お世話になっております!
2020年も残り1ヶ月を切り庭師も暦のとおり師走になり気張っております。
今日も個人邸の一本!ということでヒマラヤスギを剪定してきました。
ヒマラヤスギとは
ヒマラヤスギは普通の杉の木と違って針のような形をした葉になっておりほとんどが5 cm程の長さで、時には7 cmに達することもあります。
こちらがヒマラヤスギです。
スギと違って明るい緑色の葉っぱで針のようになっております。
ヒマラヤスギはとして公園や大きな庭園に植樹されています。大きくなるためあまり一般家庭では植えませんが例外もあります。-25℃以下で生育することは難しいとされている暖かい気候を好む樹木です。
ちなみにこのヒマラヤスギは巨大化するのを防ぐため頭を切って高くなりすぎないようにしています。
ヒマラヤスギの材は耐久性に優れ、腐りにくいため良質で緻密な木目は磨けば美しいつやが出ます。歴史的には、寺院とその周辺の造園に使われたことがよく記録に残っているほどです。
そんなヒマラヤスギですがこのお宅では庭の周りに植えてあり合計15本剪定をしたわけですが剪定するのも中々大変で、何より葉がチクチクして痛いのが特徴です。
またマツ程ではないですがヤニが出てくるので手や服がべたべたになりますし、それにより手袋が真っ黒になります。
葉自体は柔らかいんですが針のようになっているため素肌に触れるとチクチクします。今回は一年に一回の手入れなのでクリスマスツリーのように葉を多めに残すのではなくある程度薄く剪定していきます。
ポイントとしては下に垂れ下がった細かい葉っぱを多く残すようにすることです。こうすることで柔らかさが出ます。
具体的に図解していきます。
図解説
まっすぐの強い枝も多くありますが出来れば柔らかい下に垂れ下がった葉っぱを残すように。場所によっては強めの枝を切り詰めても良いです。
この場合は下に垂れ下がった方向の良い放射状の枝を残すのですが
このように赤い線の方向に伸びている枝を残すようにします。
オレンジ線は場合によっては小枝の方向は良いので残してもいいですがここでは大本の枝自体が木と逆に出ているので元から切ってしまいます。
動画解説
枝先を揃える際に細かい枝が無数吹いていて逆方向に伸びている枝や下に垂れすぎている枝もあるのでそれは切り取ってしまいます。
剪定順序 方法
ヒマラヤスギ剪定の順序のまとめとしては(個人差あり)
1.枝の内部の忌み枝(木と逆に向いている枝や下に向きすぎている枝、方向がバラバラな枝、強すぎる枝、ごちゃごちゃした小枝)を取り除く
2.ある程度枝先がスッキリしますので弧を描くような放射状の細い枝を残す
垂れすぎている基準は弧を描いている感じではなく直に真下に伸びている枝を指します。
全ての枝の整理が終わるとこんな感じです。
ぶつ切りのように切っても葉っぱは吹いてきますが次の年に新しい葉っぱでごちゃごちゃになり剪定しづらくなるのでできるだけ枝を残すようにして剪定すると将来的に楽です。
ヒマラヤスギはどんな感じかわかったけど花粉とかで騒がれるそもそも一般的なスギはどういうの?と言う質問もあると思います。
色々なヒマラヤスギ
こちらがスギになります。
ヒマラヤスギと比べると葉の色が違うのがわかると思います。
よく花粉症で悩まされる樹木でもあります。
双方似てもいますが意外と違っています。そんな違いを見つけて眺めるのも面白いかもしれません。
ちなみに枝葉がもっと密になってくるヒマラヤスギもあるみたいです。
こちらは先日土木施工管理技士の試験で行った青山学院大学のヒマラヤスギです。
自然にこうなったのか仕立てたのかはわかりませんが雄大で綺麗に密に生え揃っていて綺麗でした。
何でもクリスマスシーズンにはクリスマスツリーとして機能するそうです。
それが終われば箱根駅伝を暖かく見守ってくれるんですかね?