<庭を彩る>春に美しい花を咲かせる低木5選

こんにちわ。

ウメの花が咲き始め、春の訪れを感じる今日この頃ですが、上を見上げて鑑賞する花もあれば背丈くらいの小さい花木も楽しむことができます。

そこで今回はこれから美しい花を咲かせる低木を紹介していきたいと思います。

低木を紹介する理由としては目線より下の高さで直に楽しむことが出来るからです。

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目線の高さで花を楽しめるのは嬉しいね! 庭木に人気のものが多いので参考にしてね!

美しい花を着ける低木

1.ジンチョウゲ(沈丁花)

春に咲く花の代表としてジンチョウゲを挙げさせていただきます。

ジンチョウゲは中国で栽培されていたものが日本にやって来たもので、キンモクセイとクチナシとともに三大芳香木と呼ばれるほど香りのよい樹木でもあります。

花は薄いピンクのような花を毛毬のように着けます。

葉はゲッケイジュの葉に似ていますが、ゲッケイジュよりも柔らかくツルツルしているのが特徴です。

庭木に人気の樹木ですが寒さに強くなく、移植も向かないので植え付け後はあまり動かさない方が木にとってはいいです。

木が痛むため剪定はほぼ必要ありませんので、手間いらずな樹木です。

インターネットから引用
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花も綺麗で香りもいいオールラウンダーだね。 庭木に使うと庭の彩りが増すんだよ!

2.シャクナゲ

シャクナゲも春に綺麗な花を着ける代表種です。

葉よりも遥かに大きい花をつけることが特徴でその姿は気品さえ感じさせます。

色は白や赤などの系統が多いです。

しかし、シャクナゲは葉に痙攣毒を含んでいて間違って摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがあります。

人間はあまり口にする機会はないと思いますが、動物等を飼っている場合は注意して取り扱うようにしてください。

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僕たち動物は葉に触れたり、噛んだりすることもあるからシャクナゲには近づけないようにしよう!

インターネットから引用

3.カルミア(アメリカシャクナゲ)

カルミアは別名がアメリカシャクナゲというように、シャクナゲのような綺麗な花をつけます。

花はシャクナゲと比べて遥かに小さいですが、金平糖のような小さい可愛らしい花をいくつかつけます。

カルミアは夏の日差しで葉が傷むため、半日陰で風当たりが強くない場所を選んで植え付けると良いです。

植え付けの適期は暖かくなり始める3~5月くらいが良いでしょう。

カルミアもシャクナゲ同様、葉に毒性を含んでいてその威力は羊を苦しませるほどと言われていますので前述同様誤って口に入れないようにしましょう。

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カルミアの花がお菓子みたいで美味しそうだけど、絶対口に入れないと誓うよ!

4.ツツジ

当ブログでもツツジは育てやすさの観点から初心者にお勧めしている樹木です。

虫もつきにくく、強い萌芽力(芽吹く力)なので強い剪定にも耐えることで管理がしやすいのです。

花も小さな葉からは想像できないほど立派で綺麗な花をつけますし、お庭には必ず揃えたい樹木です。

種類も豊富で、季節によって開花時期も少しずつずれるため長い期間花を楽しむことができます。

インターネットから引用
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低木は比較的育てやすい種類が多いけどツツジは特に育てやすいので是非育ててみてください。 植えてしまえば、ほぼ手間いらずです。

5.コデマリ

枝の先端に毬(まり)のような丸い花をつけることで名付けられた種ですが、主に白の花をつけるため季節外れの雪を連想させる美しい樹木です。

枝が枝垂れているのも特徴で雪の重みで枝がしなっているように見えるのもまた綺麗な樹木です。

枝が多く出るので少し場所を取りますが、刈込など強い剪定にも耐えますので、花が終わってから思い切り小さく刈り込んで大きさを調節することもできます。

インターネットから引用
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雪みたいな花をあまりに多くつけるから、季節感がわかんなくなっちゃうよ(笑)

まとめ

ここまで綺麗な花を咲かせる春の低木を紹介させていただきました。

花も綺麗で香りもいいジンチョウゲ。

大輪をつけるシャクナゲと金平糖みたいで美味しそうな花のカルミア。

どちらも間違って葉を口に入れないでくださいね。

育てやすさがダントツのツツジ系。

季節外れの感覚が味わえるコデマリ。

などなど個性的な低木で、みなお庭に人気の樹木です。

冬の寒さが和らぐころに綺麗な花で癒されて、ガーデニングを楽しみましょう。

<もうすぐ満開> 麗しいウメの名所オススメ5選

こんにちは。

最近になりチラチラと梅が花芽を着けはじめ、場所によっては咲き始めているところもあるようです。

初春の風物詩としてウメの花は風情を感じますよね。

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2~3月にかけてウメが見頃になるね!どこかオススメのスポットはあるのかな?

そこで今回は全国各所で見ることができるウメの名所を紹介していきます。

各地で見れるウメの名所

1.水戸の偕楽園(茨城県)

まずは茨城県の水戸市にある偕楽園です。

偕楽園は日本三名園のひとつであり、100品種を超えるウメが3000本を超える名園となっております。

見頃は2月中頃~3月中頃になっています。

まさに今が見頃ですので是非足を運んでみてください。

アクセスはこちら↓

https://ibaraki-kairakuen.jp/access/

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ウメの数は関東1と言っても過言ではないよ!

2.あしかがフラワーパーク(栃木県)

次に紹介するのはあしかがフラワーパークです。

あしかがフラワーパークと言えばフジの花やイルミネーションが有名でシーズンには駐車場や周辺道路がごった返すほどの人気です。

逆に言うとシーズンではない時期は人の入りが落ち着き穴場となります。

ウメの開花シーズンも絶好の穴場スポットとなります。

寒紅梅と呼ばれる普通のウメよりも1ヶ月ほど開花時期が早いウメの花を楽しむことが出来るためお正月後の観光にオススメです。

アクセスはこちら↓

https://www.ashikaga.co.jp/access.html

3.北野天満宮(京都府)

学問の神様である菅原道真公が祀られていることで有名ですが有数のウメの名所としても知られています。

「梅の庭」と呼ばれる場所に50種のウメが約1500本あり、徐々に咲き繋いでいくことで2月中旬~3月中旬頃まで見頃となります。

また、その期間中はライトアップされたウメも楽しむことができます。

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ライトアップされたウメの花は綺麗だろうな~

アクセスはこちら↓

4.浜離宮恩賜庭園(東京都中央区)

