庭木剪定(サルスベリの剪定を公開 解説!)

お世話になっております🙇

12月に入り個人邸に入る機会が多くなり始めました。皆さん新年を迎える前に庭を綺麗にしておきたいという考えの元だと思います。

そんなことでこの時期の植木屋さんは皆大忙しで目が回る時期となります。

今回はサルスベリの剪定になります。

サルスベリは非常に強い樹木で丸坊主にしても新しい枝が吹いてくるほどです。そのため単純に新しく出た枝を元で切ってまた坊主にする剪定で成立するので初心者でも簡単な樹木と言えます。

花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園に植えられます。

サルスベリという名前はすべすべした感触の樹皮が猿も滑りやすいというところから名付けられたと言われています。ただ諸説だと猿はいとも簡単に登って行くようです。

しかしながら簡単な分切った後のデメリットもあります。

1.何回も同じところで切り詰めるので切った患部がコブになる

これは何回も同じところで切ることでその場所がどんどん大きくなりコブのようになります。

こうなると非常にゴツゴツして見た目の印象が悪くなります。

2.切った患部から無数の枝が出る。

これは患部から多くの枝が吹くことにより作業に手間がかかってしまいます。

単純に詰めればいいので何も考えなくて良い点はありますがどうせならきちんと枝を作って美しく見せたいと思うのが性です。

まずはコブになった場合はどうするか?

コブのところで切り詰めるといつまでも同じところから吹いてくるのでコブの下で枝ごと切り落としてしまいましょう。

そんなことしたら切ったところからまた吹いてくるのでは?

そのとおりです。切った患部の回りから枝が吹いてきます。

さっきと変わらないのでは?

今度は坊主にするのではなくその出てきた枝を2~3本残してその枝を少し切り詰めましょう。

こんな感じで枝が出てくるので

こんな感じで切り詰めます。

こうして年毎に徐々に枝数を増やしていくことで小枝が多く風格のあるサルスベリになります。

もちろん好みがあるので丸坊主が好みという方は丸坊主に剪定するのも間違いではありません。

どのやりかたでも表現の仕方は自由なので色々な角度から庭木を楽しめるといいと思います。