庭に発生する毛虫は、すべてが危険というわけではありません。しかし中には、触るだけで皮膚炎を起こす危険な毛虫も存在します。この記事では、庭師の現場経験をもとに、庭に出る毛虫の種類・危険度・正しい対処法を初心者向けに詳しく解説します。
目次
庭に出る毛虫は種類によって危険度が違う
毛虫トラブルで多いのが、「よく分からずに触ってしまった」「ほうきで払って被害が拡大した」というケースです。毛虫は種類によって毒の有無や強さが大きく異なります。まずは危険な毛虫と比較的安全な毛虫の違いを知ることが重要です。
危険な毛虫の種類(要注意)
チャドクガ(最も危険)
- 発生時期:5〜6月、9〜10月
- 主な木:ツバキ・サザンカ・チャ
- 危険度:★★★★★
チャドクガは、目に見えない毒針毛を大量に持つ非常に危険な毛虫です。風で毒毛が飛散し、洗濯物や衣類にも付着します。
症状:強烈なかゆみ・赤い発疹・数日〜2週間続く皮膚炎
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イラガ(電気虫)
- 発生時期:6〜9月
- 主な木:カキ・サクラ・ウメ
- 危険度:★★★★☆
イラガは触ると電気が走るような激痛がある毛虫です。小さくても毒性が非常に強いため注意が必要です。
アメリカシロヒトリ
- 発生時期:6〜10月
- 主な木:サクラ・ハナミズキ
- 危険度:★★★☆☆
集団で発生し、葉を食い尽くします。毒は弱めですが、見た目の不快感と大量発生による被害が問題になります。
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比較的安全な毛虫
- モンシロチョウの幼虫
- アゲハチョウの幼虫
- ヨトウムシ
※毒はありませんが、衛生面の観点から素手で触るのはおすすめしません。
毛虫を見つけた時の正しい対処法
絶対にやってはいけないNG行動
- 素手で触る
- ほうきで払う
- 高圧洗浄で吹き飛ばす
毒毛が飛散し、被害が拡大します。
安全な駆除方法(庭師が実践)
- 防護手袋・長袖・マスク着用
- 殺虫スプレーで動きを止める
- 枝ごと剪定して袋に密閉
- 自治体ルールに従って廃棄
触ってしまった時の応急処置
- ガムテープで毒毛を除去
- 石けんで優しく洗う
- 症状が強ければ皮膚科へ
毛虫を予防する方法
- 定期的な剪定
- 風通しの改善
- 春・秋の予防薬剤散布
業者に頼むべきケース
- チャドクガが大量発生
- 高木で手が届かない
- 子ども・ペットがいる家庭
無理な自己処理は危険です。専門業者に依頼する方が安全で結果的に安く済むケースも多いです。
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