透かし剪定(スダジイ編 シイ類の剪定方法を解説します!)

お世話になっております🙇

コロナの恐怖に怯えながら年の瀬のお手入れに励んでいる今日この頃です。

今回はスダジイを剪定しました。

こちらですね。

一年に一度手入れしているので新しく出た強い枝が吹いています。

スダジイはこの時期にも葉っぱが付いていますので常緑樹になります。

よく公園や庭園に植えられている樹木で、高さも放置しておくとかなり大きくなります。

なので植えるには充分なスペースが必要となります。

また材が硬く、耐潮性が強いため海辺にも使われたりすることもあります。丈夫で日本では幹周が10mに達するにまで成長したものも確認されているようです。

成長すると樹冠がドーム型になると言われていてスダジイ林を上から見てみるとブロッコリーに見えるという面白い特徴があります。

さらにドングリがとれる木としても有名です。

ドングリが取れる木はいくつかあります。

その中で美味しく食べられるドングリやあまり食に適さないドングリがあることはご存知でしょうか?

いくつか紹介していきます。

コナラ、ミズナラから取れるドングリ

一般的なドングリはこの樹木から取れると言われていますがタンニンと呼ばれるアクが豊富に含まれていて生食には適さないと言われているドングリです。使用する際はアク抜きを良くして粉末状にして料理に入れることがあるようです。

シイ、マテバシイなどのドングリ

これらは比較的タンニンが少なく生でも食べることが出来るドングリです。

特にマテバシイから取れるドングリは縄文時代にクッキーにして食べられたとされる逸話があるほど美味しいとされています。

街を散策してこれらの木を見つけたらドングリを拾って食べてみてください(笑)

さて肝心の剪定ですが述べた通り新しく出た強い枝を詰めて枝元の方の細かい方向の良い枝を残すように剪定します。

残したい場所に小枝がなかったり方向が悪い枝しかないときは太い枝を途中で切り詰めるのもオッケーです。

こちら剪定後です。

枝葉は残しめでチラチラ外観が透けて見えるくらいの濃さで剪定しました。

あまり枝数を少なくしてしまうとより強い枝がたくさん出てきやすいので栄養分が各枝に分散するように枝を多めに残しました。

切りすぎて枯れてしまうのも問題ですが切りすぎてさらに強く出てくるのも大変です。

木の特性を生かして剪定法を変えていく必要があります。