都会のど真ん中、高層ビルを望むところにある庭園で青空と紅梅、白梅や菜の花などのコントラストが美しい庭園です。

江戸時代の代表的な大名庭園になっていて、海水を引いた「潮入の池」は満ち干によって趣が変わります。

ちなみに園内には約130本の梅があり、菜の花と二重で楽しむことができます。

アクセスはこちら↓

https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/access028.html

5.昭和記念公園(東京都立川市)

立川市にある昭和記念公園ですが、東京ドーム約39個分の敷地の広さを持ち、四季折々の草花や花木を楽しむことができます。

今時期から3月中旬頃まで見頃となっていて、約80種230本のウメの花を鑑賞することができます。

また、3月上旬くらいまでは福寿草も見頃となっています。

桃と黄色のコントラストをお楽しみください!

アクセスはこちら↓

https://www.showakinen-koen.jp/access/

まとめ

ここまで各地の梅の名所を紹介していきました。

茨城県の偕楽園、栃木県のあしかがフラワーパーク。

京都府の北野天満宮は学問の神様へのお参り以外の楽しみが出来るのも見事です。

首都東京からは浜離宮恩賜庭園と昭和記念公園。

どちらのウメも見事に咲き誇るので是非足を運んでください。

まだまだたくさんの場所にウメの名所はありますので、また発信していければと思います。

<庭好き必見!>イトヒバの管理と剪定方法

こんにちは。

今回は人気の庭木のひとつであるイトヒバに関して解説していきます。

イトヒバはヒノキやサワラなどヒバ系統の針葉樹になります。

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イトヒバは和風のお庭によく合うよね!垂れた枝が凄い綺麗なんだよ!

イトヒバの特徴

イトヒバの特徴としては糸のようにしなやかに垂れる枝が特徴で綺麗に透かされたイトヒバは非常に美しいです。

今回はお庭にもよく使われるイトヒバの管理や剪定方法に関して解説していければと思います。

イトヒバの管理

イトヒバはサワラの園芸品種であり、葉っぱが糸のように垂れていることからイトヒバと名付けられたと言います。

正式にはヒヨクヒバ(比翼桧葉)とよぶそうで、比翼とは鳥のペアが仲良く枝に並んで翼を重ねている状態を表し、葉が重なり合う様子をそれに擬えたもの。ヒヨクヒバとイトヒバは異なるという説も聞くが、一般的には見分けがつかず、同一視されています。

イトヒバはもともとの原種であるサワラと比べて、成長が遅く年に何回もハサミを入れなくても良い樹木です。(1年に一回のお手入れが理想。)

病虫害も少なく非常に育てやすいため庭木としてよく選ばれて使われています。

日当たりがいい場所もしくは少し日陰な場所に植え付けるようにすると良いでしょう。

あまりにも日が当たらない場所は葉の生育に良くないためできるだけ避けましょう。

家の目隠しとして生垣のように植えるところもあるようですが、個人的にはお勧めしません。

理由としては、一つの枝から多くの小枝が出てくるという枝の出方をするためで、さらに伸び方も緩やかなため生垣にするには空間がありすぎるからです。

生垣として利用するのであれば、原種のサワラを推奨します。(枝の出方は似ているのですが、イトヒバよりも密になるため)

サワラに関してはこちら↓

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イトヒバは単体で植えて、サワラは密に植えてもOKって感じかな?

インターネットから引用 (イトヒバ)
インターネットから引用 (サワラ)

イトヒバの剪定方法

イトヒバの剪定に関しては、覚えると初心者にも簡単です。

イトヒバを綺麗に剪定できると非常に美しい上品なお庭に見せることができるでしょう。

剪定順序

1.木の上部から剪定し始める

これは切った枝が木に引っかかって残るかかり枝を防ぐためです。

かかり枝があるとせっかく仕上げた木に枯れた枝が残り見た目が悪くなるためです。(かかり枝は時間がたつと枯れる)

2.まず枝先を見る

前述の通りイトヒバの枝葉の出方は枝先から無数に枝が出てくることで成り立っているのでまずは枝先に注目します。

そのあとは枝先から出ている枝のうち

長い枝 強い枝 木の幹の方向に向かっている枝 極端に上や下に向いている枝(角度が90℃に近いもの)をすべて切ります。

残す枝は細かい小さい枝で尚且つ放射状に木の外側へ伸びるような枝です。

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前述の枝の残し方をすると、枝がパラッとして凄く綺麗になるんだ!

3.後は各枝で2を繰りかえす

剪定をしていくうえで大切なことは余計なことをしないという事です。

2の項目で挙げた剪定方法を後は各枝ごとに繰り返していけばいいのです。

ほかの箇所に移って違う切り方をする必要はありません。

ただ純粋に2の剪定を繰り返してください。

仮に違う切り方をしてしまうと樹形が一気に崩れてしまいカッコ悪くなります。

枝ごとに出方の違いは多少あるため迷うこともありますがその時は基本に立ち返り、前述の方法を思い出してください。

下図のようにパラッと垂れたイトヒバに仕上げることができます。

剪定後のイトヒバ
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迷ったときほど基本に忠実に! 忘れないでね。

イトヒバによく似た樹木

ここまでイトヒバの管理や剪定に関して解説していきましたが、イトヒバに似た種類で派生していって庭木として広まった樹木があります。

ヨーロッパゴールド

ヨーロッパゴールドは種類としてはコニファーと呼ばれる部類になります。

イトヒバは和風の庭園に合うのに対して、洋風の庭園によく合います。

イトヒバとの違いはまずは葉の色です。イトヒバは緑が強く出るのに対しヨーロッパゴールドは黄色に近い葉の色をしています。

また、ヨーロッパゴールドの別名がニオイヒバというため、葉から香りがするのも特徴です。

インターネットから引用 (ヨーロッパゴールド)

