こんにちは。
庭木の種類は様々で三者三様選ぶのも変わっていきます。
一概に好みの問題でどれが良くてどれがダメとかは強く言えませんが
庭師目線からこれは庭木には向いていないものをまとめましたので解説していきます。
庭に植えないほうがいい樹木 5選
1.サザンカ
サザンカは数ある樹木で珍しく冬に花を咲かせる樹木で一般的には庭木に人気の樹木であります。
芽吹く力も強く生け垣などにも利用されることも多いです。
花が綺麗だし、庭にあったら映えそうだけど?
そうだね!だけど問題は別にあるんだ!
問題なのは害虫に関してです。
サザンカはチャドクガという蛾の幼虫つまり毛虫に着かれやすい樹木であります。
チャドクガは誤って触れたりしてしまうと皮膚がただれたり、かぶれたり腫れたりしてしまう毒を持っています。
また、特徴として葉の後ろに束になってついて葉を食害(葉をエサにして食べ尽くすこと)することで見た目も非常によろしくないです。
そのため人がよく出入りする場所には植えないほうがいいというのが本音です。
こまめに殺虫剤を撒いたり、あまり人が通らない場所に植えるなどの対策がとれるかたは植えてみるのもありです。
気持ち悪いね‥
植木屋でも近づきたくないよね。こまめに剪定をして風通しを良くしたり、薬剤散布をしたりすれば発生を防げるよ
2.ツバキ
サザンカと同じように冬に花をつける樹木でサザンカの葉っぱよりも大降りな葉っぱなのが特徴で、庭木にも人気があります。
種からはツバキ油が採取でき、刃物とかの手入れに使われることで有名です。
問題点はサザンカ同様チャドクガの被害です。
サザンカ同様に人がよく通る場所(玄関前等)には植えないほうが良いです。
3.ユズ
柑橘系の代表格で実もたくさんなることから庭木として植えているところも多数あるユズです。
実はジャムにしたり、お風呂にいれたり用途様々で人気があります。
ユズ大好き!香りも良いし、ジャムも美味しいよね!
問題点は枝のトゲが鋭すぎることです。
経験したことがあるかたもいらっしゃると思いますが収穫の際などに必ずトゲの餌食になります。
そのトゲは固く鋭くてかなり痛いです。
そのため収穫で苦労するかたがほとんどです。
また、木自体も大きくなるため天辺の実まで届かなくもどかしい思いをします。
もしどうしても柑橘系を楽しみたいかたは
背丈が低いキンカンやトゲがないミカンなどをオススメします!
ユズの鋭いトゲは植木屋でも剪定が厄介で気を遣います。放置しておくとどんどん枝が太くなり、トゲも大きくなるのであまり放置しすぎない方が良いですね。
4.カシノキ
常緑樹の代表格でドングリの木でもあります。
坊主に近い形にしても芽吹きが強くまた枝が出てくるため生け垣に使われたりもします。
問題はその芽吹く力と成長力です。
あっという間に高くなり、枝もボサボサ出てくることから庭に植えるには充分な広さが必要となります。
また、常緑樹なので基本葉っぱはつけたままですがドングリや古い葉っぱを落とすため掃除はする羽目になります。
5.ウメ
春に咲く小ぶりの花が可愛らしい日本の風情代表格のウメです。水戸の偕楽園でシンボルになっているように和風の庭によく合います。
問題は枝がよく伸びすぎることです。
剪定等を行っていてもすぐに太く強い枝が伸びてきてかなりの場所を取ります。
そのため枝の伸びを苦にしないそれなりの敷地の広さが必要となります。
隣同士が近いなどすると枝がすぐに隣家を越えてトラブルになりかねません。
枝はかなり硬いため剪定するのも一苦労です。
ウメはよくお庭にあるイメージだけどね!
和風の家には良く合うんだけどね。 枝が延びすぎて場所を取るのが問題なんだよね!
まとめ
このようにお庭に植えないほうがいい樹木を解説していきました。
今回は条件次第で植えることができたりするため植えるのを100%否定するわけではないので
ご了承ください。
パート1はこちら↓