お世話になっております🙇
現役庭師が、庭木の支柱の目的・種類・正しいやり方を初心者の方にもわかりやすく解説します。
「なぜ支柱を立てるの?」「どんな支柱があるの?」「やらないとどうなる?」といった疑問を、この記事で全て解決します。
目次
支柱の目的とは?なぜ必要なのか
支柱の最大の目的は、植栽直後の樹木を安定させ、根付くまで倒れないようにすることです。
- 強風による倒木防止
- 根の活着(根付き)を助ける
- 幹が傾くのを防ぐ
- 樹形をきれいに保つ
特に植えたばかりの木は、根がまだ十分に張っていないため、風で簡単にグラつきます。 その状態が続くと、根が切れたり、最悪の場合は枯れてしまう原因になります。
支柱をしないとどうなる?
支柱を立てないと、以下のようなトラブルが起きやすくなります。
- 強風で倒れる
- 根が切れて活着しない
- 幹が曲がったまま育つ
- 見た目が悪くなる
結果的に、せっかく植えた庭木が弱ったり、枯れてしまうこともあるため、支柱はとても重要な作業です。
支柱の種類一覧(代表的な支柱)
庭木の大きさ・幹周・用途によって、使う支柱の種類が変わります。
二脚鳥居支柱
今回ご紹介するのが、この二脚鳥居支柱です。
- 幹周:9cm~29cm程度
- 中低木〜中木向け
- 見た目がきれい
二本の杭で鳥居の形を作り、樹木を前方向から支える支柱方法です。
三脚鳥居支柱
- 幹周が太い樹木向け
- 強風対策に強い
- 大きな庭木・高木向け
添え木支柱
- 小さな庭木
- 軽い補助用
- 低コストで施工可能
二脚鳥居支柱のやり方(基本手順)
ここからは、二脚鳥居支柱の基本的な施工手順を解説します。
① 杭を打つ
規定の長さにカットした杭を、左右にしっかり打ち込みます。
地上に出る部分は約950mm、埋設前は約1800mmが目安です。
② 横木を取り付ける
横木を取り付け、樹木が正しい位置に立つよう調整します。
③ 杉皮+シュロ縄で固定
幹に杉皮を巻き、その上からシュロ縄で綾掛けにします。
杉皮を巻く理由は、幹を傷つけないためです。 これをしないと、縛り部分が食い込んで木を傷めてしまいます。
④ 添え木の設置
必要に応じて添え木を設置し、幹・中・下の3点で固定します。
プロが使う支柱・資材(おすすめ)
現場でもよく使われる、信頼性の高い園芸資材をご紹介します。
DIYでもプロ品質で施工したい方は、以下を選ぶと失敗しにくいです。
おすすめ園芸用支柱(竹・鋼管)
- タカショー 竹支柱(太さ16mm〜20mm)
- 第一ビニール 鋼管支柱 イボ付タイプ
おすすめシュロ縄
- タカショー シュロ縄 3mm
- ユタカメイク シュロ縄 3mm(コスパ重視)
おすすめ杉皮・幹保護材
- 杉皮(幹当て用 園芸資材)
- 幹保護テープ(代替品としても可)
支柱で一番大事なポイント
支柱作業で最も重要なのは、強すぎず・弱すぎず固定することです。
- きつすぎ → 幹が傷む
- ゆるすぎ → 支柱の意味がない
また、結び方(イボ結び・綾掛け)も仕上がりの美しさに大きく影響します。
文章だけではわかりにくいポイントも、動画なら一目で確認できます。
まとめ:支柱は庭木を守る重要作業
支柱は、ただ木を支えるだけでなく、庭木の健康と美しい樹形を守るための重要な作業です。
- 植栽直後は必ず支柱を立てる
- 樹木の大きさに合った支柱を選ぶ
- 正しい縛り方で幹を守る
見た目も美しく、しっかりと施工された支柱は、庭全体の完成度も高めてくれます。
