お世話になります。
洋風のお庭にピッタリなシマトネリコという樹木があります。
緑の丸葉が多く付き、風にそよそよそよぐ姿が涼しさを醸し出します。
また生育良好 丈夫で生命力が強いことから初心者にも育てやすいという特徴があることも人気の要因だと思います。
その生育良好なことが災いし、とてつもなく大きくなりすぎて手に負えなくなるという自体も良く聞くシマトネリコです。
今回施工したシマトネリコも実は
一度除草剤をかけて枯らしてしまった物なのですが
このように一年足らずでこんなにこんもりしてしまうのです。
逆に言えば坊主に近い状態に切ってしまってもまた芽が吹いてボサボサになるという特徴があるということです。
ただ注意するのは
シマトネリコは寒さにめっぽう弱いため強めに剪定するのは真冬以外の時期にします。
真冬に強剪定してしまうと一気に木が弱ってしまいます。
枯らしたい方にとってはその方法もありだとは思いますが
今回は伐採ではなく出来るだけ小さく収めてほしいとのご依頼だったのでそのように施工していきます。
動画を見ていただいて手順を説明していきます。
1.出来るだけ小さくするので根元の方の枝を残す
小さくするので上の方の枝をチョンチョンつまむのはあまり意味がないので
思い切り中まで侵入して強く長い枝は元からとっていきます
残すのは細かい枝です。
2.今回は極限まで小さくするので濃さはかなり薄くする
シマトネリコはある程度枝葉を残した方が綺麗に仕上がるんですが
すぐに大きくなりすぎて繁ってくるので出来るだけ枝数を少なくして薄めに仕上げます。
シマトネリコ
究極極小剪定の完成です。
ほぼ幹元に近いところの枝で残しました。
一見すると切りすぎなんじゃないかと思われると思いますが全然問題ないです。
また一年経つ頃にはボサボサになるでしょう。
ポイントとしては
強い枝は思い切り切ってしまうこと
枝先をつまむだけはしない
元の方の枝を残す
この3点です。
一般的なシマトネリコの剪定も挙げてますのでご参照ください!
普通に小さくする剪定と自然樹形にする剪定は残す枝が違ってくるので自分のお庭にあった切り方をオススメします。
ただシマトネリコは気持ち切りすぎてもすぐに吹いてくるのでご自分で管理される方も思いきって剪定してみてください!