まとめ

以上イトヒバの管理、剪定について解説していきました。

イトヒバは比較的育てやすい樹木で、初心者にもおすすめできる樹木です。

剪定は

木の上部から剪定し始めます。

これは枝を切ってからかかり枝をとりやすくするためです。

そのあと枝先をみて、長い枝 強い枝 木の幹の方向に向かっている枝 極端に上や下に向いている枝(角度が90℃に近いもの)をすべて切ります。

残すのは細かい小さい枝で尚且つ放射状に木の外側へ伸びるような枝です。

後は各枝で上記を繰り返します。

ちなみにイトヒバと似た種類のヨーロッパゴールドも枝の出方はイトヒバと同じため同じ方法で剪定することができます。

イトヒバは和風な印象を、ヨーロッパゴールドは洋風に合いますので御自宅のイメージに合ったものを選んでください。

<これでみんな樹木博士!>ハナミズキとヤマボウシの違いとは?管理や剪定方法も解説

こんにちは。

結構ガーデニングや庭いじりをかじっている方からいただく疑問なのですが

ハナミズキとヤマボウシの違いがよく分からないといったものです。

なぜこのような疑問がでたかと言いますと、この二つの樹木は非常に似ていてぱっと見では違いがわからないからです。

ハナミズキ、ヤマボウシの違い

ハナミズキの特徴

こちらはハナミズキです。

インターネットから引用

ハナミズキは、ミズキ属に属することと花が日本のミズキという樹木よりも美しく目立つことから名付けられています。

別名はアメリカヤマボウシと言い、アメリカ原産であることと日本の近縁種であるヤマボウシに似ていることからこう呼ばれています。

ハナミズキは、日本の桜(ソメイヨシノ)をアメリカの首都であるワシントンに持ち込んだことで、その交換の品として贈られたものだと言われています。

また、英語では「犬の木」を意味する dogwood (ドッグウッド)と呼ばれています。

この語源には諸説あり、といわれていますが、一説には1600年代から1700年代(17世紀頃)に樹皮の煮汁が犬の皮膚病予防に使用されたためと言われています。

ヤマボウシの特徴

こちらがヤマボウシです。

インターネットから引用

ヤマボウシはハナミズキ同様ミズキ科ミズキ属に属しています。

ヤマボウシの名前の由来は、枝先の中心に多数の花が集まる頭の花を法師(僧兵)の坊主頭に、花びらに見える白い葉のようなものを白い頭巾に見立てたもので、「山に咲く法師」(山法師)を意味するといわれています。

ヤマボウシが日本古来の品種で、ハナミズキが外国からの品種という事になります。

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どっちも同じじゃない?全然違いがわからないや!

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そうなんだ!ぱっと見では全然違いがわからないほど似ているんだ!

どちらも非常に似ていることがお分かりいただけたかと思います。

さらに二種が似ていると言われる所以があります。

ハナミズキ、ヤマボウシの類似点

1.葉、花の形

2.秋の紅葉

ハナミズキ、ヤマボウシは葉や花の形が非常に似ていて遠目からでは見分けがつかないほど似ています。

特に葉っぱなんかはどっちがどっちかプロでも迷うほどです。

インターネットから引用 <ハナミズキの葉>
インターネットから引用 <ヤマボウシの葉>
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確かにそっくりだね!

また、同じミズキ科であることから秋に紅葉する点も似ている点になります。

紅葉の時期は大体一緒のためこれまた判断が難しくなります。

そんな似ている樹木の二種類ですが選ぶ際に間違えやすいというデメリットもあります。

そこでこの二種類の簡単な見分け方を解説していければと思います。

ハナミズキとヤマボウシの見分け方

非常に似ているこの2種類ですが簡単に見分ける方法が2つあります。

1.樹皮で見分ける

2.花の時期で見分ける

1つ目は樹皮の違いによって見分ける方法です。

遠目から見てしまうと全然区別がつかない二種ですが、

近づいてみて樹皮をよく見てみると違いに気づけるかと思います。

こちらがハナミズキの樹皮

インターネットから引用

こちらがヤマボウシの樹皮

インターネットから引用

御覧の通りで、ハナミズキの樹皮は網目状に張り巡らされていて、ゴツゴツとした印象があります。

一方ヤマボウシは、樹皮に線が少なくつるつるとして綺麗な樹皮になっています。

これが一つ目の見分け方になります。

この方法はすぐに違いを見分けることができるいわば即効性がある方法なので、ためしてみてください。

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ホントだね!樹皮を見ると全然違うことがわかるね!

二つ目は花の時期で見分ける方法です。

ハナミズキは開花の時期が5月頃であるのに対し、ヤマボウシは、それから1か月先の6月頃に開花すると言われています。

そのため、5月に花が咲いているのはハナミズキ、6月はヤマボウシと判断することができます。

インターネットから引用 ハナミズキの花
インターネットから引用 ヤマボウシの花

さらに、ハナミズキはピンクや白、濃いピンクなど花色が豊富であるのに対し、ヤマボウシはほぼ白のみなので、そこも判断基準になるかなと思います。

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実は白い部分は花じゃないんだ。花は真ん中の緑の部分だよ!わかりにくいね。

ハナミズキ、ヤマボウシの剪定方法

二種の違い、見分け方がわかったところで次は管理、剪定方法を解説していきます。

いざお庭に植えて楽しもうと思っていても枝が伸びて見た目が悪くなっては楽しみも半減してしまうと思いますので、剪定方法などは知っていただければと思います。

ハナミズキ

ハナミズキは樹自体はそれほど成長していく樹木ではなく、枝の伸びも他の落葉樹などと比べて穏やかなのが特徴です。

そのため、あまり剪定を施さなくても自然と樹形がまとまっていく樹木となります。

水やり、肥料はほとんど必要ありません。

インターネットから引用

ハナミズキはこれくらいの枝の伸び(生育状況により伸び方に変動あり)

それほど大きくならないとはいえ、放置しておけば5メートルは超えていく樹木なため庭で育てるにはこまめに要らない枝を切ることで大きさを調整します。

剪定は非常にシンプルであまりにも外に出すぎていて長すぎる枝を自分が思う理想の輪郭線(できるだけ枝元にある細かい枝を残すと大きさを抑えられます。)で切り戻してあげるといいです。

