庭木が突然枯れ始めた、幹に小さな穴が空いている、木くずが根元に落ちている——。 その原因はテッポウムシ(カミキリムシ幼虫)かもしれません。
本記事では、テッポウムシ対策の基本から具体的な駆除方法、再発防止策までを初心者向けにわかりやすく解説します。 造園現場でも実践している方法をもとに、確実に対処できる内容にまとめました。
テッポウムシとは?正体と発生時期
テッポウムシとは、カミキリムシ類の幼虫の総称です。成虫が幹に卵を産み付け、 孵化した幼虫が木の内部を食い荒らします。
- 発生時期:5月〜8月(成虫の産卵期)
- 被害が出やすい時期:夏〜秋
- 被害木:ドウダンツツジ、モミジ、サクラ、ウメ、カエデ類など
内部から食害するため、発見が遅れると枯死につながる厄介な害虫です。
テッポウムシ被害の見分け方
① 幹に小さな丸い穴が空いている
直径5〜10mmほどの穴が空いていれば要注意です。
② 木くず(フラス)が出ている
幹の根元におがくず状の木くずが溜まっている場合、内部で幼虫が活動しています。
③ 葉が急に枯れ始める
水不足ではないのに部分的に枯れる場合、幹内部の食害が疑われます。
テッポウムシの駆除方法【確実に仕留める手順】
方法① 針金で物理的に駆除する
最も原始的ですが即効性があります。
- 穴を見つける
- 細い針金を差し込む
- 中で動かして幼虫を突き刺す
※木を傷つけないよう注意が必要です。
方法② 殺虫スプレーを注入する(おすすめ)
市販のテッポウムシ専用スプレーを使用すると効果的です。 ノズルを穴に差し込み、内部に薬剤を充填します。
ポイント:注入後は粘土やテープで穴を塞ぐと効果が持続します。
方法③ 被害枝を剪定する
枝先まで食害が進んでいる場合は、被害部分を切除します。 剪定後は必ず癒合剤を塗布してください。
テッポウムシ対策|予防が最重要
実は駆除よりも予防が圧倒的に重要です。
① 幹に予防スプレーを散布
5月〜6月に幹全体へ散布すると、成虫の産卵を防げます。
② 木を弱らせない管理
- 適切な剪定
- 水はけ改善
- 肥料の与えすぎを避ける
弱った木ほど狙われやすいのが特徴です。
③ 定期点検を行う
月1回の幹チェックで早期発見できます。
よくある質問(FAQ)
Q. テッポウムシは自然にいなくなりますか?
基本的に自然駆除は難しく、放置すると枯れるリスクが高いです。
Q. 被害木は復活しますか?
早期発見なら回復可能ですが、幹を一周食害されると枯死します。
Q. 何年も繰り返し発生するのはなぜ?
成虫が周辺環境に定着している可能性があります。毎年予防が必要です。
まとめ|テッポウムシ対策は「早期発見+予防」が鍵
テッポウムシ対策で最も重要なのは以下の3点です。
- 木くずを見逃さない
- 穴を見つけたら即駆除
- 5〜6月に予防散布
放置すれば大切な庭木が枯れてしまいます。 定期チェックと予防管理を徹底し、美しい庭を守りましょう。
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