで枯らす除草剤なので使ってはいけません。

根は枯らさないが表面状は枯らすことが出来る除草剤を根元に散布することで樹木へのダメージを少なくします。

オススメ除草剤↓

バスタ

液状の除草剤で作物の周りにも安心してお使い頂けます。

https://basta.jp/


ヤブカラシの管理

上記の通りヤブカラシの完全除去はほぼ期待できません。

そのためこまめな管理が必要になります。

ヤブカラシが生えてきて確認できたら小さい段階で前述の方法を使うことで徐々に数を減らし、小さくし目立たなくすることが出来ます。

1ヶ月単位で管理すればある程度荒らさず綺麗に保てますので

とにかく 放置しない

ということを念頭においてヤブカラシと向き合いましょう。

<目からウロコ>樹木の夏季剪定 やるべきか?やらざるべきか?

お世話になります。

各所で35℃を越える猛暑日が連日続くなかお疲れ様でございます。

毎年この時期は草や木の成長に頭を悩ませることが多いです。

そこで今回は

真夏の樹木の剪定は やるか 否か?

この事にフォーカスを当てていきたいと思います。

その条件を樹種により解説していきます。

常緑樹の剪定

常緑樹は一年中葉っぱを落とさない木の事です。夏場は当たり前ですが葉っぱを繁らせて青々しています。

一年中葉っぱを落とさないということは一年中休むことなく光合成などの活動を行っていることになります。

つまり剪定をするときも木自体が活動することになります。

特に夏は木自体も温度調整などの都合で活動が活発化しています。

ここで言えるのは活動をしている物に対して強い刺激を加えると良くないということです。

つまり、真夏にスカスカになるほどの強い剪定をすると枯れる確率がグッと上がるということになります。

そのため常緑樹は剪定をしてもいいが

あまり葉っぱを減らさない弱剪定に留める。ということが正解になります。

常緑樹代表格 モチノキ

落葉樹の剪定

落葉樹は常緑樹と対照的に冬に葉を落とす樹木ですが夏場は青々と葉を繁らせています。

冬場の葉が落ちてからの剪定は樹種によってはぶつ切りに近いくらいの強剪定が可能になります。

これは木自体が休眠期に入っているためだと言われています。

逆に葉が着いた夏場は常緑樹同様、活動活発化のため弱剪定にすることが無難な処置となります。

低木の剪定

ここで言う低木のくくりとしてはツツジ系統の葉が密集した樹木だと思ってください。

ツツジ系統の樹木は強めに剪定を施しても萌芽力(芽吹く力)が強いのでまた芽をふかせることが多いです。

ただそれは時期を選んでという条件のもとです。

真夏の場合は上記2つと同様軽めに剪定することが無難になります。

恐らく長めのハサミを使った刈り込みという仕上げかたをすることが多いと思いますが、葉っぱが残るようにしてください。

丸坊主にしてしまうのはNG!

弱剪定の概念

ここで私が言っている弱剪定ですが、本当に必要のない枝だけを切り、出来るだけ枝葉を残す剪定のことを指します。

ノコギリ等を使うような太めの枝を切るような剪定は全く必要ありません。

もちろん職人さんによって考え方は異なりますのでご了承下さい。

切る枝の優先順位

1.徒長枝

その樹木の中で長く強く伸びた枝を指します。長すぎる枝は樹形を乱し、栄養を奪われ、内部の小枝まで行き渡らなくなるので枝元から除去します。

2.逆さ枝

木自体は外側に放射状に伸びた枝を多く残すことが美しく見えます。

逆に内側に伸びている枝は樹形を乱しますのでこれも見つけしだい元から切ります。

3.樹木内部のごちゃごちゃした枝

木の内部が枝でごちゃごちゃしているときは切ってしまってOKです。

ただ闇雲に中の枝を切りすぎるとスカスカになるので内部の方向のいい枝は残すようにするとてきどに透けて良いですよ。

4.極端に下や上に向いている枝

これは極端なものに限ります。

直立している枝や直下している枝を切るようにします。

結論

真夏の剪定はやるべきか否かということにフォーカスしてきましたが、

あまり葉っぱを減らさない弱剪定ならOK

という結論に至りました。

もちろん樹種によっては切らない方が良いものもあるので少しでも不安に思ったらプロの意見を参考にしてみてください。