そうすることで樹がコンパクトにまとまります。

剪定でやってはいけないことはやみくもに枝を落とすことです。

枝が出すぎているからといって枝を途中で切ったりするのは樹を弱めたり、将来いらない小枝がたくさん吹いてきて管理しづらくなります。

刈込みたいなやり方をしないという事ですね。

ヤマボウシ

水やり肥料はハナミズキ同様ほとんど必要ありません。

ヤマボウシはハナミズキと比べて枝が大量に出てぼさぼさになります。

インターネットから引用

これくらい毎年ボサボサになると思って良いです。

それほど大きくなるわけではないのですが枝が増えるので、木がこんもりして見えるため大きく見えてしまいます。

ヤマボウシに関しては必要な枝は無数に出ている新しく出た強い枝ではなく枝元の方にある細かい枝なのでそれを残すようにしてあとは切って処理してしまいます。

外から見るとどれを切ればいいか迷いますが、そんな時は枝元をみて枝元付近の小枝を残すという事を意識します。

インターネットから引用

簡単に言うと赤のラインより出ている枝を元までたどり、その枝を元から切れば良いのです。

そうすることで樹は小さくコンパクトにかつ枝数が減ってすっきりし、樹も適度に透けて綺麗な仕上がりになります。

無駄な枝を切ることで樹に行きわたる養分が小枝に分散されますのでその翌年以降の枝の伸びが抑えられるため剪定の労力が少なくなります。

切り戻しや切り詰めの解説はこちら↓

庭木にさらにオススメの仲間

ハナミズキ、ヤマボウシに関して解説してきましたが、昨今のガーデニングブームからこの二種の仲間でより庭木に特化した育てやすく映える種類がありますので紹介します。

常緑ヤマボウシ

普通のヤマボウシは落葉樹なのに対し、常緑ヤマボウシはその名の通り一年中葉を落とさない常緑の品種になります。

ヤマボウシのような樹姿で唯一葉が落とさないため落ち葉掃除の手間を省いてくれることが庭木に人気の理由です。

最近でもお庭に使われているのをよく見かけるようになりました。

まとめ

ここまでハナミズキ、ヤマボウシの違いや管理等について解説していきました。

簡単な見分け方として、樹皮と花の時期で判断するとわかりやすいです。

剪定に関してはハナミズキよりもヤマボウシのほうが枝がぼさぼさになる傾向が強いため、ヤマボウシはこまめな剪定を推奨します。

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とてもよく似ている二種だけど細部まで行くと全然違うことがわかったね。

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もしご自分で選ぶ際は上記を参考にしてみてね!

最近は常緑ヤマボウシをはじめとしていろいろな交配種等も出てきていますので、自分のお庭の様子と照らし合わせてお気に入りを見つけてみてください。

<絶景!>庭師が薦める オススメ街路樹スポット5選

こんにちは。

ふと街を見渡してみると道路沿いに立ち並ぶ無数の街路樹。

無意識で中々じっくりと見る機会はあまりないと思いますが様々な種類の街路樹が植えられています。

中にはおすすめしたい絶景な街路樹スポットがあるので解説していきたいと思います。

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街路樹ってよく見るけど、そんな絶景ポイントあったっけ?

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もちろん。思わずため息が出るような綺麗な景色を楽しめる場所があるよ!

街路樹とは?

街路樹とは、その名の通り街路に沿って植えられた木のことを指します。

主に高い木のことを示しますが背丈の低い低木のことを指すこともあります。

街路樹を植える目的としては、都市の美観の向上や、道路環境の保全。

歩行者の方たちに日陰を提供するなどの目的があります。

車の排気ガスや騒音の緩和や、強風の抑制などにも一役買っています。

オススメ街路樹スポット

ここからはそんな街路樹を美しく楽しむことができる絶景スポットを紹介していきます。

1.明治神宮外苑のイチョウ並木(東京都)

まず始めは都内で絶景が見えるスポットである明治神宮外苑です。

インターネットから引用(紅葉)

雑誌やテレビでも取り上げられているように紅葉するイチョウ並木が本当に美しいです。

植えられているイチョウの数はなんと146本。

もう圧巻の一言です。

また、葉っぱが同じタイミングで落ちるため黄色の絨毯のようになるのも綺麗ですし、まるでランウェイをするような気持ちにさせてくれます。

青空とのコントラストも美しいです。

また、夏場は葉っぱが緑になり日の光とのコントラスト 緑光が非常に美しいです。

また、高木なため木陰にもなるため、比較的涼しい空間になるので散歩にも休憩にもオススメです。

インターネットから引用(夏の緑光)

2.表参道のケヤキ並木(東京都)

またしても東京の絶景 表参道のケヤキ並木です。

ケヤキは物凄く大きく成長する木で20mを超えるような巨木にもなります。

そんな雄大なケヤキが表参道に並んでいるのですがこれがまた圧巻。

夏は緑と日の光のコントラストが美しく木陰も作ります。

カフェの多い表参道にはベストなシチュエーションです。

秋には葉が紅葉し、これまた美しく圧巻です。

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お茶しながら紅葉見れるとか最高だね!

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そうだね!夏も葉っぱが生い茂って木陰にもなるし、緑光も綺麗だよ!

落葉期には葉っぱがたくさん落ちて地面を埋め尽くしますが滑りやすくなるため歩行には気を付けてください。

インターネットから引用

3.メタセコイヤ並木道(滋賀県)

滋賀県の高島市というところにある並木道がランクインです。

約2.4キロの並木道に500本程のメタセコイヤが植えられています。

メタセコイヤはあまり馴染みがないかも知れませんが、ヒノキなどの仲間の針葉樹という樹種に分類されます。

高さは20mを超え、直径は1.5mと巨木になるのがほとんどです。

そのため、並木道の圧倒的な威圧感には感動すら覚えます。

個人的に針葉樹のイメージとして常緑なため、紅葉とかのイメージはありませんがメタセコイヤは見事に紅葉しますし、夏は新緑の緑光が美しいです。

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メタセコイヤはマツとかと同じ仲間にもなるんだね

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そうだね!針葉樹には珍しく落葉するのも特徴だよ。

インターネットから引用

4.足利市内の県道・市道のハナミズキ(栃木県)

栃木県足利市にも街路樹の絶景スポットがあります。

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足利市はあしかがフラワーパークで有名なところだね。

足利市内の各県道、市道には現在で約940本のハナミズキが植樹されているようです。

インターネットから引用

日本における植栽は、明治時代末期に当時の東京市長であった尾崎幸雄氏が、アメリカの首都であるワシントンにソメイヨシノを贈った際、大正時代初期の1915年にそのお返しとしてワシントンから東京に贈呈されたのが始まりとされていて、別名アメリカヤマボウシと言います。

足利市では40年前くらいから市が植樹活動に乗り出しており、例年4,5月頃には花が満開になり非常に美しい風景を眺めることができます。

歌の通り薄紅色の可愛い花をつけますが、白や濃いめのピンクの花をつける種類もあります。

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ハナミズキは、樹高もそこまで高くならないから管理もしやすいんだよ!

