お世話になっております!
毎度お馴染みになりました草刈り等の除草作業ですが、草にも種類がありましてドクダミやスギナ、セイタカアワダチソウ、ブタクサ等々挙げればきりがないですがどの草も繁殖力が強いという共通点があります。
そして今回、またもや厄介な草と対峙してしまいました。
オヒシバとは
この横に蔓延った芝生のような草が中々厄介なオヒシバという草です。
実はこの場所一度除草剤をかけました。オヒシバの周りは茶色に色が変わって枯れているのがわかると思います。
それでも!このオヒシバは残ってしまいました。でかでかと存在感を示しながらです。
もうこれは普通に除草剤を撒くだけではダメだとそう決めました!
オヒシバ根絶大作戦です。
オヒシバ根絶手順
まず手順として
1、オヒシバで蔓延っている場所を肩掛け式の草刈り機で刈って背丈を低くする。
背丈が高いままだと除草剤が全体にかかりきらず枯れきれず目立ってしまいます。低くすることでまんべんなく薬剤がかかりやすくなります。
2、除草剤の倍率を上げる
除草剤は水で薄めて使うタイプがほとんどで大体の草は200倍ほどの希釈で使うことが多いです。コスト的に少しもったいないですが原液の量を増やして倍率を上げることで中々枯れない草をピンポイントで枯らす方法もあります。
ただ原液は強力な物が多く皮膚に触れたりすると被れたりすることもあるのでできるだけ一般的な希釈で使うようにします。
今回はこの2つの方法で除草しましたが恐らく綺麗に枯れてくれると思います。
除草剤について
ところで草によって除草剤が効かないものがあるってご存知ですか?
例えばスギナという草。
こちらですが今コマーシャル等でよく見るラウンドアップという除草剤。
ラウンドアップ
こちらなんですが非常に重宝されていてあらゆる草を根ごと枯らしてくれる優れものです。
ただ大体は200倍くらいの希釈で使うのですがスギナを枯らすためには50倍の希釈が必要になります。正直そこまで希釈を濃くすると原液がすぐなくなってしまい、コストがかかってしまいます。
そこで別の除草剤を組み合わせて枯らす方法をよく使います。
私たちはMCPPと呼ばれる除草剤を組み合わせます。
MCPP
こちらです。MCPPも非常に重宝されています。イネ科以外の草を枯らすのでなんと芝生の中にも使える優れものです。スギナも枯らしますしラウンドアップほど強力ではないので使いやすい除草剤といえます。
ただラウンドアップよりも効果が弱いのが弱点です。
ただこの2種類を組み合わせれば効率良く様々な草を枯らすことができます。
他にも除草剤は種類があり用途や草の種類によって使い分けます。除草剤全てが同じではないんですね!
ラウンドアップとMCPPを混ぜてオヒシバに散布した結果
確かにある程度は黄色くなり、枯らすことはできました。
ただ所々青々している部分もあり、完全に枯らしたかと言われると疑問なところです。
どうしたもんかと農協の方や同業の方に相談してみました。
そうするとオヒシバにはこれを使え!と言わんばかりの最強の除草剤を見つけました!
最強の除草剤 ザクサ
このザクサです。
この除草剤はスギナやツユクサもちろんオヒシバといった頑固な雑草も綺麗に枯らしてくれます。
また、成分が自然界において容易に分解されることから、環境に与える負荷が小さいことが特長となります。
環境にも優しく、草にも効く
正に追い求めていた除草剤です。
詳しくはこちらからご覧いただければと思います。
ザクサ液剤
http://www.greenjapan.co.jp/zaxa_e.htm
ただこのザクサ ネックなのはやはり金額です。
主に2リットルの大きさの物が市場に出回っていますが大体¥7000~¥8000ほどの金額がかかります。
ラウンドアップは5リットルで¥10000~¥12000程なので2リットル計算で
大体¥4000~¥5000程なのでやや割高になります。
環境に優しいバスタ液剤は
5リットルで¥15000程です。
ザクサは6リットル販売で¥20000超することからこれも割高であると判断できます。
ただ効き目は抜群なのでコストに目をつむり利用するか、他の除草剤を使うかはケースバイケースで判断していくといいと思います。
より効果が出るようにオヒシバへの散布方法もコツがあります。
上手な散布のコツ
オヒシバは髭のように放射状に草が伸びるのが特徴です。
効かせるために草全体にかけようとするのが一般的ですが
オヒシバはそうは行きません。
逆に全体にかかりきらずに残ってしまうからです。
オヒシバは放射状に出ている草の根元をたどり、中心へかけることで全体に効いてきます。
また、散布する量も抑えられ経済的です。
散布動画↓