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この仕事をしていると多くの種類の木に携わることがありますが庭木に比較的人気のある樹木というのは大きく分けて2つあると言われていて陰樹と陽樹と呼ばれるようです。
陰樹 陽樹とは
陽樹とは
陽樹というのは生育に最低限必要な光合成量が比較的多いタイプの樹木の事を言い、簡単に言うと生育には太陽の光が必要不可欠だということです。
陰樹とは
陰樹というのは、光に対する要求が低い樹木の事を言います。簡単に言いますとそれほど太陽の光を必要とせずとも生育していける樹木の事です。
最低限必要な光合成量が少ないため、比較的暗い場所でも成長が可能です。そのため、陽樹が生育できないような場所でも生育が可能であると言われています。
一般的に陽樹は比較的よく日が当たる庭の正面などに多く使われているケースがほとんどです。
逆に陰樹は、庭の裏や高木の下と言ったように日が当たりにくいところに植えてあることが多いです。
比較的、常緑樹は陰樹の物が多いとされ陽樹は落葉樹が多いとされています。
陰樹の種類
陰樹の主な種類として
アオキ、アジサイ、カシ、ゲッケイジュ、サカキ、サザンカ、シイ、ジンチョウゲ、スギ、センリョウ、ツバキ、トチノキ、ナンテン、ヒイラギ、ヒノキ、ブナ、マサキ、モチノキ、モッコク、ヤツデ、などが挙げられます。
陽樹の種類
陽樹の主な種類として
アカマツ、イチョウ、ウメ、エニシダ、オウバイ、カキ、カシワ、カナメモチ、カラマツ、クリ、クロマツ、ケヤキ、ザクロ、サツキ、サルスベリ、シラカンバ、ソメイヨシノ、ツツジ、ドウダンツツジ、ネコヤナギ、ボケ、ボタン、ポプラ、ミカン、ムクゲ、モモ、などが挙げられます。
こうして見てみると陰樹は背丈が低いものが多い感じがしますし、陽樹は背が高くなる樹木が多い感じがします。
その樹木の特性によって樹木の形態も違ってくるのは非常に面白く興味深い点ですね!
剪定は?
剪定面で言いますと陽樹は強剪定でも耐えられる傾向があります。(マツは例外)
陰樹は葉っぱを多めに残して濃いめに剪定して管理すると良いです。ちなみに陰樹がスカスカになるほど薄い剪定をしてしまうと枯れてしまう物が多いと言われているのでご自分でやる場合は少なくしたいからと言って多く枝を切らないように気を付けましょう。
まとめ
ここまで陰樹、陽樹について解説していきました。
陰樹は日陰でも比較的育ち、 背丈がそこまで高くないもの。(例外もあり)
陽樹は日向を好み、比較的背丈が高くなるもの。(例外もあり)
このように理解しておくといいと思います。
この陰樹と陽樹の考え方は新たに庭に樹を植えたいとなったときに非常に重要になってくる考え方です。陽樹を日陰に植えてしまうとよく成長しませんし、陰樹を日当たりの良い場所ばかりに植えてしまっても庭全体のバランスが崩れます。
樹木を最大限生かすために樹の特性を知って庭木を管理していくことが大切になってきます。