5.日光いろは坂(栃木県)

少し街路樹と呼ぶには規模が違うかもしれませんが、モミジの紅葉シーズンでの美しさは圧巻なものがありますので紹介させていただきます。

インターネットから引用

一度行ったことがある方はわかるかと思いますが栃木県の日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路となっていまして、下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂の二つの坂があります。

合計すると48か所もの急カーブがあることから「いろは48文字」にたとえてこの名がついたと言われています。

車酔いをしやすい方は酔い止めの服用や、エチケット袋の持参を推奨します。(私も苦い経験がありますので…)

カーブごとに「い」「ろ」「は」・・・の看板が表示される急坂が続き、標高差は440mにも及びます。

秋には日光で最も紅葉の美しいスポットとしても知られ、絶景のドライブコースのため、大渋滞となるほどの人気で、通常上るのに20分ほどの道路ですが、渋滞時は2~3時間かかることが多々あります。

紅葉シーズン中は余裕をもってお出かけすることをオススメします。

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確かにそんなにカーブがあったら、車に酔いやすい人にはキツイかもね…

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それでも紅葉シーズンは一度は見たほうがいいと思わせるような絶景だから思い切って挑戦してもらいたいかな!

現在の街路樹事情

こんな感じで絶景を楽しむことができる街路樹で、今後は街路樹を見かけた際の感じ方も変わってくるのではないかと思っておりますが、昨今は街路樹自体を伐採(根元からすべて切ってしまうこと)する機会も多くなってきています。

理由としては

1.木の老朽化による倒木防止

2.道路拡張のため必要なくなった

などが挙げられます。

1に関しては、もし木が枯れて風などで道路に倒れてしまっては事故の危険があったり、歩行者などにぶつかったりするなどの被害が考えられるためです。

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木が倒れて車に当たったりしたら大変だもんね!管理も大変だね!

本来は前述の通りで、木陰になったり、騒音、排気ガスの緩和など役割が多い街路樹ですが、それが人の暮らしの妨げになっては本末転倒なので、致し方ないのかなとも感じております。

2に関しては便利になればなるほどに起きる弊害です。

ただ、条件や場所によっては道路拡張後に改めて植樹することも考えられますので悲観するほどでは無いように感じます。

まとめ

ここまで街路樹の絶景スポットを解説していきました。

いかがでいたでしょうが?

東京では明治神宮外苑のイチョウ並木、表参道のケヤキ並木。

滋賀のメタセコイヤ並木道。

栃木では南の足利県道、市道のハナミズキ、北では日光いろは坂。

以上5か所を紹介させていただきました。

<ガーデニング初心者必見>冬に楽しめる花(草花 花木)5選

皆さんこんにちは。

寒い冬の時期は草木は冬眠の次期で、お庭も寂しい印象を受けます。

ガーデニングを楽しみたい人にとっては冬にも花や植物を楽しみたいですよね!

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冬って殺風景で寂しいイメージがあるよね‥

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大丈夫!冬でも元気に咲く花はたくさんあるんだよ!

今回は冬に楽しめる花たちを紹介していきたいと思います。

これからガーデニングを始めようとしている方も是非参考にしてみてください。

冬を彩る花

1.パンジー ビオラ

パンジーとビオラは開花時期が非常に長いのが特徴で、秋から初夏にかけて咲き続けます。

名前は違いますが、学術的には同じ植物とされています。

区別としては花が5cm以上のものがパンジーと呼ばれ、それ未満がビオラと呼ぶようです。

インターネットから引用

パンジーとビオラは寒さに強い特性(耐寒性)があるものの、やはり冬は生育がゆっくりになります。

この場合に肥料をあげたり、水やりをすると花にダメージを与える原因になるため避けます。

春になって暖かくなってきたら水やりの量を増やして、追肥を行います。

追肥は、500倍ほどに希釈したハイポネックスを1週間に1回の頻度で与えましょう。

花もちを良くしたい方は、こまめに花がら摘みをするのが大切です。

花がらは咲き終わった枯れがはいった花のことで、咲き終わったものを放置していると種をつくり始め、次の花を咲かせるエネルギーが取られてしまうのです。

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黄色に紫に赤にどれも綺麗だね~!

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パンジー、ビオラは比較的育てやすいから特に初心者でもオススメだよ!

2.クリスマスローズ

クリスマスローズは12月から3月に美しい花を咲かせる正に冬の風物詩です。

花の色も豊富で、白、黄色、ピンク、紫、黒など様々です。

育てやすいのもクリスマスローズの特徴で、鉢植えにしても地植えにしても楽しむことができます。

ただ、冬の花であることから夏の暑さには非常に弱く、管理には気を遣う必要があります。あまりにも気温が高すぎる環境の場合は、半日陰に移動させて直射日光を避けましょう。

前述の環境に整えてやれば、肥料や水やりは少なめで大丈夫です。

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まさに冬って感じの花だね!

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雪を連想される白い花が可愛いよね!

インターネットから引用

3.ウメ

冬に咲く花木の代表としてウメがあげられます。

枝の先端から根元に向かってチラチラ咲く小降りな薄紅色の花が可愛らしいですね。

普通に地植えした梅はどんどん高木になっていきますが枝をさして鉢などで育てることもできます。

植える時期は落葉後(11~1月)頃が良いでしょう。

インターネットから引用

花を多く咲かせる剪定

新しく出た枝に花がつきますので新しく出た枝のうち太く長すぎるものは切ります。

その他の細かい枝を多く残すことで多く花をつけたウメを楽しむことができます。

4.ロウバイ

ロウバイのロウは蝋細工のロウで、その名の通りロウのように透き通った黄色の花がきれいな花木になります。

花は12月から2月頃まで楽しむことができます。

インターネットから引用

剪定を少なくすると余分な枝を落とすことがないので多く花が楽しめますが、「ひこばえ」が多く出て樹形を乱すので必ず元で全て切り取りましょう。

ひこばえは樹木の根元から出てくる無数の余分な枝のことです。

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より綺麗な花を楽しむには、ひこばえの除去が大切なんだね!

