<カヤ(カヤノキ)剪定> 庭師がカヤをスッキリさせる剪定のコツを解説! 

お世話になります。

庭木の剪定が忙しい時期になってきましたが今年もまた色々剪定、刈り込み等お手入れさせていただいております。

そこで今回はカヤノキの剪定について解説していきます。

カヤはどんな木なのかといいますとマツやヒノキなどと同じ針葉樹に属されます。

その名の通り葉っぱがマツのように鋭く、さらに固いため触れるだけでチクチク痛いです(泣)

カヤの葉っぱ

剪定の際に痛い思いをしながら進めていく訳ですが写真の通り三又に枝葉が延びているため方向の良い枝の剪定が少し難しく迷う場合もあります。

優先的に切る枝は枝の内部の不要枝です。

これだけで大分中が透けてスッキリします。

強すぎる枝は切って中の細い枝があれば更新するのが良いですが、

ボサボサ小枝が伸びている時はそこまで詰めるとまたボサボサになってしまうので長めの枝は残し、そこを輪郭の先端として合わせていくのが良いでしょう。

この枝で説明していきます。

オレンジで囲んだ枝はそれぞれ忌み枝ですので除去して放射状に伸びている枝を残すようにします。

このように各枝先毎に

1.内部の忌み枝除去

2.輪郭線上の長めの枝は放射状に出ている枝を残す。

2の時に枝先が三又に分かれている枝が多くあります。

剪定の基本通り正直に真ん中を抜いてしまうと枝の出方からしておかしな枝の作りになってしまいます。

方向によって三又の中の右側かひだりがわの枝を抜くことで角度的に ちょうど良い枝の形になります。(おかしくないなと思えば三本そのまま残してもオッケーです。)

このようになります。

3本残している部分と2本で枝を作ってある部分が何ヵ所も出来て完成します。

前述の通り葉っぱが痛くチクチクするので剪定の際は長袖、手袋の着用をオススメします。

鋭いトゲでも痛くない↓