<目からウロコ>伐採 方法 特殊(庭師が教える家庭でも出来る伐採の方法)

お世話になります。

樹木の伐採作業をしてきましたが

伐採場所が少々特殊な場所での作業になりました。

始めに

伐採場所は川の堤防です。

堤防から生えてきた実生木の伐採作業を行いました。

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実生木とは?

本来植える場所ではない また、植えることが出来ないであろう場所から種などがこぼれて木が生えてくることを言います。

木というものは不思議で種が発芽さえ出来ればどんな場所でも生えてきます。

凄まじいですね!

その実生木が大きくなりすぎてしまったので伐採してほしいとの依頼でした。

堤防の伐採は普通の平地と比べて方法が少々異なります。

まず普通の平地と違い木が生えている場所が斜面になります。

そのため普通に切断すると川の中に落ちてしまいます。

川に切った枝を落とすわけにはいかないので方法を手順を追って説明していきます。

※伐採はチェーンソーで行うものとする。

チェーンソーの使い方 伐採方法

1.脚立などを使って切れる範囲の川とは反対側の枝を切る

これは少しでも木自体を軽くするためです。

何故かは後で説明します。

2.川の方向に向いている枝はロープを使って引っ張って切る。

この作業で一番大切な作業です。

ロープの縛る場所やロープの結び方が甘かったりすると川に枝が落ちてしまいます。

1の作業で樹木を軽くしたのはロープで引っ張りやすくするためです。

ロープの結ぶ場所は真ん中よりも上にするのがセオリーです。

サルスベリで解説します↓

ロープワーク図解説

このサルスベリを根元で切る場合は

赤丸の位置にロープを結びます。

いわゆるテコの原理で力がかかる場所から離れた場所を作用点とすると少ない力で枝や幹が引っ張れます。

ロープの結び方ですが

力を加えても外れにくく、尚且つ切った後は外しやすい縛り方がいいです。

縛り方の詳しい解説はこちらから↓

動画解説(ロープワーク編)

youtubeから引用

木を川に落とさないことも大事ですが

何より自分が落ちないように十分足元に注意するようにしてください。

ここまで少し特殊なケースの伐採を解説してきました。

中々このようなケースはご家庭ではないと思います。

そこでここからはご家庭でも出来る伐採な方法を出来る限り解説していきます。

ご家庭でも出来る伐採方法

ご家庭の樹木を伐採する場合ですが、あまりにも高すぎる木はより危険が伴うため業者に依頼した方が良いです。

自分の背丈くらいの物や少し脚立を登れば切れそうな物を切る体で解説していきます。

一般的な伐採のイメージは根元からチェーンソーを入れて一気に倒すイメージをお持ちだと思います。

これは倒す方向や周りに障害物がないか 人がいないか?

など気を遣う箇所が多く危険度が増す仕事になります。

そうではなく木の上部から細かく切り詰めていく方法をオススメします。

そうすれば一回一回の大きさがそれほど大きくなく危険度も上記ほどではありません。

またサルスベリで解説します↓

このように赤で印をつけたところで細かく切っていくと比較的安全に作業できます。

また、運びやすい大きさにあらかじめ切れるため後の掃除も楽になります。

伐採は思いの外 重労働になるため、

どうしても手がつけられないときは業者に相談してみてください!