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ひこばえは、本来木に行くはずの栄養を吸いとってしまう枝でもあるので、必ず取り除きます。

5.スノードロップ

スノードロップとはその名の通り、雪のように白い可愛らしい花をつける草花です。

開花時期は2月から3月にかけてになり、花が終わった後は、6月頃に地上部が枯れて不安になりますが、球根の状態で休眠するだけですので心配入りません。

枯れた際は花柄を全て取ってしまいましょう。

夏が終わり、秋になる頃に再び芽を出しますのでまた次の年に花を楽しむことができます。

耐寒性(寒さへの耐性)が強く、雪が降るなかでも花をつけることがありほどです。

寒さに厳しい冬でも屋外で育てやすい花をお探しなら、とくにおすすめできる草花です。

インターネットから引用

まとめ

ここまで冬に楽しめる草花 花木を紹介してきました。

1.パンジー ビオラ

2.クリスマスローズ

3.ウメ

4.ロウバイ

5.スノードロップ

暖かい時期だけでなく寒い冬でも楽しめるものはいくらでもあります。

前述で挙げたもの以外でも冬に咲く花はありますのでご自分のライフスタイルに合わせた草花 花木を探してみてはいかがでしたでしょうか?

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冬でも楽しめる花がいっぱいあるんだね~!

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花は季節によって様々な楽しみ方があるから、下のサイトも参考にしてみてくださいね!

<よく分かる>料理でお馴染み!ゲッケイジュ(ローリエ)の剪定方法 特徴を解説

お世話になります。

よくスーパーなどで購入できるローリエと呼ばれる葉っぱはご存じでしょうか?

魚の臭みを消したり香り付けに料理で使われる葉っぱですが

庭木にもよく使われているのです。

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ローリエは葉っぱから良い香りがするんだよね!

別名ゲッケイジュと呼ばれますが今回はそんなゲッケイジュの剪定方法を解説していきたいと思います。

ゲッケイジュ(ローリエ)

まず葉っぱはみたことあるけど木はどんな感じかイメージがつかない方へ

こちらがゲッケイジュの木になります。

ご覧の通りかなり枝が伸びてボサボサです。

ゲッケイジュは生育旺盛でこのように長い枝が伸びてあっという間にボサボサになります。

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ゲッケイジュはたくさん枝が出て何処を切れば良いか迷うと思うけど、切る枝さえわかればそれほど難しくないんだよ~!

剪定方法

剪定方法ですが

1 胴吹き ヒコバエの除去

まずは根元の方から出ている ヒコバエ や胴吹きと呼ばれる不要な枝を取り除きます。

下から出ている上に強く伸びた枝(下部オレンジの枝)がヒコバエと呼ばれる枝で幹から伸びている未熟な枝(下部赤の枝)が胴吹きになります。

これらの枝は木に必要な養分を奪ってしまう枝なので取り除くようにします。

このようにですね!

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枝がなくなって不安だと思うけど、そもそもいらない枝だから心配ないよ!

2 強い枝の除去

次に各枝先の強い枝(長く伸びた枝)を除去し、出来るだけ小さい枝を残すようにします。

セオリーとしては木の頭から剪定していきます。これは切った枝ゴミを上から順に仕上げていくことでかかり枝をなくすためです。

今回は画像の都合上下の枝先で説明します。

下部の赤の線で示した枝は明らかに樹形を乱す枝なので即除去です。

このように長い枝、強い枝を除去するとここまでスッキリとさせることができます。

ただまだごちゃついているので整理していきます。

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強い枝はひこばえ同様栄養を吸いとるので元の小枝を残して根元で切り取ります。

3 枝の整理 仕上げ

ここまで来たら後は枝を整理して仕上げましょう。

ここまでで残した枝でさらに放射状に伸びていない枝 上に向いている枝や極端に下に向いている枝 逆(幹側)に伸びている枝 中の細かすぎる枝

などを取り除きます。

このようになります。

元々ここまで伸びていた枝先が

ここまでスッキリさせることができます。

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枝が整理されてスッキリしたね!

後は以上の行程を全部の枝先で行っていけばOKです!

ゲッケイジュの剪定完成です。

芽吹きが非常に強いためこれくらい切ってしまっても大丈夫で 1年後にはまた強い枝を伸ばしボサボサになります。

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生育旺盛だから、ここまでさっぱりさせても大丈夫なんだね!

ここからはゲッケイジュの葉を効果的に使うため冒頭で述べたローリエとしての使用法を説明します。

ローリエとしての利用

ゲッケイジュの葉をよく洗い、葉がそり返らないように重しを乗せて

日陰で2週間ほど乾燥させます。

生の葉でも使えないことはないのですが青臭さが出ます。

魚などの臭み消しで使えますが長時間煮込むと苦味が出てくるので時間には注意し、途中で取り出しやすいように葉は刻んで使わないようにしましょう!

<役に立つ>庭師が教える安価な雑草対策 落ち葉の有効活用

お世話になります。

この時期大変になってくるのは落葉樹の落ち葉の掃除です。

木に携わっている方たちは同様の悩みを共感していただけると思います。

落ち葉はその木の葉っぱは落ちきるまで次から次へと落ちてくるためキリがありません。

そこで今悩みの落ち葉の活用法を解説していければと思います。

落ち葉の悩み

庭を初め近くに落葉樹があると落ち葉の悩みは尽きません。

とってもとってもキリがないですよね。

こんな落ち葉をどうにかできないか?

対策を考えてみます。

落ち葉対策

大量に集めて焼き芋をする

集めた落ち葉はゴミに出すことがほとんどだと思いますが、この時期ならではの活用法として サツマイモ を使って焼き芋をしてみるのも良いでしょう。

インターネットから引用

落ち葉で焼き芋のやり方

サツマイモを用意し、水でよく洗う

水で濡らした新聞紙でサツマイモをくるむ

アルミホイルでくるむ(くるまないと丸焦げになります!)

