竹藪の開拓|現役庭師が竹の種類・安全な伐採方法を初心者向けに解説

お世話になります🙇
今回は、お客様からご依頼いただいた竹藪の伐採・開拓作業について、現役庭師の目線で詳しく解説します。

竹は本当に成長スピードが早く、
少し植えただけでも、数年後には住宅より高く密集した竹藪になることも珍しくありません。

実際に現場では、

  • 電線を超える高さ
  • 家の基礎の下に入り込む根
  • 人が入れないほどの密集

といったケースも多く、
「自分では手に負えない」というご相談が年々増えています。


竹の種類|マダケとモウソウチクの違い

一見どれも同じに見える竹ですが、実はしっかりと違いがあります。

マダケ(真竹)の特徴

  • 濃い緑色
  • 繊維が比較的薄く、しなやか
  • ツヤがあり、見た目がきれい
  • 籠・建築材・包装材など幅広く利用

👉 加工・工芸・建材として最もよく使われる竹

モウソウチク(孟宗竹)の特徴

  • 全体的に白っぽい緑色
  • 繊維が肉厚
  • 節の下が白く見える
  • たけのこが採れる種類

👉 太くて重く、放置すると非常に危険になりやすい


竹藪が危険な理由|放置するとどうなる?

  • 電線・建物への接触
  • 台風や強風で倒竹
  • 害獣・害虫の住処になる
  • 景観悪化・近隣トラブル
  • 根が建物の基礎下に侵入

👉 早めの対処が重要です。


竹の伐採は危険!初心者が知っておくべき3つの特徴

① 中が空洞

➡ チェーンソーの刃が挟まりやすい

② 表面がツルツル

➡ キックバック(跳ね返り)が起きやすい

③ とにかく高い

➡ 倒れる方向を誤ると重大事故につながる


安全な竹の伐採方法(チェーンソー使用時)

※危険作業のため、無理は絶対にしないでください。

  1. 倒したい方向に「受け口」を作る
  2. 反対側から、刃の根元でしっかり切る
  3. 受け口方向へ倒す

👉 伐倒方向には絶対に人を入れない

電線・建物が近い場合は、
高所作業車・重機が必要になるため、必ず業者に依頼しましょう。


竹の抜根(根っこ処理)について

  • 建物の下に潜り込む
  • 基礎を持ち上げる
  • 地中でどんどん広がる

今回はバックホウ(重機)で根こそぎ撤去しました。

家庭では難しいため、

  • 重機による抜根
  • 除草剤による抑制

が現実的な対策になります。

※除草剤は周囲の植物・環境に十分配慮して使用してください。


その他の代表的な竹の種類

クロチク(黒竹)

  • 黒いまだら模様
  • 繊維が細かい
  • 籠・装飾用に人気

シノチク(篠竹)

  • 河川敷に多い
  • 節間が長い
  • 笛などの楽器にも使用

竹の活用|竹垣(建仁寺垣・四つ目垣)

建仁寺垣(けんにんじがき)

  • 割った竹を縦に並べる
  • 高級感があり、和風庭園に人気

四つ目垣

  • 丸竹を十字に組む
  • シンプルでDIY向け

まとめ|竹藪は早めの対処が重要

竹は成長スピードが非常に早く、放置すると、

  • 手がつけられない
  • 危険度が上がる
  • 費用も高くなる

という悪循環になります。

「まだ大丈夫」ではなく、早めの管理・伐採がおすすめです。