落ち葉を出来るだけフワッとなるように集める

火をつけて1時間くらいかけてじっくり焼く(火をつける際には周囲に燃えるものがないか確認しましょう)

落ち葉が燃えきってもそのまま1時間が経つまでは待つ

焼いている間は棒などでひっくり返したりしながら満遍なく焼きましょう

竹串などで焼き加減を確認しながら1時間程で完成です

こちらが1つ目の落ち葉対策で秋の味覚を味わえて落ち葉も減らすことが出来て一石二鳥です。

⚠️充分広い場所で行い、バケツなどを用意して消火はすぐできるようにしておきましょう。

落ち葉を利用した雑草対策

今回の本題に入ります。

実は落ち葉を使って雑草対策ができるのはご存じでしょうか?

普通考えられる雑草対策は草刈や草むしり、除草剤を撒く、防草シートを敷くなどありますが

どれもお金と手間がかかります。

この方法は至って簡単で

草を生やしたくない場所に落ち葉を敷き詰めるだけです。

手間もお金もほぼゼロです。

実はこちらの方法はマルチングという手法になります。

マルチング

一般的には植物などの地表面(株元)をビニールなどで覆うことで、雑草の発生を防ぐほか、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぐことができることです。

近年は、マルチング用のビニールのほか、腐葉土や落ち葉、ワラ、ウッドチップ、水ゴケなどさまざまな素材が使われています。

マルチングのメリット

1.雑草対策

土を落ち葉などで覆うことで雑草の発芽や繁殖を防ぐことができます。

2.急激な温度変化に対応

土を覆うことで急激な温度変化(上昇や低下)に対応することができます。

3.腐葉土になる

マルチングで落ち葉を使った場合は枯葉になってからは腐葉土として利用することができます。

前年の落ち葉を従来の土と混ぜてさらに落ち葉でマルチングするということも可能になります。

こうすることで土の状態もよくなり、植物の生育にも良い効果があります。

4.何より楽で安価

上記の通り、落ち葉を土の上に敷き詰めるだけなので特別材料を取り寄せたりする必要もなく簡単にできます。

少し見た目をキレイにしたい場合はウッドチップを敷く方法もあります。

ウッドチップはホームセンターなどで購入することができるため手頃です。


以上落ち葉の活用法を解説していきました。

ほとんどゴミとして出すことしか対策しようがなかった落ち葉ですが上記のように対策することができるので落ち葉を処理するのであれば是非試してみてください。

特に マルチング オススメです。

<役立つ>庭師が教える 庭に植えないほうがいい樹木 5選 パート2

こんにちは。

庭木の種類は様々で三者三様選ぶのも変わっていきます。

一概に好みの問題でどれが良くてどれがダメとかは強く言えませんが

庭師目線からこれは庭木には向いていないものをまとめましたので解説していきます。

庭に植えないほうがいい樹木 5選

1.サザンカ

サザンカは数ある樹木で珍しく冬に花を咲かせる樹木で一般的には庭木に人気の樹木であります。

芽吹く力も強く生け垣などにも利用されることも多いです。

インターネットから引用
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花が綺麗だし、庭にあったら映えそうだけど?

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そうだね!だけど問題は別にあるんだ!

問題なのは害虫に関してです。

サザンカはチャドクガという蛾の幼虫つまり毛虫に着かれやすい樹木であります。

インターネットから引用

チャドクガは誤って触れたりしてしまうと皮膚がただれたり、かぶれたり腫れたりしてしまう毒を持っています。

また、特徴として葉の後ろに束になってついて葉を食害(葉をエサにして食べ尽くすこと)することで見た目も非常によろしくないです。

そのため人がよく出入りする場所には植えないほうがいいというのが本音です。

こまめに殺虫剤を撒いたり、あまり人が通らない場所に植えるなどの対策がとれるかたは植えてみるのもありです。

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気持ち悪いね‥

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植木屋でも近づきたくないよね。こまめに剪定をして風通しを良くしたり、薬剤散布をしたりすれば発生を防げるよ

2.ツバキ

サザンカと同じように冬に花をつける樹木でサザンカの葉っぱよりも大降りな葉っぱなのが特徴で、庭木にも人気があります。

種からはツバキ油が採取でき、刃物とかの手入れに使われることで有名です。

インターネットから引用

問題点はサザンカ同様チャドクガの被害です。

サザンカ同様に人がよく通る場所(玄関前等)には植えないほうが良いです。

3.ユズ

柑橘系の代表格で実もたくさんなることから庭木として植えているところも多数あるユズです。

実はジャムにしたり、お風呂にいれたり用途様々で人気があります。

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ユズ大好き!香りも良いし、ジャムも美味しいよね!

インターネットから引用

問題点は枝のトゲが鋭すぎることです。

経験したことがあるかたもいらっしゃると思いますが収穫の際などに必ずトゲの餌食になります。

そのトゲは固く鋭くてかなり痛いです。

そのため収穫で苦労するかたがほとんどです。

また、木自体も大きくなるため天辺の実まで届かなくもどかしい思いをします。

もしどうしても柑橘系を楽しみたいかたは

背丈が低いキンカンやトゲがないミカンなどをオススメします!

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ユズの鋭いトゲは植木屋でも剪定が厄介で気を遣います。放置しておくとどんどん枝が太くなり、トゲも大きくなるのであまり放置しすぎない方が良いですね。

4.カシノキ

常緑樹の代表格でドングリの木でもあります。

カシノキ

坊主に近い形にしても芽吹きが強くまた枝が出てくるため生け垣に使われたりもします。

問題はその芽吹く力と成長力です。

あっという間に高くなり、枝もボサボサ出てくることから庭に植えるには充分な広さが必要となります。

また、常緑樹なので基本葉っぱはつけたままですがドングリや古い葉っぱを落とすため掃除はする羽目になります。

5.ウメ

春に咲く小ぶりの花が可愛らしい日本の風情代表格のウメです。水戸の偕楽園でシンボルになっているように和風の庭によく合います。

インターネットから引用

問題は枝がよく伸びすぎることです。

剪定等を行っていてもすぐに太く強い枝が伸びてきてかなりの場所を取ります。

そのため枝の伸びを苦にしないそれなりの敷地の広さが必要となります。

隣同士が近いなどすると枝がすぐに隣家を越えてトラブルになりかねません。

枝はかなり硬いため剪定するのも一苦労です。

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ウメはよくお庭にあるイメージだけどね!

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和風の家には良く合うんだけどね。 枝が延びすぎて場所を取るのが問題なんだよね!

まとめ

このようにお庭に植えないほうがいい樹木を解説していきました。

今回は条件次第で植えることができたりするため植えるのを100%否定するわけではないので

ご了承ください。

パート1はこちら↓

<聞いて得する>除草剤 犬が舐めたらどうなるか? 庭師が解説

お世話になります。

お庭の管理をしているなかで雑草の問題は欠かせないのですが

雑草は砂利や土部分 芝生などあらゆる場所に生えてきてとても厄介です。

そこで少しでも雑草の悩みを解決すべく除草剤を撒いて対処するご家庭も増えてきました。

除草剤を使うにあたり、よく相談を受けるのが

ペットへの影響はどうなの?

ということです。

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最近は道路の草とかも除草剤で枯れてるんだよね!散歩も危なくて行けやしない!

そこで除草剤を使った場合のペットへの影響を解説していきます。

除草剤の種類

まず除草剤には大きく分けて2種類あり、

液体のものと粒剤のものに分かれます。

液体は大体が希釈(水で薄める)で使うものがほとんどで粒剤は箱詰めになっておりそのまま散布する形です。

液体

業者や自治体でよく使われているのが液体による除草剤です。

液体除草剤はグリホサート系とグリホシネート系とで分かれます。

粒剤

駐車場やお庭でも使われる除草剤で

ヘキサジノン系などがあります。

系統別の除草剤の種類

グリホサート系

液体除草剤のグリホサート系で代表的なものは ラウンドアップ という除草剤です。

インターネットで引用

あらゆる草を根ごと枯らしてくれる除草剤で業者も用途に応じて使っております。

グリホシネート系

グリホシネート系の除草剤の代表は バスタ という除草剤です。

インターネットから引用

撒いてから2~3日で効果が現れる速効性があり、作物の近くに撒いても優しいとされています。

粒剤 ヘキサジノン系

ヘキサジノン系の代表と言えば ネコソギ という除草剤です。

インターネットから引用

箱を空けると袋に粒剤が入っていてパラパラ振りかけて使用します。

ここからは種類ごとのペットへの影響を考えて行きます。

ペットへの影響

ラウンドアップ バスタ

グリホサート系 グリホシネート系の除草剤でよく使われているポピュラーな除草剤です。

調べてみるとどうもグリホサート系やグリホシネート系はペットには相性があまり良くなさそうです。

というのも効き目が強いためかけてすぐに仮に舐めたり、食べてしまうと少なからず影響が出ると考えられます。

考えられる症状として

下痢
嘔吐
ふらつき
血尿、血便
食欲不振
脱水症状
呼吸が荒くなる
けいれん

などがあるとされています。

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枯れている草はわかるけど、まだ緑の草なんかは除草剤がかかっているかわからないからなあ‥

現在の除草剤は一昔前と違い安全性に考慮されて作られているためそれほど酷い症例はあまり確認されていませんが

100%大丈夫とはいえないため上記の症例も考えられますよということを理解しなければなりません。

上記の症例が出た場合は水を飲ませたり動物病院を受診したりしましょう。

安全性を確保するために

ただ街中ではあらゆる場所に除草剤が撒かれている場合があり、それが犬の散歩コースである場合もあると思います。

参考までに除草剤がよく撒かれる時期をまとめておきます。

3~10月頃

およそ半年超撒かれる可能性があります。

というのも草の生育はこの時期にかなり旺盛になるためです。

特に6月から9月頃は梅雨と猛暑で草の延びが特に盛んで除草剤の頻度が上がっていると考えて良さそうです。

逆に11月から2月頃は

寒い時期で草も生えず除草剤を撒く必要がほぼないためほぼ安全といえます。

また、散歩をさせるときには縁石の周りは除草剤が撒かれている可能性があるため出来るだけよけて歩きましょう。

草がないところを歩くのは行動上無理なので明らかに草が茶色くなっていたりする場所は除草剤をかけて効いているということなので

避けて歩かないようにするなどすると良いでしょう。

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春から秋にかけては散歩の際は、草の周りを歩かないように気を使った方が良いですね。

お庭の場合

お庭などご自分で草を管理して除草剤を使った場合の対処法です。

希釈を薄くしてかける

お庭で犬を放したりする場合は草を舐めたりすることもあると思います。

そのため念を入れて出来るだけ薄く除草剤を散布しましょう。

100%安全であるとはいえませんが症例のリスクを下げることができます。

ただ薄く散布すると草が枯れにくくなりますのでこまめに撒くなどの対処は必要です。

除草剤は使わずひたすら手で除草作業

この方法が一番安全かもしれません。

ただ労力がえげつなくなるので少しずつ無理のない程度に行いましょう。

ネコソギ

ヘキサジノン系の除草剤に関しては調べによると人体や動物にそれほど影響はないとされています。

ただ粒剤の除草剤は液のものと比べて土に入り込み残留効果があるとされています。

つまり長く効くように成分が働いていることになります。

土に入り込んでいるとはいえ草にもかかっているため仮に舐めたりしてしまうと残留効果がある分成分が体内に入りやすいと言えます。

また、粒剤は希釈ではないため強い成分が取り込まれる可能性があります。

そのため粒剤を撒いたところは出来るだけ立ち入らないほうが無難です。

安全性の確保

粒剤に関しては普通の道路では使うことはあまりないと言えるでしょう。

理由としては広い範囲を撒くにはあまりにも少なすぎるためコストがかかりすぎることにあります。

粒剤除草剤の弱点は効き目は長いが広い範囲に負けないことです。

そのため業者などはほとんど除草剤は液体のものを薄めて散布します。

そのため道路に粒剤はほぼ使うことないのでその点は安心できると思います。

駐車場やお庭で使うことは度々あると思うのでその場所を散歩などで通るさいは警戒したほうが良いです。

まとめ

とはいえ上記でも述べた通り現在の除草剤は出荷前に安全性の試験などをパスして出荷されているため安全性は高くなってきていると言えます。

もちろん絶対安全とは言えませんが

除草剤の用法を守ればほぼほぼ影響はないと言えるのではないでしょうか?

それほど症例は聞かなくなってきています。

ただ異常がみられたら必ず病院へ行きましょう。

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除草剤の使用が増えてきている昨今、一人一人が考えた行動をしなくてはいけないね!

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除草剤は労力を少なくしてくれる便利な道具ですが、メリットとデメリットを理解して生活していこう!